一昨年の12月に、金ちゃんと初めて出会ったのは
茨城のセンターでした。

収容部屋にワンコが沢山いて…
その頃は、まだ殺処分されてしまう可能性があって
すぐに心配になりました。
金ちゃんは、首に大きな腫瘍がありました。
許可をもらいセンター職員さん付き添いの元に
収容部屋に入りました。(感染症防止に長靴に白衣をまとい、収容部屋の出入りには、必ず長靴は、ビルコン消毒してからです)


金ちゃんが真っ先に私に近寄り尻尾ふりふり
ご挨拶してくれました。
他の子達は、不安そうに部屋の片隅に集まって
こちらを見ていました。

何しにきたのかを
みんなが恐る恐る伺っていて緊張が走る中
金ちゃんだけが、嬉しそうな笑顔をして
走ってきたのです。

連れ出してくれると思ったのか
おやつをもらえると思ったのか
撫でて欲しくて歓迎してくれたのか
真意はわからないですが
金ちゃんは、誰かが会いにきてくれた、と
純粋に喜んでくれてるようでした。



何とか出してあげたいと思って
お仲間のボランティアさんに相談しました。
ワンニャンを沢山保護してるお仲間なので
更に預りを頼むわけにいかないので悩みました。
腫瘍があるシニア犬だけど
人懐こい、可愛い女のコがいてと
話だけでも聞いてもらっていました。

里親さんで私を応援して下さってるママさんが
金ちゃんを預りますよ、とお声を掛けてくださり
、搬送しますよ、と搬送ボランティアさんが
引き受けてくださり、金ちゃんを無事に引き出すことができました。