右→右→右→右→右→


逃げ出した 


感覚 ドラマチック kill ドラッグ


にやられて 目を閉じる


世界も が 支配の midnight


風は 靡く このまま endless


扉の を なくす前に


go up with you


go up with you


タンバリン 破けて ジャラジャラ 


ピストル 壊れて こめかみぶち抜く ダンス


右→右→右→右→右→










ぐらぐら ニコチンは薔薇の花


ゆらゆら あなたは空の上


 

いつかの夢は銀河に呑まれて流れて揺れる


あの日の君は幻想にまぎれて炎に揺れる



このまま 静かに 消えて


このあと 宇宙の 小旅行



時計は止まり 宇宙は流れる


君の想いと 僕の想いは


永遠の天の川



それが種だった。ある種”愛”という名の。


僕は、5メートル離れてこちらを見ていたもう一人の自分とベルタを探した。

この気持ち悪い種は何なのか。

そんなことはもうどうでも良かった。


ただ、ベルタともう一人の自分の行方を知りたい。


死んでいる研究員の女の横を見ないで通り過ぎた。

すでに血が一面に広がっていた。


通り過ぎた瞬間、死んだはずの女が動いたような気がした。

僕は反射的に後ろを振り向いた。


女がいない。


とてつもない寒気が僕を襲った。

次の瞬間背中に激痛が走った。

何が起きているのか自分でもわからなかった。

ゆっくりと床に倒れていく。

目が霞む。


『・・・もう終わり??・・・』

頭の中でまた誰かがしゃべる。

『種を飲みなさい。』


必死に目を凝らす。

死んだはずの女研究員が血まみれで笑いながら

銃口を僕のこめかみにあてる。



「かちっ。」



「ごめんね。」


女の声だ。

その後銃声が響く。