道化師の幽体離脱 -17ページ目

独白

人の死なんて

ただのイベントだろう?

そんなに欲しがるなよ




アクロス・ザ・ユニバ-ス [Blu-ray]

全編に溢れるテーマは、ジュードとルーシーを中心とした「愛こそはすべて」。

最初にビートルズの楽曲ありきで作成されたストーリーであり(歌詞の内容がシーン毎にパズルのように嵌まる)、
それを慮れば脚本の多少の粗さは瞑目できよう。

何十曲ものナンバーの畳み掛けはそれほど説得力があり、感動がある。
ミュージカルが苦手な自分でも充分楽しめた。

ただ惜しむらくは、作品のタイトルでもある「Across the Universe」の使われ方が、中途半端で勿体なかったことと(エンドロールに再び流れてほしかった)、ミュージカルらしい大団円に相応しい「All You Need Is Love」をもっと長く聴いていたかったことかな。そこの部分が-1☆。

でもクライマックスの「Hey Jude」~「Don't Let Me Down」~「All You Need Is Love」の流れには、自然と感動の涙がこぼれる。

サントラ盤(二枚組)もこの流れを守っているらしい。買っちゃおうかな。
 

この世界が醜く終われば ─Suicide Note Part 1─ (7/4)

神は何故あんなに醜い生き物を創ったのだろう。

世界はいつの間にこれほど醜い物に囲まれていたのだろう。

その醜さに群がる醜い物たちは、なにが欲しいんだ。

鏡の姿を見ろよ。

いっそのこと幸福な奴隷たちの美しい死によって、

この世界が醜く終わればいいと思った。

Panteraの「Suicide Note Part 1」が奏でられながら。