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つねまつかほぶろぐ

劇団S.W.A.T!常松花穂(つねまつかほ)の日記です。

無事、『MASKED HEROS』全公演終演いたしました。
御来場、御声援、有難うございました。


いつもなら、この文言を添えて、抜け殻になって、また次に進んでたんですけどね。

今回は全然、なんて言うか気持ちが違うので、
ブログ書きます。散文です。思ったままです。長いです。



四月にS.W.A.T!の公演が中止になり、そのまま自粛生活に入りました。
公演が中止になったこと、その時の不安、ショック、先の見えない感じはこの前書いたっけ?
書いたと思うんですけど。
で、なんや珠ちゃん(藤原珠恵)と会おうってなって、「一本書いてー」って言われ、
「私も出たーい!」
「是非、出てー!」
ってな流れがあって。

その時の珠ちゃんの想い、意思に賛同して集まった我々でした。
「劇場が開いてるんだから!」
そう。そこなんです。

緊急事態宣言が解除されるも、公演中に感染者数が100人を越え、それでももう経済活動は止められない空気。夜の街。夜の街。夜の街。
公演中止にされちゃうの?とヒヤヒヤしながらも迎えられた千穐楽です。
なんで、法を犯すような事は何もしてないのに、こんな気持ちになるのでしょう。

舞台を公演予定通り行うことが、
一回、
当たり前ではなくなった。
でも、行った。行えた。
結果、
劇場キャパシティ半分以下のお客様からいただいた拍手。
その拍手が私の耳には
いつもの倍の倍くらいの大きさで聴こえてきました。
感謝でしかありません。
勿論、足を運んでくださっただけで。

初心にかえる
とは、違うかもしれません。
でも、改めて、
演劇の芝居の舞台の
素晴らしさを肌で感じて。

MAJIで、
初舞台じゃないんだから、
カーテンコール泣くなんて、
え?YABAIな、、、
あれ?オカシイ。
泣いちゃう!!
いや、お客様の前では堪えましたよ。

もう、来てくださってる時点で選択されてますもん。作品の内容はさておき。
そりゃ、そうだ。観なきゃ分かんないか。

だから、選択なんですね。
選択しなきゃなんです。自分自身で。
演る選択、観る選択をした人が劇場で会えた。
ってところに涙がチョチョ切れたのかもしれません。
生きるには容易くないですね。人生は。
今は雨ですら生活を脅かしてくるんだもの。

舞台はナマモノです。
始まったら終わります。
演る選択をさせてくれた珠ちゃんとそれに賛同してくれた仲間たち、観に来てくれたお客様に深く感謝を申し上げ、次に進みます。
進むことができるのも嬉しい話です。

あー、まとまってなーい。
こんな取り留めのない文章を書いている私が、なんと、脚本を書きました。戯曲なんてそんな崇高なもんではないです。
んで、演出もやらせてもらいます。
やったことないのに。
挑戦でしかないです。
船一隻で航海に出たルフィの心境。
あんなに、メンタル強くないけど。
仲間がいれば!拳突き上げて!




勿論これは予定です。
また、何が起こるか分からない。
ですが、そんなこと言ってたらなんにもできないので。今できることを。
精一杯、努めさせていただきます。