★2013年6月8日(土)


東北本線にて仙台から岩手県北上市へ向かいました。
『いわて銀河100kmチャレンジマラソン』というウルトラマラソン大会に参加するためである。



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ウルトラマラソンとは、一般的にフルマラソン(42.195km)以上の距離を走るマラソン大会で、200kmを超える大会も中にはあります。
今回の大会は、50kmの部と100kmの部があり、私は100kmの部に出場しました。
ウルトラマラソンの世界では、100kmまではショートウルトラマラソンに分類されるらしいので驚きです。
また、距離が距離だけに、スタート時間が早朝(今大会は4時)や夜中で、制限時間も12~16時間と長丁場です。その分大会参加費も高いです(今大会14,000円)。
そして、参加者の平均年齢の高さも特徴です。
ちなみに世界記録保持者は、男女とも日本人です。つまりウルトラマラソンは日本に向いているのかもしれません。


私がウルトラマラソンを知ったのは、今から約3年前のことです。
そのときランニングを始めたばかりで、『ランネット』というマラソンのポータルサイト(大会を検索したり、エントリーできる)があり、ウルトラマラソンの名前を知りました。
当時は、この名前に猛烈なインパクトを受けたことを記憶しています。
私がマラソンを始めた理由は10個くらいあります、それはここでは書きませんが、フルマラソン完走が当時の夢でした。


さらに当時2~3kmもまともに走れなかった自分が出場するなんて夢のまた夢のようなものでした。

私のマラソンデビューは、ハーフマラソンで、それから、10kmやハーフに何度か出場して、マラソンを始め1年後くらいに、フルマラソンを始めて達成しました。
当時は、走ることは好きでしたが、月間走行距離も少なく、ホリデーランナーでした。
仙台で『仙台ランニング友の会』というコミュに出会い、いろんな人と出会って、刺激を受けていくうちに、走行距離も増え、平日走る習慣が出来き、ホリデーランナーから脱却している自分がいました。そこから、大会に出場していくうちに、フルマラソンでは物足りなく感じるようになりました。私はスピードランナーではありません。記録を気にしないわけでもないのですが、完走したら次の新しいことに挑戦したいタイプです。それで、ウルトラマラソンに挑戦しようと決めました(2012年11月のことでした。)


こういうものはエントリーしないと始まらない!!
完走できなくても、誰かに怒られるわけでもないし、自分の意思で、自分でお金を出して、出場することに意味があると思います。
それからは、本大会に照準を絞り、スピードよりも距離にこだわり、練習を継続して、この日を迎えました。




さて前置きはこのくらいにして本題に入ります。



移動中も含め、マラソンの大会に出場すると思われる格好の人をたくさん見かけました。
JR北上駅に到着し、昼食を食べて、予約したホテルへ向かいました。
すると前方に背の高い外国人が目にはいりました。
エリック・ワイナイナ選手でした。
本大会の100km駅伝に出場してました。ものすごいオーラでした。
また偶然、泊まるホテルも一緒で、これまた驚きでした!



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ホテルのチェックインを済ませ、一緒に出場するHさんと受付&前夜祭会場へ向かいました。
会場は思ったより、こじんまりで、人ごみも少なく、このローカル感が好きでした。
会場についてすぐにわかめラーメン(無料)を頂きました!こういったおもてなしも最高です。ものすごく美味しかったです。
受付を済ませ、大会プログラムを見たりして時間をつぶし、前夜祭会場へ移動しました。



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会場は、もうお祭りモードでした。
これまで、マラソン大会の前夜祭に参加したことがなかったので新鮮で楽しかったです。
三味線?だったり、紙芝居だったり、一輪車芸が披露されました。
ビールも飲みました。これも初めての体験でした。
ベロベロに酔っ払っている人もいて、本当に明日100km走れるのかという感じでした(笑)


GMC(ギャラクシーマスタークラブ)の表彰式もありました。
GMCとは、本大会の100kmを5回完走した者が入会できるものであり、101~999番の永久欠番をつけて大会に出ることができます。
実際、このゼッケンは、大会中輝いて見えました。
つまり100kmを極めた方々ということです。本当にすばらしいです。


選手宣誓は、本来宣誓するはずの昨年の覇者がいないというハプニングありました。
代わりに立候補した方の宣誓がとても笑えるもので、会場が大爆笑でした。

そのほかにも、100km駅伝チーム紹介、エリックワイナイナさんのお話、100km世界記録保持者のお話、宮川大助師匠、花子師匠のお話も面白かったです。
本当に良い大会だなと思いました。



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前夜祭が終わる頃には、モチベーションが最高潮になってました。

ホテルへ帰り、大浴場で汗を流し、レースの準備をしました。



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TVではAKBの総選挙が放送されてました。
スタートは午前4時の為、2時に起床しなければなりませんでした。
そのため19時には布団にはりました。
しかし、興奮で眠れず、実際は3時間くらいしか眠れませんでした。



★2013年6月9日(日)

午前2時、ホテルのチェックアウトを済ませ、おにぎりをもらって、北上駅からスタート会場の北上運動公園へバスで向かいました。
まだ、真っ暗でした。

スタート地点に到着してから、テンションも上がって来ました。
ゴール行きの荷物と66,5kmのレストステーション行きの荷物に分け、トラックに積み込みました。
これも初めての体験でした。



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準備を終え、スタート地点へ向かいました。
メイントラックが改修工事のため、今回はサブトラックからのスタートでした。
スタート地点に着いた頃もまだ真っ暗でした。記念撮影する人やアップする人、笑顔で話しする人がいて、普通のマラソン大会よりも和やかな感じがしました。
多少緊張もしていましたが、不思議とワクワク感の方強かったように思います。
スターターは宮川大助師匠、花子師匠でした。
花子師匠のトークが最高に面白かったです。さすがプロだなと。
花子師匠のトークがスタート1分前まで続いていたことにハラハラでした(笑)



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ついにスタートの号砲!!夜も明けて、明るくなってきました。
Hさんと握手を交わして走り出しました。


いわて銀河マラソンのコースは、ワンウェイ、エイド20箇所、高低差500mのタフなコースです。
また、暑さもひとつの不安要素でした。今大会は最高気温28度の予報が出てました。
大会前過去の体験談等を読みイメージトレーニングしました。
それによると皆が口を揃えて『天空なめとこ』をいかに攻略できるかが完走のポイントであるとありました。


35kmから57.5km地点までのダラダラ続く険しい坂道(なめとこライン)を抑えて走る作戦にしました。

35kmくらいまでは、自然を満喫しながら気持ちよく走れました。
体調も良かったです。
胃がやられるとも聞いていたので約5kmごとにあるエイドでは、なるべく食べることを心がけました。

35.7kmのエイド、花巻温泉郷のゲートを抜けいよいよ最大の難所なめとこラインへ。
まだまだ、足は動き、体力的にも問題なしでした。
ここで調子に乗って飛ばさないように言い聞かせながら、距離を踏んでいきました。


黒沢ダムを通過し、第一関門49.6km地点にたどりついたのは午前10時ごろ(スタートから6時間後)
だったと思います。
ここまでは、エイド意外は歩かずに走りきりました。
ただここから、57.5kmまでさらに勾配がきつくなります。
さすが『天空なめとこ』そう簡単には、超えさせてはくれません。
走っているのにその場で足踏みしているかのような感覚でした(笑)

少し下って、急な上り坂を登っていくと長く暗いトンネルを3本通りました。
大会前の体験談では、ここで寒さと孤独感に襲われると書いてあったので不安に思っていたのですが
私は意外と走りやすく、暑い中走ってきたので涼しく感じ、良い気分転換になりました。
トンネルを貫けると、今大会の最標高点のエイドがあり、ここから急な下り坂が始まります。



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上り坂もつらいけど、50km走ってきた脚での下り坂もきついものがありました。
そして60kmを過ぎると、50kmの部の選手と合流ポイントがあり、一緒に走っていきました。
だんだん疲労が蓄積されてきて、きつくなってきました。
66.5kmのレストステーションにたどり着きました。
荷物を受け取り、少し休憩しました。睡眠をとる選手も見かけました。
ここで頂いた豚汁は最高に美味しかったです。



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これからが本当の勝負なのですが、少し休憩したせいか、脚が重く感じました。
ここから80km地点までは、特にコースがきつい訳ではないのですが、今振り返ると一番つらかった区間です。

そんなこんなで、次のエイド、次のエイドと細かく目標を決めて、何とか80km地点まで辿り着きました。

そのときは、午後2時頃(残り4時間)だったかと思います。



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ここからまた急な下りが始まります。脚が完全に動かなくなりました。
そのとき通りがかった黄色ゼッケン(GMC)の方に、『もう歩き通しても間に合うよ』といわれ、安心したと同時に、気持ちが完全に切れてしまいました。
周りも歩いているランナーが目立ちました。それからは、ほぼ歩きで距離を踏んでいきました。
もうここまできたら、ぜったいゴールへ辿り着こうという気で、景色を楽しみながらひたすら歩きました。
歩いているランナーに『キツですね、どこから来られたんですか?』など話しながら歩きました。
80km走った脚での歩きもきついものがありました。
そして残り少ないエイドを楽しみにしながら、歩き通しました。

90kmのけんじワールドに辿り着いたとき、残り10kmの看板が目に飛び込んできました。
遂にここまで来たか~



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早くゴールしたい気持ちと動かない脚に悔しい気持ち、2つの気持ちが交錯しました!!
でもひたすら歩く。95.8km最後のエイド。そしてひたすら歩く。

300m位の坂を登りきり、遂に残り1kmの看板が見えました。
自然と涙がこぼれてきました!!



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これまでの練習が頭に浮かんできました。
最後の力を振り絞り、走り始めました。
ゴールの雫石総合運動公園がみえてきました。

たくさんの声援を頂き、ゴールテープを切りました。
本当に長い長い道のりでしたが、少し寂しい不思議な気持ちになりました。


完走賞とメダルを頂きました。
達成感と感動が半端なかった!!



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その後、少し休憩、記念撮影等を行い、完走後の乾杯!!
ビールの味は最高でした!!



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大会役員の皆さん、ボランティアの皆さん、応援を下さった皆さんに心より感謝いたします。
エイドでの温かい支援、岩手の名物(牛乳寒天、ビスケットのてんぷら、ゆべし、お汁粉etc)最高でした!!
本当に支えられました。
ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。



ウルトラマラソンは、旅行であり、冒険であり、人生と一緒であると思います。
苦しいこともあれば、楽しいこともあります。
努力した分、必ず、自分に返ってきます。
練習は嘘をつきません。
サボれば、すぐに体力は落ちます。
もちろん運もあると思います。

ウルトラマラソンを通して、目標を持つ大切さ、努力は報われること、人の温かみ、思いやりの心、その他にもかけがえのないたくさんのことを学んだような気がする。



プロレスラーアントニオ猪木の言葉をお借りしますが、まさに『元気があればなんでも出来る!!』です。



私のマラソン第一章はこれにて完結しました。



・日本国内、さらには世界には、想像をはるかに超えた大会があります。
・チャレンジ富士五湖(112km)
・山口萩往還マラニック(250km)
・佐渡国際トライアスロン(競泳3.8km、バイク190km、ラン42.2km)
・ギリシャのスパルタスロン(248km)
・4Deserts砂漠レース(250km)
・ 世界最長レースSelf-Transcendence 3100 Mile Race(5,000km)etc

これらに挑戦するかは別として、さらに上の世界があるということである。
ランニングは続けていこうとは思っていますが、しばらく時間を置きたいと思います。
そして、新しい世界に挑戦していきたい!!




最後に、ここまで来れたのも、自分を健康に生んでくれた両親、支援をくれた家族、一緒にウルトラマラソンに挑んだHさん、ともに練習した仙台ランニング友の会の皆さん、そして、今まで自分に関わったすべての方々のおかげだと感謝しています。




★おまけ
ウルトラマラソンの最大の難所はレース後でした(笑)
帰り道が一番きつかった。
本当に想定外で、家に帰るまでがウルトラマラソンでした。

本当に久々の更新です!



2012年を振り返ると色々なことがあったが、


非常に充実した一年であったことは


自信を持っていえる!!




・マラソン7大会完走


・初さくらんぼ狩り


・ボランティア活動


・東北名所巡り

(松島、お釜、秋保大滝、遠刈田温泉、仙台大観音、田沢湖、恐山、奥入瀬渓流、十和田湖、山寺、平泉、浄土が浜、鳴子温泉 etc)


・北海道進出


・初芋煮会




そして、たくさんの方に出会うことが出来た!!


皆さん今年は色々お世話になりました!!


ありがとうございました!!凄く感謝してます!!


来年もよろしくお願いします!!




しかしながら、仕事は課題が多く残る結果となった!!


自分にふがいなさを感じた一年でもありました!!


ただただ悔しくて仕方がない!!




2012年が暮れようとしている・・・


2013年は仕事、プライベートともに今年よりも充実した一年にしたい!!