掛かりつけの整形医から救急車で来るように言われ、そのようにする。
レントゲンを撮ってそのまま総合病院へ。
完全に折れていない状態で、左足だったことがラッキー要素。
5歳のころに転んでギブスで治したことがあったことを思い出す。同じ場所だ。
先生は手術をしない選択肢もあるがリスクは自宅で寝たきりになり、認知症をはじめ
もろもろのリスクはある。
出は手術をするとすれば?
完全に折れていれば人口の骨と付け替える大手術だったが、そうでないのでワイヤーを3本
つき通して骨を固定する。1時間の手術で全身麻酔が覚めるのに1時間、2時間の昼寝となる。
リスクは肝臓がランクでABCのうちBで手術中に悪さをする危険性、静脈の血栓がすでに飛んでいるので
万が一の場合は手術中、手術後に肺や心臓に飛んで命取りになるリスク、その他。散々脅かされたが、
ワイフ同席で、
ほぼ即決でGo for 手術。
翌日午後三時、手術。無事5時に目が覚めた。生還。
通常は2~3週間リハビリをして、その後、町医者にリハビリ転院となるのだが、体力もあり、経過もすこぶる良いということで
19日には杖で歩くことができた。その為1週間で転院でなく退院になるようだ。
肝心の大腸がんの肝臓転移の件はすべて先延ばしとなった。また、18日に予定していた第3回目のワクチンもキャンセル。
薄気味の悪いことに浅間神社でお参り中に骨折を起こす人が結構いる、という話をリハビリの指導員の一人が言っていた。
触らぬ神に祟りなし、もう行くのをやめることにした。二度あることは三度あるという。
今日、22日、ワイフが自分の杖を届けてくれた。いつも近所の人が車で手助けしてくれるのだが、遅いなと心配していたら、
面会終了のアナウンスと同時に看護師が杖をもってきた。ドア越しに会話を許可されるので歩行器でそこまで行く。
遅くなったのはいつもの彼が都合が悪いと断ってきたらしい。タクシーで来たのだとばかり思っていたら、なんと自転車できたという。
100mごとに休まなければいけないはずなのに。途中であきらめてタクシーで帰ることを祈る。ヘルプをたのっめる人はいない。
地元住民でないので知り合いはほとんどない。
年老いた(80歳)、腰が曲がった老婆がドアの外側で泣きべそをかいていた。ーーーー哀れ!
海外ではご近所さんが親切な場合が多いが日本人の習性だろうか、ご近所さんとの交流はまるっきりない。
私たち老夫婦は人をお呼びして飲食を楽しむが、日本人には違和感があるようだ。
ヒマしていて車が運転でき、お付き合いができる人がいないものだろうか?
ちなみに私たちはお向かいのおばあさんを整形外科にワイフがいくときは誘っていた。