T・Nさんから頂いたご質問
Q【海外に魅力や憧れはあるんですけど・・・やはり実際海外に飛び込もうと思うと勇気が出なくて一歩踏み出せないんです、既に海外に生活してる人たちはどんな心境なのか教えて欲しいです】
他にも数点質問はございましたが、こちらの内容と重なっているものが多数ありましたの取り上げさせてもらいました♪
・・・というわけで今回は海外ベテランの川浪さんに対談形式でご質問させてもらいましたので、こちらのご回答を参考に頂きたいと思います。

川浪さんは、私が所属している会社のグローバルグループの副社長であり、既に海外経験8年、日本以外の5カ国に住まれた経験を持たれています!
こちらの質問に対して、きっと皆様のお役に立つ情報をご回答いただけると思います。
今からは
川浪さんは(川)
私、幸平のインタビューは(イ)
で対談録をお伝え致します
(マレーシア×タイのスカイプ通話にて)
(イ)
川浪さん、今日はお時間作って頂きありがとうございます。
(川)
いえいえ、大丈夫ですよ、私でお役に立てるのであれば。
(イ)
はい、ありがとうございます!
今回は【海外に出る不安】のようなところが質問項目なので、実際に川浪さんが海外に挑戦された経緯、実際に生活していってどんな感じか?
というような所などをお聞かせいただければと思います。
(川)
はい、了解しました。
(イ)
まず、海外に出たきっかけから教えて欲しいです。
なにか引き金となるようなものはあったのでしょうか?
(川)
はい、きっかけはですね、20歳の時に行ったインド一周一人旅です。
知らない世界の方が多いことに、その時気付かされました。
その時から世界で自分の力を試したいとは思ったのです。
その後、仕事で様々な国に行ったのですが、海外では日本の企業の存在感が年々落ちている事実に対し、日本は海外に対していつまでも裕福で上から目線の報道が多いことに違和感を感じちゃったんですよね。
それで将来の危機感から海外への挑戦という路を選んだのです。
(イ)
なるほど~、外の広さに感動し挑戦したいと思ったのと、外から見た日本の事実に心を動かされたということですね
(川)
はい、そんな感じですね
(イ)
きっかけは分かったのですが、海外に出るにあたり一番の障害(壁)になったものなどはありますか??
(川)
それはありますよ、今の生活(収入、立場、友達、娯楽、何となく不自由の無い生活)を守りたいというところですね。
ざっくり言うと、自分自身の甘えや心の壁を飛び越える事、ですかね。
(イ)
そうですよね、これは皆に共通して言える事かも知れませんね。
(川)
そうなんですよ、しかし、私が沢山の人の相談に乗っている中で感じるのは、残念ながら、年齢が高くなればなるほど、家族の事も出てくるため、この壁は高くなる傾向にありますね。
これが克服できるのであれば、誰でもまずは海外へ飛び出した方が良いと、私は思ってます。
(イ)
確かに、独り身の方が挑戦はしやすいですね。
ですが、そのタイミングからそのような気持ちで行動できるかも大事な部分なのでしょうね。
そして、そんな大きな壁を乗り越えたからこその今があるわけですね。
そのように、乗り越え、海外に飛び出した中で得た大きいものは何でしょうか?
(川)
一番は語学ですね。
あとは、自分で言うのもなんですが、国境を意識しないフラットで合理的な考え方は自然と身に付いていると思いますね。
結果、企業の看板が無くても世界で生き抜ける能力と自信はついています。
あとは、「海外で働いたことがある」というブランドを得たことも大きいんじゃないですかね。
もし日本に将来的に帰るならば、日本の企業向けにアピール出来る武器を得たとも言えると思います。
(イ)
なるほど・・・確かに全て海外に出てないと得れなかったものですね。
私もそう語れるようになりたいです。
特におっしゃられた【世界で生き抜ける能力と自信】これがあればどこでも生き抜ける力になりそうですね。
逆に、海外に出てから困った事はありますか?
(川)
出始めの時は語学、これに尽きますね・・・しかし、これは3ヶ月で馴れる事ができました。
それ以外だと少なくとも、今迄住んできた場所(香港、中国、マカオ、マレーシア、タイ)に関しては、困ったことは何一つありませんね。
(イ)
そうなんですか・・・この情報は、海外に不安に思われている方達からするととても重要な情報かも知れませんね。
そう言われると、私自身も安心できました。
(川)
まぁ、こちらの回答は個人差が出る所あるかも知れませんので、私はそうでしたってとこですかね。
(イ)
はい、ありがとうございます。
質問内容をガラっと変えますが、一番好きな国はどちらですか?
(川)
うーん・・・難しいですが、敢えて選ぶなら香港ですね。
自分が海外に挑戦した初めての地だというのもあるのですが、香港人は誰もが国際的なビジネスに対して非常に高いマインドセットを持っており、刺激を沢山貰いました。
お年寄りも投資に熱心ですし、香港の学生も日本の学生が見たら驚くほど勉強熱心で、暮らせば暮らすほどに日本の危機感を感じさせられる場所でしたね。また日本同様に季節があり、ファッションも楽しめる地域、グルメや芸術など、国民の文化レベルの高さも良い刺激になりました。
(イ)
川浪さんにとって好きな国の基準は沢山刺激を与えてくれる国なのかも知れませんね。
お聞きしてて、私もとても行って見たくなりました。
そのような刺激を求め、移住を検討されている人もいると思いますが、海外移住を迷われている方に一言お願いしてよろしいですか?
(川)
はい、移住となると、日本を捨てる様に聞こえて、ハードルが高くなります。
まずは色々な国に、空いている時間を利用して、足を運んでみることをオススメします。
住んでみたい国があれば、その夢の実現のために何が出来るかを考えてみてください。
もし収入がその実現のための障害になるのであれば、その国で就職先を見つける様、調査し、努力してみましょう。継続してアクションしていけば、必ずその夢はいつか叶うと思います。
(イ)
皆さんへの、力強い激励のお言葉、ありがとうございます!
では、せっかくなので川浪さん自信の事も少し、質問させてください。
川浪さんは何をされているときの自分が好きですか?
(川)
海外の様々な取引先と英語で商談している時ですね。
自己満足かも知れませんが、世界で生きてるなー、という実感が湧く瞬間です。
(イ)
はい、それ、とてもかっこいいです、私ももっと勉強頑張ります(苦笑)
今後実現されたい夢などはありますか?
(川)
はい、夢というと大げさかもしれませんが、地球規模で見渡すと、世界は楽しいことや驚きに満ち溢れてますから、それを体験しに、様々な国に家族で行きたいですね。
結果、自分の子供(まだ8ヶ月)が海外で生き生きと暮らす姿を目にする事が出来たら幸せだと思います。
(イ)
ステキな夢ですね、奥様も、お子様もとても幸せでしょうね。
(川)
家族にそう思ってもらえると嬉しいですね。
(イ)
沢山のご質問にご回答いただきありがとうございました!
最後に川浪さんから皆さんにお伝えしたい事をお願い致します
(川)
はい、せっかくなので皆さんにお伝えできればなと思うのが、海外にでるのは恐怖や不安と思われてる方がほとんどだと思うんですよね・・・。
ですが、私は海外に出て8年目になりますが、振返ってみた時に、むしろ日本に留まって、世界を知らないまま今に至っていたら、、、と考えた方が怖くなるというのが本音なんです。
海外に出ることで、日本の非常識な文化に気付く事ができます。海外から見た時に、日本の政治/経済を見て危機感も感じることが出来ます。
一方で、日本の良さも心から理解出来る様になります。
語学や世界の文化を知る事が出来ます。得る物の方が圧倒的に多く、それが将来、日本の為に使える能力だと思います。
「日本のために。」そう思って是非怖さを克服してみてください。
私の経験上、海外に出て「日本にずっといれば良かった」と言っている人に
お会いした事がありません。それが全てなのだと思います。
私のこのメッセージで1人でも多くの人に勇気を与える事ができれば嬉しいです。
(イ)
はい、川浪さん、本当に熱い思いをお伝えいただきありがとうございます!
今後も海外への質問コーナーを続けてまいりますので皆様、どしどしご質問お願い致します
その他海外への素朴な疑問など受付中!海外生活の達人達に私が直接インタビューして質問内容に回答させてもらいます!!
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