先日CPAPの話をしました
小児ではないおじさんのシーパップの話ですが、地味にアクセス数は伸びており、皆さんお困りなんだろうなーと思っております
シーパップのトラブルで困っている方は、まずは私の前回のブログから読むことをお勧めします
あれから1ヶ月くらいですが、とうとう解決しました
私の最近の問題は、
「なぜか分からないけど、シーパップを装着して寝ると、息苦しくて2-4時間で外してしまい、寝不足感で毎日めちゃめちゃしんどい。(それに奥さんにもシーパップ外れてるって怒られる)」
という、シーパップ使用者として致命的な毎日でした
シーパップがうまくいかないと、ほんとにしんどいんですよね。使用者ならよくご存じと思います
私はシーパップを導入してからロングスリーパーが改善してむしろショートスリーパーになったので、最近はただただ睡眠時間が短い&無呼吸を起こしてるおじさん、という寿命を削りまくってる日々でした
私の結論から、とりあえず述べます
私の場合、息苦しさに直結していたのは「シーパップの流量不足」でした
なので、シーパップ本体を本来患者が触ってはいけない「医療者モード」に切り替えて(私は医者ですから!!と言い訳しつつ。。。)、シーパップの圧を4から5に変更するだけで、劇的に睡眠の質が改善しました。装着してから朝までシーパップを外すこともなくなりました
ちょっと経緯をお話します
前回シーパップの様々なトラブルと対応を書きましたが、私が認識しつつもまだ試していなかった設定が、「シーパップ圧」です
シーパップ圧とは厳密にはPEEP(ピープ)という名前の圧で、ほんと呼吸器作る人ってパピプペポの音が好きなんだなと感心します
別に難しい話じゃなくて、ただ機械が送る空気の流量がどの程度かっていうだけの話です
シーパップ圧は基本的に4〜10mmH2Oの間で舌根沈下が防げる最小の圧に設定されます
肥満が強い人ほど高圧だと思います
私はシーパップ導入当初、無呼吸が重症とまではいかなかったので一番弱い「4」という圧でした
ずっとそれで調子が良かったのに、ここ数ヶ月で急にシーパップをしているだけで息苦しく感じるようになりました
つけ始めも苦しいし、寝てても苦しくて無意識に外すことが増えたのです
無呼吸回数やフィッティングの問題は、データ上はなさそうでした
なので、あくまで「息苦しさ」という主観的な問題ゆえに、原因を当てるのが大変でした
「加湿によって生温かい風がくることが不快なんだ」と思い始めれば、そう思い込むものだし、「加湿が足りないんだ」と思い始めれば、そうとも思えてくるので、真逆の対応をせざるを得ず、なおさら混乱します
しかし、前回書いたように、思い当たることは全て対応しました
対応してよかったことが多いけど、今回の件に関しては根本的な原因ではなく、まだ息苦しさが残ってシーパップを外してしまうのです
ちなみにマスク自体を色々な種類に変えてみたりもしましたが、大差なかったというか、今まで使ってきた慣れているマスクが一番マシだったのは確かです
そして最後に残った設定が、「圧」です
なぜ今まで対応しなかったかというと、医療者以外は触ってはいけない設定だからです
しかし、前回も述べたように、主治医や医療機器メーカーの担当者に息苦しさを訴えても、既に私が知っている当たり障りのないことしか言ってくれません
失礼ですが、少なくともシーパップの実用に関しては、はるかに私のほうが詳しくなってしまっていたのです
相談のなかで「圧」の単語が出たことは1回もなく、もはやこちらが言っても、調整しましょうって言ってくれる人がいなかったのです
なので、やむを得ず!やむを得ず!!医療者なので!!シーパップの本体設定を医療者モードにして圧を変えました
知らない人も多いかもしれませんが、シーパップは本体に秘密の操作をすることで、使用者モードから医療者モードに切り替えられます
ほんとはしてはいけないことなので、やり方は教えません。とあるところをとある押し方で長押しする、そんな感じのやつ、とだけ言っておきます
どうしても知りたい方は、ResmedのAirsence11なら設定方法を知っているのでDMでも下さい
様々な設定を変えられますが、私が変えたのは圧のみです。シーパップ圧を、まずは「4」から「6」に変えました
「6」だと明らかに肺を押される感が強くて少し苦しかったです
でも流量不足ならまずはこんなもんかな、と思いました
数日試しましたが、これはこれでけっこう苦しくてマスクを外してしまいました
また、流量が増すと加湿も強めないと、鼻や喉の乾燥によるイガイガが強くなりました
加湿を強めるとまた結露の問題が出てくるジレンマもあります
また寝ているあいだ、妻いわく、「口から空気がプヒューって漏れ出てることが多かった」とのことでした
ということで、「6」はやめて、「5」にしました
変えてすぐは「6」より弱いけど大丈夫かな、と不安になりましたが、結論、数日で慣れると完全にフィットしていることに気づきました
今は肺が押されて苦しい感じもなければ、流量不足感もなく快適に一晩シーパップを装着できています
そして後で思えば、圧が「4」のときは流量不足感によって、起きているあいだは深呼吸をすることが多かった気がします
ふつう、寝ているときには意識的に深呼吸ができず、むしろ呼吸が浅くなるので、それで空気が足りてない感覚が苦しくなって外していたんだな、と判明しました
ちなみに小技ですが、圧が不足しての空気不足感が判明してからは、前回紹介したランプ時間はいったんオフにしています
ランプ時間はそもそも起きている間のみ、流量を落とす設定なので。
あと、最新機種は送る空気の温度も設定できます。私は鼻中隔湾曲症による鼻閉もあって、あたたかい空気だと鼻閉が悪化するし、不快なのもあり、一番冷たい16℃に設定しています
温度を下げると加湿が弱くなることには注意が必要です。前回書いたように部屋全体を加湿することをお勧めします
そもそも、なぜここ数ヶ月でだんだん苦しく感じ始めたのだろうか?と考えると、もともと足りていた圧が足りなくなった、ということは、普通に考えたら、ちょっと太ったからだろう。。。認めたくはないのですが!!
食生活は妻のおかげで乱れていないので、あとは運動習慣をどうにかすべき、という話でもありますね、いつか検討します
健康的な入眠時間、睡眠時間の確保もとても重要ですね、いつか検討します
そういえば食生活は問題ないとか言いつつ、仕事の合間の甘いカフェラテ飲みすぎですね、いつか検討します
ちなみに余談ですが、睡眠時無呼吸でシーパップ導入された方、基本的にはこれは対症療法なので、一生この治療からは逃れられません
肥満が原因の方は舌根沈下しないほど痩せたら別ですが
骨格などの問題で舌根沈下しやすい私みたいな人は、痩せても改善しません。でも太ると悪化することは今回分かりましたね!
私は導入前とは睡眠の質が天と地の差なので導入して良かったと思ってはいますが、一生毎月7000円くらいレンタル料払いに耳鼻科受診し続けるのか、と思うと、なんだかしょんぼりしますね、やむを得ないですね
現在舌下神経に電気刺激を送って舌根沈下しないようにする機器も開発され、一部の施設では臨床ですでに使えるようです
でもこれは中等症以上でシーパップが使えない人にしか適応がないし、手術でデバイスを埋め込む治療で少し大掛かりですよね
マウスピースは歯科で簡単に導入できます。私も作りました。しかしこれは口の違和感の割に全然無呼吸を防げてる感じがないです。妻に確認してもらったけど、普通にいびきもしていたようです
マウスピースに関しては、どうしてもシーパップを持っていけない旅行で、やらないよりはマシな対応、くらいの効果ですね
なかなか良い代替治療がないので、当面はシーパップライフですね
蛇足ですが、たまにネットの広告にでてくるシーパップ(?)のめちゃくちゃコンパクトで鼻につけるだけのデバイス、クラウドファンディングで話題ですが、個人的にはかなり懐疑的です
「positive air pressure」と名前に入れていますが、コンパクトすぎる本体に陽圧がかかる程度の空気を送り込む能力があるのか?睡眠中にその圧力を維持できるほどバッテリーがもつのか?
購入する方がいれば是非感想を聞いてみたいです
個人開発で、医療機器とは言えなさそうなので、そこは要注意ですね
これも余談中の余談ですが、せっかくシーパップの調子がすこぶる良くなったのに、ぽこあポケモンという人の時間を泥棒しまくるヤバいゲームが発売され、これまた次の睡眠不足の深刻な悩みですわ
子どもが寝静まってからし始めるのでね、これもやむを得ないですね。恨むならニンテンドー、コーエーテクモです