Dennisのアバンギャルドブルース

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皆様は、普段アーティストの音源が欲しい時どうしていますか?

・レコード店まで行ってレコード・CDで買ってますか?
・iTunesなどでデジタルデータで買ってますか?
・Amazonなどのオンラインストアーから注文して買ってますか?
・TSUTAYAなどでレンタルしてますか?

入手する経路は多岐にありますね。

あと、好きなアーティストの曲をどのように聴いているかですが
・レコード・CDプレーヤーで聴きますか?
・パソコンから聴いてますか?
・iPodなどのプレーヤーで聴いてますか?

現代ではその在り方が多様化されているのでいろいろな意見が交わされています。
僕はどう思っているかというと、全て在りだと思っています!

何で聴くか?というよりも聴いて何を想像できるか?ということが大切だと思っているので
それはどんなもので聴いても変わらないと思っているのが本音です。

しかし、この気持ちは、レコード・CDに愛情を持って買っていないと分からないなというマンガを発見しました。

http://buzzmag.jp/archives/8819

そうしたら、学生時代の自分のことを思い出しました。

家からレコード屋に向かう時、どんなジャケットになっているのか想像し、
レコード屋でジャケットを目にしてレジに向かう。
どんな音なのか歌なのかを想像しながら家に帰り、
シュリンクを開封する時には、興奮度はMAXに。
プレーヤーに電源を入れる。
帯、中身、インナー、ライナーノーツ、レーベルをひととおり確認したら
プレーヤーにセット。
LOADING中のドキドキ感、あるいはレコード針を落とし、スタートするまでに発生するノイズを聴きながら待つワクワク感。
ジャケット・インナーを眺めながら聴く。
ライナーノーツを読み「なるほど!」や「?」の記憶を、聞いている音に刻み込む。
一見、非効率に感じるこの時間が、リスナーの想像力を高めている気がしてるのよねー。

確かに、iTunesやAmazonだと、購入して音源を聴くまでの作業はクリック一つなので、そんな手間も時間のロスもなくて便利。

でも、自分で足を運んで、レコード・CDを買い、
実際に聴くまでのあのワクワク感は得られない。

いっぱい買っては、帰り道で買ったレコード・CDのことを想い・・・
AC/DCやLed Zeppelin、King CrimsonやPink Floyd、Boston、Jeff Beck、David Bowie、Tower Of Power...
思い出すとキリがありませんね(笑)

もちろん、ハズレを引いたときのショックはかなりデカイんですが、
今ではいい思い出です。(おかげ様で、ジャケットを見るだけでその勘が働くようになりましたw)

多いときには、横浜のHMV(閉店して、今はTOWER RECORDのようです)で一気に10枚も買って(しかも真夏...)汗だくになって家まで帰った記憶もあります。
毎回、平均で4~5枚は買ってたのですが(しかも週1ペース・・・)今思うとよくもまあそんなに注ぎ込んでたなと思い良い思い出です。
やっぱり、自分で足を運んで買ったものと指でクリックして買ったものでは歓びや感動が違います。
それはなぜか?買うまで、買ってからのプロセスの深さです。

King Crimsonの"RED"を買った時のことを例にしますと、
当時、大学の先輩にものすごいクリムゾン好きな人がいて一緒に買いにいったんです。
確か、郵便局夜勤アルバイト明けだった記憶が(笑)
仕事中、ずっと彼がその素晴らしさを力説するものなので僕が買いに行くから付き合ってくれと頼みました。
そして、購入後は喫茶店に入ってコーヒー飲みながらアルバム・ジャケットを眺め、インナーとレーベルを確認しつつ、彼からクリムゾンのあれこれや、"RED"に関わることを教えてもらい、「早く帰って聴きたい!と電車の中でワクワクしながら帰りました。

そして、REDのイントロにやられ、Starlessに泣きました!今でも愛聴している1枚です。
(この辺のストーリーもいずれ紹介します!)

今なら、きっと仕事中の力説が終わったらそのままAmazonでポチってたでしょうね(笑)
そうだったらこんな素晴らしいエピソードには至らなかったでしょう。

そうです、これはロマンです。
いくら時代が進化しようとも、このプロセス体験はとっても重要だと思います。

クラウドなどにして、データ化することについては仕事柄否定派ではありません。
むしろ肯定してるので、これはケースバイケースだと思ってます。
データ音源とか言いますが、CDもレコードも記録形式は違えど、データですからね!

実際に触れて初めてその価値に気づき、モノを知るというか
PCやスマホ・タブレットの画面で見て知る情報量とは格段に違います。

それにまつわるエピソードって、やっぱり生きててあったほうがいいですよね?
いや、あればあるだけ人生100倍楽しめます。

そのうち、PCやスマホ・タブレットの情報が本当の情報と言われる時代が来るのだとしたら、
レコード・CDで楽しむその価値を知っている我々は、本当に幸せなんだなと思います。

時代の変化は必然的に起こることなので、それがなくなることに悲観するよりは
新しいモノも知り(現に、WEBで行えるサービスは好きです)、そこで楽しめる感性を磨くこともいいことじゃないかなと思っています。すぐ手に入る便利さはすぐ聴きたいときいいですよね!

でも、僕はこれからもこのロマンに浸りたいが故にレコード店に、レコード・CDを買いに行こうと思います。
"LET THERE BE ROCK"→邦題「ロック魂」

……いやー!グッとくる邦題をつけてくれましたよね!
名づけた担当者は天才だと思います。

このアルバムから、RECのプロダクションをしっかりやったのか
音がすごく生々しく、まるでAC/DCメンバーの汗や体温を感じているような気分を体験できます!!

どっしりと構えたかのような、独特のタイム感で8ビートを叩くフィル。
そこに、マークエヴァンスのタイトなベースが乗っかっている。
マルコムがガシガシと刻むデュオ・ジェットと、色付けするアンガスのSGがマーシャルのアンプリファイアから大爆発を起こしている。
そこに、ワルそうなボンがレコーディングブースをぶっ壊しそうなぐらい強力な雄叫びをあげているではないか!!

42分間、途切れることもなくアドレナリン全開。ギアは常にトップのままだ。
勝負時には必ず聴きたくなるわけだ!

さて、内容については
有名なジャケットはこれですね。

ものすごくフォトジェニックなジャケットです。レコード盤で見るジャケットはこりゃまた大迫力で格別ですねー。

そして、このアルバムまでオーストラリア盤が存在するわけですが、

う~ん、チープ!(笑)
どうしてAC/DCのジャケットはインターナショナル盤はセンスが良くて
オーストラリア盤はチープなんだ?…と長年の疑問であります。

このギャップが面白かったりします!

続いて、曲順です。

インターナショナル盤『LET THERE BE ROCK』
1. Go Down
2. Dog Eat Dog
3. Let There Be Rock
4. Bad Boy Boogie
5. Problem Child
6. Overdose
7. Hell Ain't A Bad Place To Be
8. Whole Lotta Rosie

オーストラリア盤『LET THERE BE ROCK』
1. Go Down
2. Dog Eat Dog
3. Let There Be Rock
4. Bad Boy Boogie
5. Overdose
6. Crabsody in Blue
7. Hell Ain't a Bad Place to Be
8. Whole Lotta Rosie

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、インターナショナル盤には
なぜか『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』に収録されてある、『Problem Child』が再収録されているという。
これ、謎ですねぇ。『Crabsody in Blue』ものすごくBluesyでカッコイイんですけどね(歌詞の内容はかなり笑えますw)
(この僕の謎を解決できる情報を求めています!)


1曲ずつご紹介します。

■Go Down
たぶんフィルですかね?しゃがれた声で「1,2,3!!」とカウントが入って、
リフの大爆発が起こります。
この時点からヤラれます。
僕はヤラれました。。イントロの破壊力抜群です。
シャッフルビートで、思いっきりブギーしています。
マルコムとアンガスのギターコンビネーションが素敵です。
特にマルコムのフレーズは、確実に汗飛んでますよ、絶対。
ってぐらい、ハイテンションなフレーズが堪能できます。
メインコーラスはひたすら「Go Down!!」とシャウト!
ボンの血管切れそうな雄叫びを楽しむことができます!

■Dog Eat Dog
「潰し合い」
「血みどろ」
意味を調べたら、なんと恐ろしいタイトルですこと・・・!

一方の邦題は
「仲間喧嘩はやめようぜ」
なんていい奴すぎな邦題ですこと・・・!

いやー、本当に、
クラシック・ロック全盛期の頃の邦題の付け方って抜群のセンスですよね。
たくさんおもしろいタイトルが存在していますが、
特に印象に残っているタイトルを5つ挙げると、
"Train Kept A Rollin'"は、「ブギウギ列車夜行便」 Yardbirds
"Atom Heart Mother"は、「原子心母」 Pink Froyd
"Cherry Bomb"は「悩殺爆弾」 Ranaways
"The Rise And Fall Of Ziggy Stardust & The Spiders From Mars"は「屈折する星くずの上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」 David Bowie
"Do Anything you Want to"は「ヤツらはデンジャラス!!」 Thin Lizzy

「原子心母」って、何やねん!とか、「悩殺爆弾」とはなんとも破廉恥な!
などなど、ネーミングセンスに相当なロックを感じてしまいます。
AC/DCの邦題も、ものすごいですね。
・・・と、曲の内容を全然解説してなかった。

ザクザクのリフと、ジャングルビート風なフィルのドラムが印象的。
ギターソロが、シンプルながら、アドレナリン全開で
アンガスが首振ってる姿が浮かんできます。
ボンは、変わらず悪い兄貴って感じでCoolですね!

■Let There Be Rock
説明不要の名曲!
"全ての始まりは1955年
ロックンロールも、激しいダンスもなかった。
白人は感傷的になっていて、黒人は憂鬱に打ちのめされていた。
どうしたらよいのか知る者はいなかった。
そこに、チャイコフスキーから知らせがあり、彼はこう言った。
「ここに光を!」…ライトが差し込んだ
「ここに轟きを!」…強力なアンプが
「ここに鳴動を!」…ドラムが
「ここに稲妻を!」…エレクトリック・ギターが
こうしてロックが授けられたのだ!"

冒頭の詩を抜粋。(※参考元 http://labrava.blog20.fc2.com/)
力強い印象で、ボンがロックの歴史を神話に仕立てたような感じで
とってもロマンチックだと思いませんか?
(ロックの始まりは、適当に決めたのではないと推測。なぜなら、1955年には"Bill Haley & His Comets"が"Rock Around The Clock"をヒットさせ、ロックンロールミュージック初のヒット曲と言われています。
それまでマイナーだった存在のロックンロールが、この曲のヒットをきっかけにムーブメントになります。1959年頃にこのムーブメントは終焉を迎えますが、ご存知の通り、1960年代にイギリスから彼らに影響を受けたビートルズや、ローリングストーンズなど若きミュージシャン達が活躍していくことになります。)

演奏面は、3コードでよくもここまでスリリングな展開を構築したなと思います。
まさに、ハードロックンロールの基本を作ったといっても過言ではない名曲です。

■Bad Boy Boogie
イントロのマルコムのリフ聞いただけで「このワルそうなリフは絶対AC/DCだ!」と分かってしまうほど
インパクト大で分かりやすいフレーズ。
そう、AC/DCのリフって、1曲1曲インパクトあるんです。
微妙なリフが1曲もないといっても過言ではありません。

■Problem Child
なぜか、Problem Childがインターナショナル盤に再収録されています。
もちろん、この曲は超名曲です。
グイグイと問答無用のハードブギー炸裂です!!
アンガスのギターソロが最高にスリリングで堪りません!
しつこいようですが、なにを狙ってこの曲を入れたのかが気になります。
(しつこいようですが、この僕の謎を解決できる情報を求めています!)

■Overdose
イントロのエッジの効いたアルペジオから、リフへの繋がりが絶妙ですね。
アルペジオが登場するAC/DCの曲は極めて珍しいです!
名曲ばかり存在しているこのアルバムなだけに、ファンと会話した中でこの曲の話題が出てきたことがありませんが、
隠れた名曲です。

■Crabsody in Blue
オーストラリア盤には、まるで口直しかのように
SlowなBluesが収録されています。
歌詞の内容はどうしようもないとしか言えませんが(笑)
※気になる方は、調べてみて下さい!絶対笑えます。
僕は、オーストラリア盤の流れが好きです。

■Hell Ain't a Bad Place to Be
イントロのインパクトが半端じゃないですね!
"堂々たる白玉7発"を4回繰り返し、ボンの"Hey! You!!"シャウトから、
ブギースタイルをベースに、練りに練ったであろうリフ攻撃で、ノックアウトされます。
Black Ice Tourでも、2曲目にやってましたね。
"Hey! You!!"
この単語を1番色っぽくシャウト出来るボーカリストは、ボンだとってしまうほど
ライブでは魅せてくれました。
スタジオ盤での、"Hey! You!!"も、ワルそうで魅力的です。

「地獄は楽しい所だぜ」
…いや、僕は遠慮しておきます!

■Whole Lotta Rosie
こちらも説明不要の、ロックの有名曲ですね。
Guns N'Rosesもカバーしていたり、なんと国内では奥田民生もカバーしてます!
リフが強烈です。よくこんなシンプルで大胆なフレーズを思いついたなぁと。
AC/DCだからこそ、演ってカッコイイんでしょうね!
この曲のリフは、ロックギターの代表的フレーズといっていいでしょう。
ギターのリフがカッコよくて印象に残る有名曲をざっと挙げると、
・Smoke On The Water...Deep Purple
・Day Tripper...Beatles
・Heartbreaker...Led Zeppelin
・Johnny B. Goode...Chuck Berry
・Walk This Way...Aerosmith
・Satisfaction...The Rolling Stones
・Paranoid...Black Sabbath
・You Really Got Me...Kinks
・Ziggy Stardust...David Bowie
・Purple Haze...Jimi Hendrix
さて!今挙げた曲には、ある共通点があります。
何だと思いますか?

それは、リフがとても分かりやすく、ギターのフレーズをコピーしやすいという点があります。
奥が深いもので、比較的短時間で弾けるようにはなれますが、
ニュアンスを追求すると大変なことになります。

AC/DCのリフは、ギブソンが選んだ“80年代最高のギター・リフ TOP10”で、Back In Blackが見事1位に選ばれるなどから、
まさに、リスナーの心にささるために必要なシンプルイズベストを体現しているといってよいと思います。

LET THERE BE ROCKには、そんな彼らの"これから"を示している重要なアルバムです。

Powerageから、Highway To Hellへ。そして、ボンの死。
この当時、この先になにが起こるのかを想像できたメンバーはいたのでしょうか?
分かることは、B級ローカルバンドからの脱皮が始まっていることがバンドの音から感じられることです。

このリアリティへの興奮と感動がいっぱいつまったLET THERE BE ROCK
是非、あなたも体験してみてはいかがでしょうか?

Amazonのリンクを載せますので、チェックだけでもどうぞ!
さて、AC/DC考察第2弾ですが、 今日は彼らのデビューアルバムのこれだ!


High Voltage (1975)
・・・「あれ?」っと思う方もたくさんいらっしゃるでしょう。だって、世に知られているのはこのジャケットは



こちらでしょう。
実は、みんながよく知っている上のジャケットのアルバムは、デビュー後に発売されたインターナショナル盤です。
そして、一番上のジャケットは、オーストラリアで発売された本当のAC/DCのデビューアルバムになるのです。
ちなみに、よく知られているインターナショナル盤は1976年に、オーストラリア盤「High Voltage」と「T.N.T」からの内容から選曲した内容になっています。
T.N.Tのジャケットはこちらです。

T.N.T(1975)

収録曲は、下記のようになります。

■オーストラリア盤 High Voltage
Baby Please Don't Go
She's Got Balls
Little Lover
Stick Around
Soul Stripper
You Ain't Got A Hold On Me
Love Song
Show Business

■オーストラリア盤 T.N.T
It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock 'n' Roll)
Rock 'n' Roll Singer
The Jack
Live Wire
T.N.T.
Rocker
Can I Sit Next To You Girl
High Voltage
School Days

■インターナショナル盤
It's A Long Way To The Top(If Wanna Rock n' Roll)
Rock n' Roll Singer
The Jack
Live Wire
T.N.T
Can I Sit Next To You Girl
Little Lover
She's Got Balls
High Voltage

上記を見ると、外された曲たくさんありますね。
「外された曲はどうした?」と思うかもしれませんが、
ご安心あれ。
2ndインターナショナル盤「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」にも収録されてます。
そしてそして、
そこでも収録されなかった曲は「'74 Jailbreak」、
されにそこでも収録されなかった曲は「VOLTS」(※BOXセット、「Bonfire
」で手に入ります)に収録されています。

この時期のアルバムは、
まだ黎明期なAC/DC、音のチープさも相まって、
生々しく、フレッシュでエキサイティングな状況をうまく収録しているなというのが最初の印象です。
やんちゃなアンガスと、アブナイ香りプンプンなボン!
ワルそうなマルコムのギター、安定感抜群のフィル。
ベースは、ジョージ・ヤングとマーク・エヴァンス。

とにかく、イケイケですねー!
AC/DCって、イケイケな感じを作るのがうまいんですよねー。
アルバムを追いかける度に、曲作りの工夫の仕方が向上していって、
ファンの心理をうまく突っつくような曲の作りがされているように感じます。

一言で言うなら、若々しい!この時期のAC/DCは初々しい感じがします。

1番印象的なのは「It's a Long Way To The Top If You Wanna Rock'n' Roll」

この曲の詩を読んで分かったのは、AC/DCはBonの魂を見事なまでにバンドに昇華している気がします。

"ロックンロールやって、トップになるには道は長い"

僕の解釈ですが、
AC/DCはロックンロールやって、トップになるための工夫が粋です!
時代を読んだ上で、スタイルを貫き通していく姿勢を感じます。

よく、金太郎飴的とか、究極のマンネリズムとかいい意味でも悪い意味でもそのような評価をされたり、
私のトリビュートバンド、AD/CDのメンバーは『似た曲が多すぎてタイトルが分からない』とかでイントロが思い出せないとか、曲構成を間違えたりとかで(AC/DCトラップと読ばれています)苦戦してる様子を見てますが、

よーく、AC/DCの各アルバムの曲構成(リフと歌、メインコーラスのメロディ、そこに至るまでの展開)を分析すると、3コード主体でよくあれだけのことが出来るなぁと思っています。

AC/DCの曲は、似ているようで、実は似ていない!

ただ、テイストは確かに変わらないんですよ、AC/DCは。一貫しています。
時流をよく読んでいると思う。

ロックの歴史周辺との関わりは、別の機会にも書こうと思いますが、このデビュー当時のAC/DCの楽曲と、世間的にビッグセールスを上げていた「Back In Black」や「For Those About To Rock」を知らない人に聴かせたらどういう反応をすると思いますか?

1970年代中期~1980年代初頭
当時のロックシーンはパンクムーブメントから、NWOBHMへの真っ只中。
AC/DCはブルースブギーだった初期から、より硬質でハードな方向へシフトしています。

AC/DCがアルバムリリースした頃の周辺のムーブメントと比較してみると面白いですよ、とても!

AC/DCのスタイルは、確実に変化し続けてきた。
持ち味の爆走感、興奮度、そしてサウンドは変わらない。
聴いたら「AC/DCだ!」と分からせてしまうスタイルと時流の合わせ方のうまさ。
これですね、僕が思ってるAC/DCの最大の魅力は!
うまく伝えていきたいですね、実はとても深いんだぞ、AC/DCは!と。


ということで、ワタクシがアンガスを追求しているバンド、AD/CDでの啓蒙活動ぶりをご覧いただけたら幸いです!
※全然High Voltageの時期じゃありませんがw

ディランやジェフベックの来日を横目にうらやましながら、聴きますTen Years After!!
IRISH WHISKEYを飲みながらBlues Rockに浸るぜ!
だからBritishなバンドをチョイス??w

Allman Brothers Bandが起爆剤に、進行するBlues Rock熱!
これぞ男のロマン、エキサイティングで甘いギター!
歌もスリリングでスウィートで、バックもムーディーでアグレッシブですねー!ちょっとジャズ入ってますしねぇ。
この時代のロックは本当に好物ですw

「Ssssh」という1969年、ウッドストックフェス出演で一躍スターダムにのし上がったアルヴィンリー率いる「Ten Years After」が発表した栄光のブリティッシュロック史に残る名盤であります。

挑発的サイケブルースハード「Good Morning School Girl」とギタリストな私が惚れ込む「I Woke Up This Morning」というキラーチューンが収録されてます。

アルヴィンリーのギターが炸裂してます!
Blues Rockはいいですねー
ウイスキーが進みますw

Ssssh/EMI Europe Generic

¥1,556
Amazon.co.jp

AD/CDは、2014年1月29日~2月4日まで、ロンドンへ行ってきました。


とても濃厚な1周間でしたが、まずはライブのレポからしていきたいと思います!
(旅行記もブログに残すつもりなのでご期待ください!)

2013年1月30日に
「The Pipeline」という、Liverpool Street駅から歩いて5分程度のところにあるライブハウスで我々AD/CDはロック魂を炸裂させてきました!
Pipelineは、1Fがパブで、地下がライブハウスになっています。
この形式、いいね!ホント!!
ちょっとパブで一杯やっていい気分になったら、地下はライブハウス。
ビール一杯の値段でライブも楽しめるだなんて!
イギリスでは、このスタイルがスタンダードとのこと。

日本でもこういった形式のハコがあれば嬉しいのになぁ。と思いました。

AD/CD
Live At The Pipeline London 2014
 Rock'n Roll Train
 Hell Ain't A Bad Place To Be
 Thunderstruck
 Shoot To Thrill
 Highway To Hell
 What Do You Do For Money Honey
 Bad Boy Boogie
 Hells Bells
 Back In Black
 High Voltage
 Whole Lotta Rosie
 Let There Be Rock
Encore1
 TNT
 -Gt Solo-
 For Those About To Rock
Encore2
 You Shook Me All Night Long

オーディエンスのエネルギーがとにかく凄まじかった!
そして、Brian期の80年代前半の曲はとにかく盛り上がりました。



写真は、膨大な量のため整理中ですw
現在オフィシャルで出ているロンドン公演の写真ですが
これだけでも、ロンドンの熱気が伝わってくると思います。

印象的だったこと
①ギターソロが始まると、一気に客のテンションが上がる
②『Angus!!』コールのデカさがハンパない。(日本の倍じゃないか?w)
③シンガロングで盛り上がる曲では全員が踊り狂いながら大合唱!

『もっと来いよ!かかってこい!』
『もっと騒がせろ!』
『もっと踊らせろ!』
オーディエンスから仕掛けられているなぁと思いました。
そんなことされたら、俺も黙っちゃいないw

オーディエンスから仕掛けられたら、こっちも仕掛ける。
こっちが仕掛けたら、オーディエンスも仕掛けてくる。

気持ちのよいコール&レスポンスが出来、ライブは大成功だったと思います。
この経験が、AD/CDを劇的に変化させる起爆剤となったことは間違い有りません。

鳴り止まないEncore
心の底から嬉しかった。
AC/DCを、アンガスを好きで本当に良かったなと思いました。

高校生の頃、若かりしアンガスヤングの映像を見たときのあの衝撃
2010年3月 さいたまスーパーアリーナで生で見たアンガスヤングの姿

AC/DCは見ていて本当に楽しい。
アンガスヤングは見ていて本当にすさまじい。

映像のライブを見ていて、退屈したことがない。
生で見た時は、2時間がほんの一瞬に感じた。

汗だくで、鼻水まで飛ばしながら一心不乱にギターを弾くアンガス
『なんじゃー、こりゃー!』ってなったのが出会い。
もう12年も前なのかー。

2010年の来日公演後に、AC/DCの魅力を伝えていこうと思って
もうすぐ3年。
バンドの変化は色々とあったけど、想いは変わりません。

『AC/DCが大好きなのだ、俺は!!』

海外でライブをやって、成功させたいという一つの目標が達成できました。
今後は、今回の経験で得たHigh Voltageなエネルギーを更に爆発させていきたいと思います!

※写真はもう少し待ってねw