なんだか、空知先生が原作でやらかしてくれてるらしいのですが、むしろグッジョブだと思っている私です。先生らしいや。

ここでファンの期待に応えたら、ただのファンサービスになってまうものね♪

だからあれでいいんですwwwww

いやいや。原作でいろいろやってくれちゃってるから、私は、私たちは安心して二次創作かける訳だしね。





…トシィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!

(心の叫び)








銀魂・銀新
まあオタクな文です。

社労士の記事じゃあなくって残念でした。
会社でこのブログ開いてる人ごめんね。
いけど、「なかのひと」のエディタ?で
読んでくださってる方の会社や学校名が私には筒抜けです。おい、こんなん読んでて首にならないなんて緩い会社だなー(笑) とか、授業中に見んなコラ!(笑)とか、こっそり思ってます。プスス…。…ゲラゲラ。






弥生の空を見上げて~桜・満月~


http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=142335

BGM サクラミツツキ



<銀新side>


「もうバイクで走ってもそんなに寒くないですね」

「ほーか? あんまりバイクみくびんなよ? そうやって油断してると…降りたあと、手とかほっぺとかがジンジンすっから。すっかり体が冷え切って、またコタツで温まるしかなくなるから」

「銀さん。…ちょっと止めて貰っていいですか?」

「ああ? …いいけど」

「ほら。見てください」

「…桜だな」

「桜並木ですよ。…ちょっと歩きませんか?」

「いつの間にこんなに咲いてんだな」

「急に暖かくなったからですかね」

「…そうだな。ここ何日か珍しく立て続けに仕事が入って忙しかったから、桜なんて見てる暇が無かったな」

「ええ、…僕らは花より団子どころか、明日のご飯を心配しなきゃなんないし」

「まあな。どっかの誰かと一匹が、アホみたいに食ってくれっから…」

「………」

「………」

「…銀さん?」

「…何だ?」

「今、遠くに行ってませんでした?」

「…んなこたねぇよ。お前がここにいるのに。行かねーよ。…どこにも」

「銀さんは桜が似合いますね」

「…そうか? 言われたことねぇ…」

「…知ってますか? 桜は、寒くて厳しい冬を乗り越えないと咲かないんですよ」

「………」

「だから、銀さんはまるで桜みたいだ」

「………」

「綺麗です。…僕はまだ、そんなに風になれない。銀さんみたいに、奥が深い人間には、まだまだ、なれませんよ」

「……お前だって、十分苦労して、いろんなこと乗り越えて来ただろ」

「…置いていかれそうで、たまに怖くなります」

「…置いて行かねぇよ。どこにだって連れてってやる。…過去以外だったらな」

「銀さん…やっぱり、色々…思い出してたんですね」

「……もし、俺が桜みてぇだっつーんならよ…」

「…銀さん?」

「…お前は、桜の隣にいるのが一番似合ってる」

「え…」

「…だ、か、ら。…ここに居ろっつってんの」




<真選組side>


「あ゛ーーッ! もうどうにもこうにも収拾がつかねぇ…」

「そんな堅いこと言わないで、トシもこっちに来たらどうだ?」

「その通りでさぁ~~。…いいから一緒に飲みやしょーぜ、トシィ~?」

「『トシィ~』じゃねーーよ! つーか、お前その中身まさか…酒じゃねーだろうな?」

「…やだな。そんなことしたら、副長はどうでもいいとしてPTAに真っ先に目ェつけられまさ。そんなヘマはしやせん」

「…じゃあ、何で酔っ払ってんだよ」

「てめぇーが酔っ払ったふりすりゃ、酒の勢いにまかせて暴走した皆の痴態を、間近で見れて楽しいじゃねーですかぃ。しかも酔っ払ってることにしときゃ、多少おかしなことしても許されるし」

「…てめぇが一番タチが悪りぃよ!」

「…まあまあ、トシ」

「…なんだよ近藤さん」

「何で花見をするのか知ってるか? …後から思い出す為だ。…桜を見るたびに思い出すだろ。…お前も、武州の桜を」

「………」

「こうやって桜の下で馬鹿騒ぎした思い出を、いつか後から思い出す幸せを作る為に、…今、楽しむんだ」

「……ったく、かわんねーな。アンタは」

「トシ、分かってくれたか…」

「…ああ。今も昔もそうやっていつも、それなりにいいことを、フル○ンで言ってる所なんかが、全然かわんねーよ」

「近藤さん。せめてこれで隠してくだせぇ」

「ちょっ!…待てよっ!! それ、俺のコップじゃねぇか!!」
 




<見廻組side>


「やれやれ…相変わらず野蛮でガサツで下品で、どうしようもない人たちだ。桜を楽しむどころか、酒を飲んで、暴れているだけじゃあないですか」

「………」

「おや、ここにもいましたか…信女さん。貴女も花より団子…いいえ、ドーナッツでしたか」

「……もう、無いの?」

「それで全部ですよ。…やれやれ、一体一人で何箱食べれば気が済むんですか」

「…ドーナッツは食べれば無くなる。でも、無くなるから美味しい」

「………?」

「桜も同じ。桜は咲けば散る。…だから綺麗」

「…そうですね。…私たちも散ってしまう前に、一花咲かせたいものですね」

「ふふ…貴方が散らせたいのは、……この世界でしょ?…」

「さぞかし綺麗でしょうね…散りゆく花というものは…」




<銀新side>


「満開、ですね」

「ああ、狂い咲いてやがる」

「神楽ちゃんも誘って、お花見しませんか?」

「…そうだな。まぁ、あいつは花より団子だろうが…」

「いつにします? 今日は午後から次の依頼が入ってますし」

「夜桜…がいいんじゃねえか?」

「今年は早く咲きすぎて、まだライトアップされてないかも知れないじゃないですか」

「じゃあ、次の満月にすっか」

「その頃には散っちゃってるかも知れないし、その日に月が見えるとは限らないじゃないですか」

「花見なんてな、いつでもいいんだよ。桜の木があればいつでも出来んの」

「次の満月って言ったのは銀さんでしょう?」

「…月はな、雨でも、曇ってても、欠けてても。…見えてないだけで、ちゃんとそこにあるんだ。花が散り終わったって、桜の木がそこにあるようにな」

「………」

「…忘れんじゃねぇぞ」

「…はい」



‐了‐



みなさんの地域は、桜はもう咲きましたか?
うち(関東のダサい土地)は今、とても綺麗です。
因みに次の満月は、明後日です。
天気は…どうでしょうね。


社労士記事上げてからにしようかと思いましたが…

賞味期限が切れる前にアップしました。

昨日、彼氏と近所の桜並木を散歩しました。

今日の朝は、花冷えかな…