走って来たことが
何を意味したのか
或いはそれがまちがったことの
多い日々だったのか
すべてをひっくるめるのは無理だとしても
自分の記憶の中は
思ったよりもさわやかさが漂っていて
何かと競い合ったあの連中のことが
一人一人顔が浮かんで来て
どうしているだろう
ふと懐かしい気分に
過着て来た日のことを思えば
さすがに今
残り少なくなっているのは
多分そうだろう
逝ってしまった彼らに言いたい
付き合っていてもいなくても
知り合えただけで嬉しい
一緒の時間の息遣い
どこかで感じられて
自分は余生じゃなくてこれからのこと
思っています
風の音や森の色
海のざわめき
そして胸の奥の秘められたような
鼓動を引き出すに楽曲を聴いていると
自然沸き立って来るのを
抑えることが出来ない
真だ沸々するものが
どこかにあるようです
それを大切にしたいと
時々空を眺めては
今しも走り去る若馬たちの
ひずめならぬ足音に
刺激をもらっています