goku loves music

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love rock,love punk,love music.

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ある方に、「世界の終わり、人生の最後に聴きたいアルバムは何ですか?」と質問しようと思っていた所、自分自身が挙げるなら何だろう?とふと考えていました。


音楽を好きになるきっかけになったBOØWYのPSYCHOPATHか?、それとも長年追いかけ続けたTHE STALINのtrashか?

アルバムではなくフラワーカンパニーズの深夜高速を繰り返し聴きつづけるのか?


なかなか答えが見つからない難しい質問をしようとしていたんだと思ってしまいました。


しかし、考え始めると答えを求めてしまいたくなり、続けて考えてしまったので、候補となる作品を幾つか挙げる事にしました。


・PSYCHOPATH / BOØWY

・trash / THE STALIN

・A MAN OF THE WORLD / BRAHMAN

・GROWING UP / Hi-STANDARD

・darker than darkness / BUCK-TICK


なんとかこの5枚まで絞ったので、ここから選んで行きます。(ベスト盤、ライブ盤もかんがえましたが、あえて外しました)


それぞれ思い入れのあるアルバムなので、聴いていた当時を思い出します。

音楽との出会いにワクワクする毎日だったり、学生時代の事、毎日の始まりなどが次々と思い浮かび上がります。


中々選ぶのは難しい事に変わりはありませんが、1番聴き込んで、濃密な思い出が詰まっているBRAHMANのA MAN OF THE WORLDに決めたいと思います。


ライブハウスに沢山行った事、沢山の人との出会いと別れ、買いに行った当時の事、細かい事を含めて、思い出される事が特に多いアルバムだと改めて感じました。

最後を迎える日はこのアルバムを聴きながら、懐かしむんだろうなと。



1996年、高校1年の頃の自分は寮に住んでおり、最初の3ヶ月は同級生との4人部屋から始まり、

夏になると部屋変えがあり、各学年の先輩との4人部屋になった。


イケメンで頭が良さそうな3年生。

イケメンでオシャレで、近くの女子校の生徒からモテまくる2年生。

オヤジっぽい体型で、年下には強気(だが優しい)なコソ泥2年生。

そして、方向性が定まっていない迷える1年生の自分。


こんな4人の部屋だった。



4人の中で1番年下だった自分は、会話をするきっかけなど掴めず、ただ静かに過ごすだけの毎日。



自分にとって人生に大きく関わるターニングポイントとなったのは、この部屋変えだったと思う。


なぜターニングポイントとなったかと言うと、刺激を与える、新たな音楽に出会った事だった。


それは、オシャレイケメンの2年生がかけていた音楽が気になった事から始まった。


その気になった音楽とは、Hi-STANDARDの「GROWING UP」だった。


当時の自分にとって刺激的な音楽を探していたけれど、今のようにネットで簡単に探せる時代ではないので、テレビ、ラジオで聴かなければ、なかなか新しい音楽には出会えないものだった。


そんな自分が求めていた音楽にピッタリと当てはまったのが、この作品で、思わず「これは誰の曲ですか?」と声をかけていた。


すると先輩はカセットにダビングしてくれて、ハイスタについて教えてくれた。

それがきっかけで、その先輩と仲の良い他の部屋の3年生の先輩とも話す事が出来、色々とハイスタ周辺の音楽について教えてもらった。


そして、その流れから教えてもらったのが「PUNK-O-RAMA」


このコンピレーションで海外のパンクを切り開いてもらえたと思う。


当時はメロコアブームが押し寄せており、爆発寸前の状況だったと思う。

自分は全く知らなかったが。


この2枚のアルバムがきっかけで、毎月お金が入る度に買うCDはワクワクが止まらなかった。


同級生が聴いていた物や、雑誌で知った物は買い漁り、時にはジャケ買いしてみたり、店頭のコメントを見て選んだりしていた。



続いては、異なるジャンルではあるが、影響を与えたCDが他に3枚ある。

そのCDは、ハイスタを教えてくれた2年生の先輩が必ず毎日かけていた3枚だった。

UA「11」


YEN TOWN BAND「MONTAGE」


BLANKEY JET CITY「C.B.JIM」


これは毎日部屋で流れていたので、気が付いたら好きになっていた。

YEN TOWN BANDは、映画「スワロウテイル」が公開されていたので、その話を良く聞いていたのを憶えている。


この3枚に共通して感じていたのは、映画のような世界観があったように感じており、とても惹きつけられる物があった。


そんな刺激を受けた時から25年経った今も、この5枚の作品は、自分にとっては重要な物で、聴き続けている。


これらの作品に出会えたおかげで、一気に音楽の世界が広がった。


そして、様々な音楽に興味を持つ様になった。


聴けば、あの頃を思い出す。

楽しい事ばかりではないけれど、嫌な事ばかりでもなかった。

でも、自分に残っているのは、音楽にワクワクしたあの時。


これは、忘れる事は出来ない良い思い出。



2020年6月26日、長年待ち焦がれていたあの作品が再発売されました。

その作品は、THE STALINの1stアルバム「trash」。

 

1981年12月24日に1000枚限定でリリースされ、即完売となってしまったため、追加で2000枚プレスされました。

その後、10万円近い金額までプレミア価格が付き、入手困難な作品でした。

 

日本の作品はブートレッグ(海賊盤)が出回ることは、海外に比べてかなり少なく、有名なバンドだと、BOØWYがダントツで多いでしょう。

THE STALINは海外でも人気が高いようで、海外で作られたブートレッグがいくつか確認できました。

 

そのブートレッグとして「trash」も作成され、こちらも、オリジナル盤と比べれば安いものの、高値で取引されることが多いです。

私も、初めて入手したのは、ブートレッグでした。

その後、かなり高額でしたが、オリジナル盤を美品で入手することが出来、その時は夢のような気分でした。

 

まぁ、子供が大きくなり、部屋のスペース確保など色々ありまして、デジタル化して手放すことになるのですが。

 

 

話は少し変わりますが、THE STALINを聴き始めたのは、今から20年ほど前。

音楽が好きになったきっかけがBOØWYで、そしてBUCK-TICKを好きになり、THE STALINを知ることになりました。

しかし、学生時代は、90年代のパンク、メロコアブームで、そちらにのめりこんでいたため、それ以前のバンドには、なかなか興味がいきませんでした。

 

そして、2000年に入ると、一気に落ち着き、出てくる新しいバンドに刺激を感じなくなってしまいました。

そこで、80年代に遡ろうと思い、自分の知っている範囲で探し始めました。

 

まず、聴こうと思ったのが、BUCK-TICK繋がりで、以前から気になっていたTHE STALINの作品を探しました。

最初に手にすることになったのは、「STOP JAP + GO GO STALIN」でした。

 

早速、車の中で聴き、流れてきた「ロマンチスト」に「(THE)MAD(CAPSULE MARKET'S)みたいじゃん、かっこいいわ。」と思いましたが、

「こっち(THE STALIN)のほうが先に出てきたんだから、MADはかなり影響うけていたんだな。」と思い、好きになりました。

 

その後、見つけたアルバムが、オリジナル盤ではなく、2in1の様な企画ものを見つけることが多く、「STOP JAP + 虫」を買い、「FISH INN」、「FOR NEVER」といった感じで、入手していきました。

 

この頃、よく通っていたレコード屋の店員さんから、色々教えていただき、その時に聴かせてもらった「主義者(イスト)」に、「(ロマンチストと)同じ曲なのに、何でこんなにドロドロしたような感じになるんだ?」と驚きました。

 

そこから、「trash」に対する気持ちが強くなっていきました。

 

 

初めての出会いから、ブートレッグ、オリジナル盤と入手していき、他の未CD化作品が再発された時には、「ついに来たか?」と興奮したものでした。

 

 

そして、初めての出会いから20年。リリースからは39年近くなり、ついにこの時がやってきたのです。

 

再発に至っては、遠藤ミチロウがどの様な思いで、今まで再発しなかったのか、何故、今なのかを知った時の重み。

自分の思いと一緒になった時、今までにない、とても大きな不思議な感じでした。

 

自宅に届いたその日、私は、嬉しい気持ちでいっぱいでした。

長年待ち続けたこの日がついにやってきたのですから。

 

しかし、聴き終わってしばらくしたその夜の事です。

変な脱力感が襲ってきたのです。

 

「何だろう、この疲れきったのとは違うこの感じは?」

気が付くと、ボーっとしている自分に気づきました。

 

 

しばらく考え、理由がわかりました。

「燃えつき症候群」

 

再発に対する思い、入手したいという思いが強く、長年の目標の様な感じになっていた事が、達成され、次の目標が見つからない。

そんな感じでしょうか?

 

まさか、そんな事が起きるとは思いませんでした。

 

 

今は、少しづつ落ち着き、気分が戻り始めたので、ここに書いてみました。

 

決して、嬉しくないのではありません。

今回の「trash」再発は嬉しいことです。

自分がここまでのめりこんでいたことを確認できたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前勤めていた職場の上司は当時60代後半で、50~70年代にロックを中心に聴いていた方でした。

 

その上司から6~7年ほど前に、「当時のレコードを処分しなくてはならないから、売れるところを教えて欲しい」と尋ねられました。

自分がよく利用しているdisk UNIONを勧めたのですが、話の流れで、私が買い取ることになりました。

 

7inchを中心に、2~300枚はあったのではないでしょうか?

そして、その中から、CD化して欲しい曲があるとのことだったので、リクエストされた約40曲をデジタル化することになりました。

 

ずっと押し入れに仕舞っていたせいか、カビの影響からノイズが出ていたので、できる範囲で汚れを取りながら、作業をしました。

 

無事、取り込みが終わり、酷くない程度には録音ができていたので、CD2枚に分けて渡すと、とても喜んでくれました。

 

 

そして先日、パソコンの音楽データを整理していたら、その音源が出てきたので、思い出しました。

曲はこちらです。↓

今でも、その方は70歳を超えても、月に10日ぐらい仕事をしている元気な方です。

 

 

一昨年の秋ぐらいに観に行ったハイスタの映画

 
バンド結成から現在に至るまでの流れを、メンバーの証言を元に作られた
 
初期のライブ、スタジオリハーサル、オフショットから、曲作りの様子まで
 
 
今まで、ファンが知りたかった真実について明かされるなど、波乱万丈の彼らのハイスタとしての人生が描かれている
 
 
その作品がついにDVD化となり、97〜2000までの未公開映像を多数収録した作品、「ATTACK FROM THE FAR EAST 3」まで付属されるなんて
 
家に引きこもっている方には大変ありがたい事で、繰り返し観ている方も多いんじゃないでしょうか?
 
 
私は楽しませていただいています