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千葉から身体と運動の本質を伝えるパーソナルトレーナー五木田です
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「体幹トレーニングとは何ですか?」
と、2回に渡り、体幹について述べてきましたが、最後に「体幹トレーニング(と言われるもの)」について書いていこうと思います。
そもそも「体幹トレーニング(と言われるもの)」に関しての定義付けがはっきりしていません。なので、色んな人が、色んなように言っている、やっているという現状があります。
そこで今回は、「体幹トレーニング(と言われるもの)」について、客観的な視点から述べて行きたいと思います。
しつこく「体幹トレーニング(と言われるもの)」と表記していますが、私としては、体幹トレーニングという言葉は基本的に使っていませんので、そういった書き方にしております。
※俗に言われる体幹トレーニングと言われるようなエクササイズは提供しておりますが。
・体幹の役割は、体幹を安定させること、力を伝達すること、の2つが考えられる。・体幹(脊柱)は、不安定な構造のため、安定性が求められる。
・体幹は、外力に対して、屈曲しすぎない、伸展しすぎない、側屈しすぎない、回旋しすぎないように働く必要がある。
・下肢で発生させた力を上肢まで伝えるために、体幹の固定力が必要である。
「体幹トレーニング」と聞くと、こんな写真のようなエクササイズをイメージするでしょうか?
この写真のような種目は、スタビライゼーション(stabilization)と言われるものです。一般的に体幹トレーニングと言われるものは、こういった体を固定して安定させた状態をキープするような種目を指すことが多いですね。
stabilizationとは、安定させる事、といった意味合いになりますが、体幹の働きとして、体幹部の安定性が求められると前回の記事で述べた通りですから、これは、体幹部を安定させるという感覚を得るためには有効な種目かと思います。
しかしながら、このような種目行っているだけでは、体幹部の筋群は鍛えられませんし、強くなりません。負荷が足りませんし、動いてませんので、筋肥大する(筋肉がつく)ことはありません。
そもそも、安定性を考えた時には、静的な安定性と動的な安定性があります。
この種目を行えば、静的な安定性は確保できるかもしれません。
しかしながら、動的な安定性は確保できません。
日常生活動作、スポーツ動作を考えてみてください。ただ止まっている場面なんてあるでしょうか?
実際の動きを前提に体幹の働きを考えてみれば、どう考えても動いている時に体幹を安定させる能力が必要ではないでしょうか?
体幹にある筋群は、不安定な構造である脊柱を正常な位置に保ち、下肢から生み出した力をロスなく伝えるために働きます。
つまり、ただ単に体幹を固定しておくだけではなく、「体幹を固定しながら動く」といったトレーニングを行うべきです。
家を建てるならば、基礎をしっかり作り、土台を安定させなければいけません。
大砲を打とうとするなら、土台を固定し安定させなければ発射する事ができません。
タイヤを回転させるには、軸の部分がしっかりと固定されていなければなりません。
腕や脚を力強く動かすためには、土台となる体幹部分がしっかりと安定していなければいけません。
土台がしっかり安定してるからこそ、力強く動くことが可能となります。
だから、土台となる体幹を鍛えよう!…となるのは、ちょっと短絡的な思考ではないでしょうか?
繰り返しますが、実動作の中で、ただ止まっている、安定させているという場面はありません。
しかも、最初の写真のようなうつ伏せでもなくて、立位において行っています。だから、立位姿勢で体幹を固められなければいけないし、動きの中で、体幹を固めながら、動きを連動させ、力強く動けることができないといけません。よって、体幹部分だけを鍛えることに、あまり意味があるとは思えません。
なので、ただ止まった姿勢をキープするという種目だけではなくて、動きの中で体幹を安定させることができるように鍛えていく、というのが本当の意味での体幹トレーニングになるのではないかと思います。
トレーニング種目で言えば、スクワットやデッドリフト、ショルダープレス、ウエイトリフティングなどのベーシックな種目を適切なフォームで出来るようにしていけば、いわゆる「体幹」は強くなります。
最初の写真のようなフロアーでやるエクササイズや、バランスボールなどの不安定要素を作るツールを使ったエクササイズを行っても、体幹は鍛えられません。
フロアーでのエクササイズは、そもそも体幹の安定性自体が乏しい人が、体幹をどうやって安定させるかといった感覚を学習するために行うような種目です。
動画①:バランスボールの上を動き回る
動画②:バランスボールの上で、ジャンプしながら回ります
これらの動画を確認してみてください。これは、体幹が強いからできるのでしょうか?これらの動きに体幹の強さは必要ありません。バランスボールの重心に対して、自分の身体の重心が乗っていれば、バランスボールから落ちることはありませんし、力も必要ありません。
高重量のスクワットやデッドリフト、ベンチプレス、ショルダープレスなどを行うと、ものすごく腹筋や背筋も疲れます。
体幹を使えるようにするには、いわゆる体幹トレーニング(と言われるもの)も行う必要があるでしょう。体幹を安定させるといった感覚が分からないといったような場合には有効だと思いますが、強化には不十分です。
スポーツ動作や、日常動作の質をあげようとした時には、部分的なトレーニングだけでは不十分です。実際の動作は全ての動きが連動して起こっているわけですから、これだけやればいいみたいな方法はあり得ないわけです。部分的に鍛えるんじゃなくて、全面的に鍛えるべきと考えます。
細かく言えば、もっと色々とあるんですが、長くなってしまったので、この辺で終わりにしておきます。
もっと細かく聞きたい、知りたいという方は、今週末の2月8日(土)19時~開催の「体幹トレーニングのホントのトコロ」に、ぜひお越し下さい
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それでは、まとめましょう。
•体幹の安定性には、静的な安定性と動的な安定性がある。
•体幹にある筋群は、不安定な構造である脊柱を正常な位置に保ち、下肢から生み出した力をロスなく伝えるために働く。
•いわゆる体幹トレーニング(と言われるもの)は、体幹を安定させる感覚を養うのには有効だが、ただ、体幹を固定しておくだけのエクササイズでは、体幹は鍛えられない。
•体幹を安定させながら行うベーシックなストレングストレーニングを行えば、体幹は鍛えられる。
•バランスボールなど不安定要素を作り出すツールを使用しても体幹は鍛えられない。ボディコントロールを養うのには有効だが。
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