かつて鉄は国家といわれた時代の北九州にしか行ったことが無かった福岡県。

博多って、明太子とラーメンだけだろと思っていましたが、

「今の市長になって規制緩和で成功して、随分発展してるらしいよ。」

大宰府散歩ついでに、博多周辺をぐるり廻ってみることにしました。

①宗像神社

小倉から鹿児島本線で３５分で東郷駅、駅からバスで２０分で古墳群の奥地のような宗像神社へ。

特に奥の高宮祭場には何かがいらっしゃるような気がしました。

②糸島

博多バスターミナルからウエストコーストライナーで７０分で糸島の二見ヶ浦。

１時間一本のウエストコーストライナーはアジア系外人だらけ。

夫婦岩以外は、今はまだ取って付けたような遊具だけですが、今後どう発展するかは楽しみ。

帰りは１時間１本のライナー以外何かと探すと、地元バスで２０分で九大学研都市駅、筑肥線で３０分で博多駅へと戻れました。

博多駅に戻ってまず、博多の全体像を掴んでみようと周遊バスに乗ってみます。

③博多周遊バス　煌めきコース

市役所1階のチケット売り場に行くとラッキーなことに空きあり、周遊観光バスに乗れました。

ただここは九州、この時間はまだ明るく、夜景の煌めきに早かったですが、博多の全体が見られて良かった。

ちなみに写真は、ジェットコースターのような自動車道、博多ドーム周辺、小倉城です。

終了後、ぶらぶらホテルに帰ろうと信号待ちしてたら、ふと後ろを見るとこんなのが・・・。

ゲロゲロ。

博多を舐めてはいけないということは判りました。暗闇夜は目だけでも点滅させたらどーでしょう。

④地下鉄かバスか迷いましたが、地下鉄１日乗車券で周遊もしてみました。

大濠公園

市民憩いの場所だったのに、今はオーバーツーリズムで外人に場所を奪われてるのかな（観光客がすみません）。

櫛田（くしだ）神社

ここかー。

毎年７月に総鎮守のこちらに山笠を奉納する神事が博多山笠。

荒っぽい事故が印象の神事でしたが、こんな狭いところで行われているとは。幅や距離を実感します。

お寺巡り

東長寺…地獄めぐりで真っ暗で怖くなった外人が入口に戻ってきやがった。

聖福寺、青龍寺、聖福寺など史跡レベルの寺は多く、後でどこがどうだったか分からなくなるのはお寺複数廻りアルアル。

筥崎宮

かつてこの辺りまで海で、元寇（文永の役）ではここまで上陸され、日本軍は水城（大宰府）まで撤退しました。

しかし夜半に神風が吹いて元軍は忽然と姿を消したとか。

博多全体が平らで歩道走りの自転車族が多いのも印象。平潟地でかつてはずっと海だったのでしょう。

ペイペイドーム

日が長く、５月の19:30になってもこの明るさは関東人にとっては異国。

博多タワー

１２３ｍの高さ、ゆっくりエレベーター、３６０度パノラマ、無料です、が朝は空いてました。

海の中道公園

本当はここで自転車周遊や海SUP遊びをしたかったのですが、今回は良いと噂の糸島訪問を優先しました。

なので、博多タワー横の波止場から市営フェリーで西戸崎をただ往復。

係員の女性も目的に正確にアドバイスしてくれました。

西戸崎駅には電動バイクも有ったので、もし再来出来たら利用してみたいです。

博多で食べたもの。

順に、博多うどん（ごぼてん）、博多ラーメン、もつ鍋、もつ焼き、酢もつ。

どれも美味しかったのですが、もつ鍋の醤油だしの甘さだけは無理でした（全部いただきましたけど）。

転勤した関東人が九州のこの甘すぎる醤油に慣れるのには、何年かかるのかな。

門司港レトロも見に行きました。

新幹線で博多駅から小倉駅から乗り換えて門司港駅。

門司港では、跳ね橋やレトロビルや夕景が見事。

跳ね橋は６回/日開閉していて、写真手前側が油圧で、奥側が巻き上げ式とのこと。普段は渡れる橋です。

勝鬨橋を知っている世代には嬉しい跳ね上げ景色。

関門橋

1973年開通の山口県下関と福岡県門司をつなぐ自動車用の橋。

鉄道や歩行者用には別にトンネルが有ります。

１ｋｍちょっととはいえ、役割や貢献度合いは大きい。以前北九州訪問時は海中トンネルを歩きました。

門司レトロビル群

古いビルが多く残っているのは、何か意味が有るのでしょうか。

錆び行く街の逆転の発想なのかな。

レトロビルは三井系が多いのですが、三菱系の郵船ビルの1階の門司ビールが凄く美味しくてびっくり。

夕景

九州の夕景はどこも見事ながら、この門司港のは特筆かも。

スーパー

旅行では近くのスーパーを覗いてみることにしています。案外見慣れない生活感を知ることができます。

軽くて日持ちするその地ならではの物を購入。

今回福岡散歩では1日、4万歩近く歩いての強行軍。

歩くと街の大きさや雰囲気まで肌に伝わってくるものが有るし、迷いながら思いがけない発見にも出会えます。

顔はほとんど同じですが中国や韓国の人や、他の東南アジアや欧州の人が多く、

話しかけられて日本語だとホッとするのは今の日本の集客力ある街の日常でしょう。

コロナで久しぶりの遠距離散歩。

博多は平地が多いので歩けましたが、寄る年波でだんだんこんな散歩もできなくなるんだろうな。