足のリハビリはまだほとんど部屋でやっていました。
ツンデレ美人さんが私をベッドの真ん中辺りにベッドに対して垂直にと言えばわかるかな?座らせてくれて、自立して座る練習。
横にはツンデレ美人さんが座ってくれて、私が前に突っ込まないように腰と肩の辺りを支えてくれていました。
最初、このリハビリが、座る練習だとわかっていなかった私は、というか自分が自立して座っていられないことに気づいていなかった私は、最近こうやって座ってるけど、いったい何してるんだろう?
私が病気になって辛いと思って悩みを聞いてくれようとしてるのかな?(←はい、アホです)なんて思っていました。
初めてこのリハビリの意味がわかったのは、ある日、ツンデレ美人さんがゆっくりと手を離したとき
「おおっ!座れるようになったね
」

と言われたときでした。
ああ、そうか、私、座れなかったんだ、だからあんなに長い車椅子に乗ってたんだ。
それから、いよいよ普通の車椅子に乗る準備が始まりました。