まずはリクライニングの車椅子に座っていられるよう練習を始めた私は、リハビリも毎回車椅子に乗せてもらい受けるようになりました。
正直、これが憂鬱でした。すぐにお尻が痛くなるから滝汗


ある日、ツンデレ美人さんが

「ちびまんじゅうさんのこと、そろそろみんなにお披露目しないと」

と言って、エレベーターに乗せてくれました。
私は、今までリハビリを受けていた病室や病棟内のリハビリ室ではなく、病院内にあるメインの大きなリハビリ室に行くことになるのですが、エレベーターの鏡に映った自分の足を見て言葉を失いました。


何これ!?これが私の足!?

血栓が出来るのを予防するために、ハイソックスをはいていたのもあったけれど、

細い…なんか木の棒みたい

びっくりしました。と同時にとてもショックでした。寝たきりだったから筋肉が落ちてしまっているから、なかなかそんなことまで考えられませんでした。

ただ、ショックを受けているところをツンデレ美人さんに悟られたくなくて、細いねー、くらい言ってやり過ごした気がします。