リハビリ病院に来て、二回目のお風呂の時、湯船に入っていると何だか寒気を感じました。
「もう出ます」
「えっ
もういいの
」


着替えをさせてくれるところに看護師さんがいたので、寒いことを伝えました。その時には私はもう寒さで歯をガタガタと鳴らしていました。
私はその数日前にも38℃台の熱を出していたので、
お風呂の帰りに、この前も熱を出したので、計ってくださいと伝えて計ってもらいました。確かまた38℃台でした。
病室に戻り、暖かいとかは感じないけれど、一応布団を肩までかけてもらいました。
そこに、味噌おにぎりさんが来ました。
「唇の色がおかしい」
すぐにまた熱を計ってくれましたが、味噌おにぎりさん、体温計を見ると、私をちらっと見て
…あ
今、隠した




私 「何度
」

味噌おにぎりさん
「39.7℃」
私 「旦那に電話してもらったらダメかな
」

味噌おにぎりさん
「こんなときくらいはいいんじゃない
電話してあげるよ」

この時、連絡を受けた旦那は、せっかく安定してきたと思ったのに…リハビリ病院へ向かう車の中で、発狂しそうになったと言っていました









当直の先生が来てくれて、点滴をしてくれました。
その日は平日だったにも関わらず、旦那は病院に泊まってくれました。
この頃の私はまだ自律神経なども安定していなかったのか、常に熱が37℃台だったり、リハビリが終わって夕方などになると、突然、寒気がして指の先がとても冷たくなってしまうことがよくありました。
熱は次の日にはだいぶ下がり、熱の原因は尿路感染ということがわかりました。
私は自分で排泄も出来なくなってきたので、おしっこの管が入っていました。
喉には大学病院の時からのカニューレが入っていました。そのカニューレを、声が出せるスピーチカニューレというものに取り替えましょう、ということになりました。
スピーチカニューレにすると、おしゃべり出来るようになりますよ、と担当の看護師さんが教えてくれました。
取り替える日にちが決まり、ドキドキしていたのですが、取り替える一週間前に、痰を吸引してくれた看護師さんが、私の喉のチューブが詰まっていることに気付き、すぐに同じタイプのカニューレと交換することになりました。
主治医の先生ではありませんでしたが、交換するために先生が来てくれました。
カニューレを抜いた時点でかなり痛くてむせてしまいましたが、そこに新しいカニューレを付けるのがものすごく痛くて、息が出来ないくらいむせてしまい、涙も鼻水も出てしまいました。喉も、ものすごく痛くて、私は一週間後、スピーチカニューレに交換することがものすごく怖くなりました。そして、今日カニューレを交換してしまったから、一週間後にスピーチカニューレに交換出来るのか、などと考えていました。
カニューレを交換した日は、ちょうど担当の看護師さんがお休みの日でした。
担当看護師さんが出てきてから、カニューレの交換が、ものすごく痛かったことを伝え、スピーチカニューレにするのもあんなに痛いのかと聞きました。
担当看護師さん
「痛い思いしちゃったのね。スピーチに交換するのは痛くないと思うよ。」
本当ですかね





ビクビクしながら当日を迎えました。