リクライニングできる車椅子に乗せてもらい、初めて食堂に行き、他の患者さんと食事することになりました。
初めて食堂に行った時の正直な私の感想は
老人ホームみたい…
何で私、こんなところに来ちゃったんだろう
(本当にごめんなさい
)


でした。とても落ち込んでしまっていた私でしたが、その後、もっと落ち込んでしまうことがありました。
食堂は長いテーブルが2つあり、男性と女性に分かれて食べるようになっていました。
私は女性側のテーブルのパーティー席になりました。
喉にカニューレも入っているし、全然動けなさそうだし、女性側の患者さんたちは私の方をじっと見たり、ちらちら見たりしていました。
なんか嫌だなあ…
そう思いました。
でも、私の落ち込みはここからでした。
順番に食事が配られ、食事が始まりました。
そこで気づいてしまいました。自分は手もほとんど動かせないから食べさせてもらうのに、自分よりもはるかに年上の方たちがスプーンやフォーク、お箸を使って食べている。
何で私、こんなふうになっちゃったんだろう…
自分が本当に動けないんだということを思い知らされました。
そしてしばらくは、食事をとることだけでも辛いのに、食堂に行って他の患者さんと顔を合わせて食事するのもやだなあ、恥ずかしいなあと憂鬱になっていました。