転院した当日はリハビリはなしでした。
旦那とお義母さんが、入院で当面必要になるもの、パジャマ数着、バスタオル、ハンドタオル、歯ブラシなどを買い出しに行ってくれました。
その間、私は看護師さんに痰を吸引してもらったりして、のんびり過ごしていました。
その間にナースコールも、大学病院の時と同じ、ほっぺたに触れると鳴るタイプのものが取り付けてもらえました。
先ほど話をした若い男性のリハビリの先生が来て設置してくれたのですが、
リハ先生 「ああ、これは触れても鳴るし、ふっと息を吹き掛けてもなるんですね。ん?
光?光でも鳴るってどういうことだろう?・・・魔貫光殺砲(マカンコウサッポウ)とか?」
私 (ドラゴンボール…わかってしまった自分が悔しい
)(そんな人いないわっ
)


緊張しながらも、おかげで少し笑えました
先生からのお話しが終わり、だいたい落ち着いたし、旦那は明日から仕事なので、お義母さんと一緒に帰りました。
(ああ、これでしばらく旦那にも会えないんだ…すぐに来られる距離でもないし、不安でも一人で頑張るしかないんだ…)
家族からはとても遠いところで一人…とても不安でした。
その日の夜勤の看護師さんは、女性のOさん、男性のYさんでした。
Oさんが寝る前にまわってきてくれたので、私は不安なことを伝えると
「何、不安なの?ナースステーションから近いからちょくちょく来てみるよ。」
Oさんの話し方になんだか少し安心しました。
私の病室はナースステーションからすぐ近くのところでした。
不安だったものの、朝も早くて疲れていた私は、うとうとし始めましたが、やはり眠ってしまうと無呼吸になってしまい、OさんとYさんが交互に起こしに来てくれました。
「ちびまんじゅうさん、苦しくないの?酸素が80パーセントくらいになっちゃってるよ」
転院の条件は人工呼吸器から外れていることでしたが、私の病室には念のためいつでもつなげるように人工呼吸器の機械が置いてありました。
夜勤の看護師さんからは
「機械につなぐ?そのほうがいいんじゃない?」
と言われましたが、ここでまたつながってしまったら逆戻りしてしまう、絶対につながるものか、と思っていました。