人工呼吸器につながっている時も、喉に入っている機械とつながる器具(カニューレ)を定期的に交換してもらっていました。
「今日は交換の日だよ。ちびまんじゅうさんが苦手なやつ。」
と看護師さんに言われた時があったけれど、それまで朦朧としていた私は、自分の喉にそんなものが入っていて、しかも定期的に交換してもらっていたなんて全く知りませんでした。
しかし、意識がはっきりしてからのカニューレの交換は、とっても痛くてつらいものでした。
気管切開して、穴が開いている部分に埋め込んである器具を抜いて新しいものを埋め込むという作業に私は激しくむせこみ、苦しくて涙ぐみました。すごく怖かったです。
そして、出血もしてしまうので、そのあと看護師さんが吸引してくれた管は真っ赤で、それもとても怖くて私はなるべく見ないようにしました。
その後、転院直前に呼吸器を外せることになった私は、喉に入っているものをいつ全部とるのかな?またすごく痛いのかな?と不安になり、担当の先生に、どうやって外すんですか?などと口パクで聞いたりしていました。
しかし、呼吸器からは外れたものの、喉のカニューレは一気に抜いてしまうものではありませんでした。
そして6月12日、喉にカニューレをつけたまま、私は無事にリハビリ病院へ転院することが出来ました。