＜しあわせな有り合わせ＞

大根ってうまい。
そう再認識した。

ひと月ほど前に大根のカレーを作ったとき
その優しい甘みに心が惹きつけられた。

洋風なあしらいが大根の旨みの幅を
広げるんだなってことを改めて感じた。

2週間ほど前の土曜日
いつものように
ありあわせでパスタを作ろうと
冷蔵庫を開けると野菜室には
大根以外にめぼしい食材がなかった。

大根のパスタを試してみたところ
予想以上に旨かった。

以来、少しずつアレンジを変えて
大根パスタを作っている。

写真は今朝作った大根パスタだ。

適当な肉ものがなかったので、
ストック食材の生ハムを合わせてみた。
ハモンセラーノの塊から薄く切り出した。

大根は日本の在来種だと勘違いしがちだが、
実は地中海や中東が原産地の野菜らしい。

どおりでパスタとの相性もいいわけだ。
大根の甘みが染み出たオイルを絡めたパスタは
口の中に幸せの洪水をもたらす。

作り方は次の通り。

興味がある方はどうぞ。

〔材料〕

　（具材）大根、生ハム（ハモンセラーノ）、ミニトマト、塩昆布
　（オイルベース）ニンニク、鷹の爪、オリーブオイル、マグロ酒盗
　（パスタ）リングイネ・ピッコレ

〔作り方〕

1 セミドライトマトを作る。
ミニトマトをくし型に切り、クッキングペーパーを敷いた耐熱皿に並べ、180℃のオーブンで20分ほど焼く。

2 フライパンに絞りニンニク、鷹の爪の輪切り、オリーブオイルを入れて、弱火で炒める。オイルに風味が移ったらマグロ酒盗を溶かし込む。

3 拍子木切りの大根を(1)に加え、中火で炒める。
大根が透き通ってきたら、パスタの茹で汁を少量加えて、フライパンを揺すって乳化する。

4 塩昆布、茹でたパスタを(3)に投入して和える。
皿に盛り付け、(1)のセミドライトマトを飾り、生ハムをトッピングする。

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