事前に説明もなく、9月議会が始まってから出てきた高松市の海外行政視察。台湾・シンガポールに自民民主党議員会が派遣されると言うことで、反対討論をしようと考えていましたが、議会事務局への問い合わせをしたところ「高松市議会のおける海外行政視察実施要領」があることが判明し、内容を確認したところ今回は反対討論をする必要はないと判断しました。
三人未満の会派と無所属議員は、会派の幹事長会に出席できないので、会派の幹事長会内で話し合われた内容などを知る機会がなかったので、議会内の情報格差に疑問を感じていました。
海外派遣予定者の募集・調整は、前年度の8月31日までに派遣希望者の代表者が事前計画書を議長に提出することになっています。今年は統一地方選挙があったので今年に限り6月15日が提出期限だったそうです。
今回の視察は「高松市議会のおける海外行政視察実施要領」に則って進められており、行き先は台湾・シンガポールで、「交流都市・基隆市(キールン)への訪問、スマートシティ先進地域における現地での事例調査、高松空港(株)が新規路線として検討、もしくは運航実施している各国の観光業を中心とした現況調査など」が目的とされており、高松市と両市との結びつきを深め、高松市の市政に生かしていくための視察としては、一定の理解が得られること。また、「飛行機はエコノミークラス、宿泊は国家公務員の旅費規定に準じた」と説明されていて、全体の予算が、9名の参加で、428万円と金額的にも抑えられていることなどを確認できましたので賛成することにします。
議会事務局の職員からも「次回から情報共有は、分かった時点ですぐにします」と言っていただきましたので、明日の反対討論が大荒れになる
ことを事前に防げて良かったと思います。
