『南半球な日々…。』 ~36歳からのオーストラリア留学記~
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ちょっと恥ずかしいのですが、選択した科目すべての成績が公表されましたので公開致します。

 

オーストラリアの大学院での成績の付け方について参考になればと思います。

 

 

セメスター1

 

   1. Introduction to Australian Business Tax    68.0 (CR)

 

   2. Corporate Taxation               80.0 (DI)

 

   3. Comparative Corporate Taxation      85.0 (HD)

 

      4. Comparative International Taxation         70.0 (CR)

 

            Semester Average                                75.8

 

セメスター2

 

   5.Law of Asset Protection                       58.0 (PS)

 

      6.Taxation of Offshore Operation               65.0 (CR)

 

   7.Taxation of Mergers and Acquisitions       75.0 (DI)

 

      8.Tax Treaties Special Issues                     80.0 (DI)

 

          Semester Average                                  69.5

 

          Annusal Average                                    72.6

 

 

オーストラリアの大学では、以下のような成績区分が一般的です。

 

 

   Fail                        49点以下

 

   Pass (PS)               50点~64点

 

   Credit (CR)             65点~74点

 

   Distinction (DI)         75点~84点

 

   High Distinction (HD) 85点以上

 

 

ですので、私の場合は、HDが1科目、DIが3科目、CRが3科目、PSが1科目、ということになります。

 

聞いた話では、HDをとるのはかなり難しいみたいで、その科目の受講生の数%程度の学生しかいないようです。

 

ですので、地元の学生でも、通常はDIが取れれば御の字、といった感じで捉える傾向が多いようです。

 

CRでそこそこの成績、PSは文字通りのパス、何とかその科目の単位を取得した、といったところのようです。

 

Failをとってしまうと悲惨で、どうしてもその科目の単位が必要であれば、再度受講料を負担したうえでの再履修になります(オーストラリアでは科目ごとに受講料が発生します)。

 

なお、同じ科目を2回連続でFailすると、その科目は履修できなくなる場合が多いので(学部やコースによるようですが・・・)、もし、必修科目を2度Failすると、自動的に退学ということになります。次のセメスターで再履修することになると思いますが、それによって本来履修すべき科目が履修できなくなるので、卒業時期が遅れることになります。ですので、Failだけは絶対に避けたいところです。

 

また、オーストラリアでは、就職においては、出身大学の名前やランキングよりも、各自の成績を重視する傾向が強いらしく、HDとDIの数が多い方が就職には有利なようです。逆に、PSが多いようだと、不利になるようです。

 

ですので、オーストラリアで就職するのであれば、Group of Eight のような名門大学をぎりぎりの成績で卒業するよりも、ランキングは下の大学でも、HDやDIを多めに取得して卒業するほうが就職には有利なようです。この点、日本における大学名を重視した傾向とは違いますね。

 

 

さてさて、私の成績が果たして良い方なのか、普通なのか、悪い方なのかは分かりませんが、HDが1科目、DIが3科目と、8科目中4科目でDI以上ですので、留学生にしては、まぁまぁ頑張った方かな、とは思っています。他の4科目についても、3科目はCRですので、まずまずだとは思います。

 

特に、 Comparative Corporate Taxation の 85.0 (HD) は嬉しかったですね。7000ワード・エッセイ単独での評価だったのですが、なかなか良く書けたかな、と自分でも感じてはいたのですが、まさかHDにまで届くとは思ってもみませんでした。あと、個人的にCorporate Taxation の比較法アプローチに興味を持っているので、その点でも自信が持てました。

 

オーバーオールで72.6というのも、まずまずだとは思います。

 

本当のところは、PhDへのアプリケーション資格がもらえる75.0を目指していたのですが、そこまでは振るいませんでした。残念!!

 

セメスター1に比べてセメ2は平均スコアが落ちましたが、これは科目の難易度が上がったのとアサインメントの量が増えたというのが理由だと考えています。セメ2の最初の段階では、セメ1での経験値がうまく機能して、セメ2では比較的ラクに良いスコアがとれるかな、等と考えていましたが、結果から見るとそれは甘い考えだったようです。なかなか簡単にはハイスコアはもらえませんね。あと、セメ2ではタックス以外の科目にもチャレンジしてみたのですが、その科目でPSをとってしまったのも平均スコアが下がった理由の一つです。

 

全体を通して感じることは、やはり成績の付け方は厳しいな、というのが印象です。

 

特にリサーチエッセイについては、高得点(DI以上)をとるのはなかなか難しいですし、当然ながら教授によってエッセイの採点基準にある程度の違いがあるようにも思います。

 

この辺については、次回以降、各科目ごとにアサインメントの内容や採点について書いていこうと思っています。

 

いちばん最初の科目 "Introduction to Australian Business Tax" のMidterm exam(中間試験)の結果が60点だった時には、「中間で60点ってことは、これより難しいFinal exam(最終試験)で50点以上をマークするのはかなり厳しいな、無理かもしれない」と、かなり切実に思いつめたものでした。

 

ですので、こうして全ての科目で一応の結果が出せたというのは、それはそれで良かったと思っています。

 

ということで、今回は全体の成績について書いてみました。

 

成績の基準等、オーストラリアの大学院への留学を考えている方の参考になればと思います。

 

各科目ごとのアサインメントや採点結果については、また小出しに書いていこうと思っています。

 

ではでは、今回はこの辺で。