脱臼の処置前に打った痛み止め注射(詳しくは前回の記事を参照)。発現率5%未満の副作用に苦しんだが、それが抜けると完全復活!「普通に美味しく食事ができるのは幸せ~!」と改めて感じた。脱臼した肩は痛みがないので、「ここまで動かすと再度脱臼する可能性が高いでしょ!」という位置まで腕を動かしてしまいそうだ。ヤバイ!
18年ほど前の31歳あたりで左肩を脱臼した時は、脱臼が癖・習慣にならないように3週間ほど固定したが、今回は固定の指示はなかった。肩は2度脱臼すると固定しても意味がない・効果がないとのことだ。要は、今後は脱臼しないように上手く付き合っていくしかないとのこと。脱臼を繰り返し、日常生活に影響があるならば手術を検討する必要があるらしい。整形外科医は「20代など若くて身体を使ったりスポーツをする機会が多かったら手術を積極的に考えた方がいいが49歳か....。とりあえず様子を見て考えよう」といった発言をしていた。
昨日、ネットでチラッと調べただけでも、やはり肩は2回脱臼すると脱臼を繰り返す可能性が非常に高いことが分かった。現に、今回、肩を入れてもらった時、私が「どこまで動かしてもいいのですか?」と整形外科医に訊くと、医師が私の脱臼した側の左腕を動かしながら「ここまでは大丈夫、ここからが外れ....」と言った瞬間、なんと!再度左肩脱臼。医師が「2度目の脱臼だから脱臼の道が出来てしまっているな」と呟いていた。脱臼の道、つまり、肩がある位置にくると肩が外れるルートのことだ。
また、肩は一度でも脱臼すると肩を支えている筋肉が完全に元に戻ることはなく、かなり専門的にケアしてインナーマッスルを鍛えないと強度がかなり下がるようだ。多分、18年前にもこのような説明を受けたと思うが....。脱臼から5年ほどはかなり注意していたが、それ以降、特に乳がん手術以降は患側(右側)のリンパ浮腫や違和感だけに注意が向いてしまっていた。さらに「今まで20年近くゴルフや様々なスポーツをしても大丈夫だったから、もう大丈夫でしょ!」という油断・過信があった。
★乳がん手術以降ずっと患側・右側上腕後面の違和感が続いているので、買物・引越しをはじめ、日常生活で左手に負担をかけていた。この2年間で左肩を何とか支えてくれていた筋肉がかなり弱っていた可能性あり。
★あるトレーニングで患側・右側肩甲骨周り筋肉の可動域や違和感の改善に期待以上の効果が出て、そのトレーニングの更なる効果を期待し負荷をかけすぎた。「これぐらいの負荷では効果がないでしょ!」ぐらいの負荷(重さ)に留めるべきだった。アラフィフという年齢からしても、負荷は最小限に留めるべきだった。
といったことが原因で今回の脱臼に繋がったと思う。反省だ。今回の左肩脱臼により、左腕への負荷を減らすことになるが、そうなると当然ながら患側・右腕への負荷がかかる。整形外科・形成主治医・乳腺主治医など様々な立場の専門医の意見を訊きながら左肩の処置を考えたい。手術も視野に入れている。まずは来月の乳輪再建時に形成主治医に雑談レベルで話を聞き、福岡に戻ったら今回受診した近所の整形外科医をはじめ様々な整形外科医の話を聞きはじめ、6月には東京の今の病院から紹介された福岡の病院で初めて乳癌術後定期検診を受けるので、そこでもいろいろな情報を集め.....と思っている。あぁ....考えるべきことが増えてしまった。仕方がないけど。
実は、今回の脱臼はパーソナルトレーニング中に起きた。もちろん、トレーナーはすごく責任を感じている。でも、私はトレーナーを責める気持ちはない。「ここが反省すべき点。次に繋げてほしい」といったちょっと厳しい内容は言ったが、パーソナル・トレーニングを止める気持ちはない。トレーニング内容は変えるけど。
パーソナル・トレーニングを始める前、乳がん手術&再建の影響で猫背度合が増していた。それが主たる原因で頸椎にかなり負担がかかり、昨年の春から初夏にかけて患側・右側の手に痺れが出現した。危機感を感じジム通い・パーソナル・トレーニングをはじめ、明らかに姿勢が改善。身体が変わってきている。
それに.......。乳がん発覚以降、自己管理の大切を痛感している。具体的には....。私の病院は乳がん患者がもの凄く多く、その上、私の主治医は担当患者数は特に多いので、主治医は非浸潤癌で術後経過観察の私のことは全く覚えていない。確認したことはないがそう感じているし、それが当然だと思っている。術後定期検診では、読影の医師などから気になるコメントがない限り、電子カルテを読み返すことはないとも思っている。そんな主治医から短い診察時間内に的確な質問をしいろんな情報を引き出すには、私の準備や基礎知識の向上、質問に投げ方の工夫が必要だと感じ、できる限りそれを実践するようにしている。さらに言うと、自分で自分の病状に関する情報を理解管理し、必要に応じて医師に伝えることをしている(医師はイチイチ覚えていないので)。
その経験があったのに、今回、トレーニング中に少し負荷を上げた時に、私が「左肩は18年ほど前に脱臼していて、右手はリンパ浮腫は一応念頭に置いておく必要があるんですが......」とトレーナに告げることができなかった(今までのトレーニング中に告げたことはあった)。気が緩んでいた。仕事の疲れもあった。それが一番の後悔だ。トレーナーは私が乳がんサバイバーであることは常に意識にあるが、リンパ浮腫の懸念まで100%は理解していないし、脱臼経験は伝えたと思うが、乳がん・再建手術への意識が強く頭になかったと思う。
このあたりの考え方をはじめ、アクシデントが起こった時の捉え方は乳がん闘病経験前と後では違う。以前にも書いたように海外生活の影響もあるが、乳がん闘病を通じて「リスクはつきもの」「起こってしまったことに対する原因追究・反省はするが、すぐに方向転換をして次の策を考える重要性」をいろんな場面で感じ取ったからだと思う。
本日のオマケはズームしすぎてイマイチの福岡タワー桜イルミネーション。もうすぐ福岡市民になって一年だ。

「また長いね。でもOKよ!」
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18年ほど前の31歳あたりで左肩を脱臼した時は、脱臼が癖・習慣にならないように3週間ほど固定したが、今回は固定の指示はなかった。肩は2度脱臼すると固定しても意味がない・効果がないとのことだ。要は、今後は脱臼しないように上手く付き合っていくしかないとのこと。脱臼を繰り返し、日常生活に影響があるならば手術を検討する必要があるらしい。整形外科医は「20代など若くて身体を使ったりスポーツをする機会が多かったら手術を積極的に考えた方がいいが49歳か....。とりあえず様子を見て考えよう」といった発言をしていた。
昨日、ネットでチラッと調べただけでも、やはり肩は2回脱臼すると脱臼を繰り返す可能性が非常に高いことが分かった。現に、今回、肩を入れてもらった時、私が「どこまで動かしてもいいのですか?」と整形外科医に訊くと、医師が私の脱臼した側の左腕を動かしながら「ここまでは大丈夫、ここからが外れ....」と言った瞬間、なんと!再度左肩脱臼。医師が「2度目の脱臼だから脱臼の道が出来てしまっているな」と呟いていた。脱臼の道、つまり、肩がある位置にくると肩が外れるルートのことだ。
また、肩は一度でも脱臼すると肩を支えている筋肉が完全に元に戻ることはなく、かなり専門的にケアしてインナーマッスルを鍛えないと強度がかなり下がるようだ。多分、18年前にもこのような説明を受けたと思うが....。脱臼から5年ほどはかなり注意していたが、それ以降、特に乳がん手術以降は患側(右側)のリンパ浮腫や違和感だけに注意が向いてしまっていた。さらに「今まで20年近くゴルフや様々なスポーツをしても大丈夫だったから、もう大丈夫でしょ!」という油断・過信があった。
★乳がん手術以降ずっと患側・右側上腕後面の違和感が続いているので、買物・引越しをはじめ、日常生活で左手に負担をかけていた。この2年間で左肩を何とか支えてくれていた筋肉がかなり弱っていた可能性あり。
★あるトレーニングで患側・右側肩甲骨周り筋肉の可動域や違和感の改善に期待以上の効果が出て、そのトレーニングの更なる効果を期待し負荷をかけすぎた。「これぐらいの負荷では効果がないでしょ!」ぐらいの負荷(重さ)に留めるべきだった。アラフィフという年齢からしても、負荷は最小限に留めるべきだった。
といったことが原因で今回の脱臼に繋がったと思う。反省だ。今回の左肩脱臼により、左腕への負荷を減らすことになるが、そうなると当然ながら患側・右腕への負荷がかかる。整形外科・形成主治医・乳腺主治医など様々な立場の専門医の意見を訊きながら左肩の処置を考えたい。手術も視野に入れている。まずは来月の乳輪再建時に形成主治医に雑談レベルで話を聞き、福岡に戻ったら今回受診した近所の整形外科医をはじめ様々な整形外科医の話を聞きはじめ、6月には東京の今の病院から紹介された福岡の病院で初めて乳癌術後定期検診を受けるので、そこでもいろいろな情報を集め.....と思っている。あぁ....考えるべきことが増えてしまった。仕方がないけど。
実は、今回の脱臼はパーソナルトレーニング中に起きた。もちろん、トレーナーはすごく責任を感じている。でも、私はトレーナーを責める気持ちはない。「ここが反省すべき点。次に繋げてほしい」といったちょっと厳しい内容は言ったが、パーソナル・トレーニングを止める気持ちはない。トレーニング内容は変えるけど。
パーソナル・トレーニングを始める前、乳がん手術&再建の影響で猫背度合が増していた。それが主たる原因で頸椎にかなり負担がかかり、昨年の春から初夏にかけて患側・右側の手に痺れが出現した。危機感を感じジム通い・パーソナル・トレーニングをはじめ、明らかに姿勢が改善。身体が変わってきている。
それに.......。乳がん発覚以降、自己管理の大切を痛感している。具体的には....。私の病院は乳がん患者がもの凄く多く、その上、私の主治医は担当患者数は特に多いので、主治医は非浸潤癌で術後経過観察の私のことは全く覚えていない。確認したことはないがそう感じているし、それが当然だと思っている。術後定期検診では、読影の医師などから気になるコメントがない限り、電子カルテを読み返すことはないとも思っている。そんな主治医から短い診察時間内に的確な質問をしいろんな情報を引き出すには、私の準備や基礎知識の向上、質問に投げ方の工夫が必要だと感じ、できる限りそれを実践するようにしている。さらに言うと、自分で自分の病状に関する情報を理解管理し、必要に応じて医師に伝えることをしている(医師はイチイチ覚えていないので)。
その経験があったのに、今回、トレーニング中に少し負荷を上げた時に、私が「左肩は18年ほど前に脱臼していて、右手はリンパ浮腫は一応念頭に置いておく必要があるんですが......」とトレーナに告げることができなかった(今までのトレーニング中に告げたことはあった)。気が緩んでいた。仕事の疲れもあった。それが一番の後悔だ。トレーナーは私が乳がんサバイバーであることは常に意識にあるが、リンパ浮腫の懸念まで100%は理解していないし、脱臼経験は伝えたと思うが、乳がん・再建手術への意識が強く頭になかったと思う。
このあたりの考え方をはじめ、アクシデントが起こった時の捉え方は乳がん闘病経験前と後では違う。以前にも書いたように海外生活の影響もあるが、乳がん闘病を通じて「リスクはつきもの」「起こってしまったことに対する原因追究・反省はするが、すぐに方向転換をして次の策を考える重要性」をいろんな場面で感じ取ったからだと思う。
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