今日は、先日、博多駅前のイルミネーション・イベント会場で購入した「サンタ・だるま」のオマケ写真から。博多人形師が作ったとか。この表情が目に留まり、福岡・博多記念に買った。転勤が多い我が家。いつまで福岡に居られるかも分からない....。

では本題。ここ数日の投稿の続きのお話です。
2ヶ月振りのA医師の診察。乳がん手術前に乳腺外科主治医からA医師の診察予約が入り数回診察を受けた時は、A医師が深下腹壁穿通枝皮弁法での再建の第一人者ということすら知らなかったが、この時点では「A先生に再建してもらいたい~」とA先生のもとに集まってくる患者が多くいることなど最低限の情報は知った上での診察だった。
当時、私の病院での自家組織再建手術の執刀医はA医師だったが、深下腹壁穿通枝皮弁法は8~12時間の長時間マイクロサージェリー。もちろん、A医師の他にも、B医師、本日新たに登場するC医師、そして現在の私の形成外科主治医も手術に入っていた。まぁ、当時はこの辺りのこともよく分かってはいなかったのだが。
それで、A医師にはまず下記2点を訊いた。
①私は今までの全身麻酔の手術全てで術後に吐き気・嘔吐があった。出すものがなくなっても嘔吐が続く結構辛いものだった。深下腹壁穿通枝皮弁法の再建手術は長時間。麻酔時間が長くなるので、術後に吐き気・嘔吐がある可能性が高いと推測している。下腹部をドナーとする手術後にこのような嘔吐があっても大丈夫なのか。
②最も自然で美しく再建すること「だけ」を考えた場合、先生が考えるベストな再建方法・手法。
①については、
「全身麻酔はやってみないと分からない(全身麻酔の副作用は毎回違うという意味。その時の体調や薬の配合などによって副作用は変わってくると麻酔科医からも毎回説明を受ける)。が、嘔吐は無いにこしたことはない」との返答。
②については、
まずはドナーとなるお腹の脂肪量を触診でチェック。「深下腹壁穿通枝皮弁法での再建は可能だが、脂肪を根こそぎ取ることになる」とした上で、「デコルテの凹みが大きいので、皮膚移植をしない場合は、自家組織手術でデコルテを全て埋められるかは分からない。術後に脂肪注入が必要になる可能性がある。皮膚移植ありなら、デコルテは全部埋められる。ただ、その場合は、皮膚はパッチワークになる」と説明された。「え?エキスパンダーで伸ばしても、皮膚移植なしならデコルテが埋まらないの?大変な自家組織手術をした後に脂肪注入が必要って.....。マジ??」と驚きながら心の中で叫んでいた。何度か確認したがこれに関する見解は変わらなかった。
次に「健側の修正についてはどのように考えている?」と訊かれた。「まだ病理結果が出ていないので具体的には考えていない。先生がベストと思われる方法を提案をして頂きたい」と返した。すると、「健側の形状はいい(正直、嬉しかった)。健側の下側にほんの少しだけメスを入れ摘むと(文字では説明が難しい....)理想の形に近づく。僕なら、まずは健側の修正手術と患側の瘢痕拘縮形成手術を行う。その後、エキスパンダーで患側の皮膚を伸ばし、修正した健側に合わせてシリコン・インプラントで再建。その後にデコルテに脂肪注入をする。それが僕の提案。ただ健側の修正はオプション、そして自費」という提案・説明を受けた。
私の場合は、これがベスト!というのはなく、様々な手法が考えられるらしく、「選択肢が多いと迷うよね....」とA医師から言われた。結局、数回A医師の診察を受け、「シリコン・インプラント+脂肪注入を基本に考える。なので、脂肪注入について詳しいことを伺いたい。デコルテの凹みが大きいので、どの程度の脂肪注入が必要なのか、その費用について伺いたい。それを知った上で健側の修正手術を考えたい」という結論をA医師に伝えた(インプラントに決めた理由については過去記事参照)。
「深下腹壁穿通枝皮弁法による再建には強い想いや思いっきりが必要、とA医師は考えている」ということを後から知った。なので、当時、術後の嘔吐にかなりの不安を抱えていた私に対しては自家組織を強くは勧めなかったと今は推測している。あとね、他にもちょっとしたA医師の事情もあったしね。
それで、次は脂肪注入をメインで担当しているC医師の診察を受けることになった。私は、挿入エキスパンダーが500ccだった上、傷口・皮膚の状態が悪く、一次再建の術中・術後の入院中にあまりお水を注入することができなかった。なので、お水注入のための通院が多く、「では、次の注入は脂肪注入の説明とともにC医師(C医師も現在の主治医ではない)で」という感じになっていた。「いい加減、主治医を決めたいな....」と思う反面、「先は長いのでいろんな医師の診察を受け意見を聞きつつ、最終的に自分で主治医を決めるか」という思いもあった。
つづく.....。
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では本題。ここ数日の投稿の続きのお話です。
2ヶ月振りのA医師の診察。乳がん手術前に乳腺外科主治医からA医師の診察予約が入り数回診察を受けた時は、A医師が深下腹壁穿通枝皮弁法での再建の第一人者ということすら知らなかったが、この時点では「A先生に再建してもらいたい~」とA先生のもとに集まってくる患者が多くいることなど最低限の情報は知った上での診察だった。
当時、私の病院での自家組織再建手術の執刀医はA医師だったが、深下腹壁穿通枝皮弁法は8~12時間の長時間マイクロサージェリー。もちろん、A医師の他にも、B医師、本日新たに登場するC医師、そして現在の私の形成外科主治医も手術に入っていた。まぁ、当時はこの辺りのこともよく分かってはいなかったのだが。
それで、A医師にはまず下記2点を訊いた。
①私は今までの全身麻酔の手術全てで術後に吐き気・嘔吐があった。出すものがなくなっても嘔吐が続く結構辛いものだった。深下腹壁穿通枝皮弁法の再建手術は長時間。麻酔時間が長くなるので、術後に吐き気・嘔吐がある可能性が高いと推測している。下腹部をドナーとする手術後にこのような嘔吐があっても大丈夫なのか。
②最も自然で美しく再建すること「だけ」を考えた場合、先生が考えるベストな再建方法・手法。
①については、
「全身麻酔はやってみないと分からない(全身麻酔の副作用は毎回違うという意味。その時の体調や薬の配合などによって副作用は変わってくると麻酔科医からも毎回説明を受ける)。が、嘔吐は無いにこしたことはない」との返答。
②については、
まずはドナーとなるお腹の脂肪量を触診でチェック。「深下腹壁穿通枝皮弁法での再建は可能だが、脂肪を根こそぎ取ることになる」とした上で、「デコルテの凹みが大きいので、皮膚移植をしない場合は、自家組織手術でデコルテを全て埋められるかは分からない。術後に脂肪注入が必要になる可能性がある。皮膚移植ありなら、デコルテは全部埋められる。ただ、その場合は、皮膚はパッチワークになる」と説明された。「え?エキスパンダーで伸ばしても、皮膚移植なしならデコルテが埋まらないの?大変な自家組織手術をした後に脂肪注入が必要って.....。マジ??」と驚きながら心の中で叫んでいた。何度か確認したがこれに関する見解は変わらなかった。
次に「健側の修正についてはどのように考えている?」と訊かれた。「まだ病理結果が出ていないので具体的には考えていない。先生がベストと思われる方法を提案をして頂きたい」と返した。すると、「健側の形状はいい(正直、嬉しかった)。健側の下側にほんの少しだけメスを入れ摘むと(文字では説明が難しい....)理想の形に近づく。僕なら、まずは健側の修正手術と患側の瘢痕拘縮形成手術を行う。その後、エキスパンダーで患側の皮膚を伸ばし、修正した健側に合わせてシリコン・インプラントで再建。その後にデコルテに脂肪注入をする。それが僕の提案。ただ健側の修正はオプション、そして自費」という提案・説明を受けた。
私の場合は、これがベスト!というのはなく、様々な手法が考えられるらしく、「選択肢が多いと迷うよね....」とA医師から言われた。結局、数回A医師の診察を受け、「シリコン・インプラント+脂肪注入を基本に考える。なので、脂肪注入について詳しいことを伺いたい。デコルテの凹みが大きいので、どの程度の脂肪注入が必要なのか、その費用について伺いたい。それを知った上で健側の修正手術を考えたい」という結論をA医師に伝えた(インプラントに決めた理由については過去記事参照)。
「深下腹壁穿通枝皮弁法による再建には強い想いや思いっきりが必要、とA医師は考えている」ということを後から知った。なので、当時、術後の嘔吐にかなりの不安を抱えていた私に対しては自家組織を強くは勧めなかったと今は推測している。あとね、他にもちょっとしたA医師の事情もあったしね。
それで、次は脂肪注入をメインで担当しているC医師の診察を受けることになった。私は、挿入エキスパンダーが500ccだった上、傷口・皮膚の状態が悪く、一次再建の術中・術後の入院中にあまりお水を注入することができなかった。なので、お水注入のための通院が多く、「では、次の注入は脂肪注入の説明とともにC医師(C医師も現在の主治医ではない)で」という感じになっていた。「いい加減、主治医を決めたいな....」と思う反面、「先は長いのでいろんな医師の診察を受け意見を聞きつつ、最終的に自分で主治医を決めるか」という思いもあった。
つづく.....。
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