2012年12月
右乳房全摘手術+エキスパンダー挿入手術(一期再建)を受けた。
センチネルリンパ節生検のみで、腋窩リンパ節の郭清はしていない。
私の病院では、全摘手術の場合は、術後、ドレーンが2本挿入される。
乳房摘出により出てくるリンパ液・血液・体液を対外に排出するためだ。
手術直後の排液の色は出血があるため赤。
しばらくすると、オレンジ→黄色→黄色っぽい透明、と変化していく。
排液量は徐々に減っていくが、かなりの個人差がある。
一般的に、「腋窩リンパ節を郭清している人は排液量が多い、減りづらい」とされている。
私は腋窩リンパ節を郭清していないが、凄く排液量が多かった。
術後しばらくは、看護師さんは傷口に加え、排液量もかなり気にしていた。
それぐらい多かった。
術後数日後には排液量は大幅に減ったが、それでも人より多く、その量が横ばいで減らない。私より後に手術をした人は、どんどん減り、あっという間に私より少なくなる。
「なんで、私だけこんなにも減らないの??」
「早く減ってくれ~~」
と思っていた。
傷口の治癒の遅さといい、排液量といい、何だか.....。
1日の排液量が50mlを下回る日が数日続くと、ドレーンを外し退院となるけど、
私は入院2週間を過ぎても1日50mlを下回る気配がなく.....。
結局、病棟が混んできたので、ドレーンをつけたまま15日目に退院した。
退院前にドレーンの扱い方を看護師さんから教わり家で処理。退院から3日目にドレーンを抜いたが、それでも1日50ml弱だった。
排液量とドレーンを抜くタイミングについて私が受けた説明は
『まだ排液量がそれなりにある時期にドレーン抜いてしまうと、排液量が体内で吸収されず(ある程度は吸収される)体内に溜まってしまい、感染症のリスクが高まる。なので、体液が溜まった場合は、注射器で体外から溜まった排液を抜くが、エキスパンダーを挿入している場合は、注射器を刺した際にエキスパンダーに穴をあけてしまうリスクがあるので、なるべく注射器で抜くことは避けた方がいい。でもその一方、あまり長くドレーンを入れていると、ドレーンを挿入し続けることによる感染症のリスクが高まる。』
う~ん。
要は、術後のある程度短い期間で排液量が減り、なるべく早くドレーンを抜いた方がいいということだよね.....。
で、また思った。
「なぜ、私は排液量の減り方が遅いの?
リンパ節の郭清をしていないのに?」
その理由を訊きまくった。
乳腺外科の医師からは
・エキスパンダーを挿入すると、体内に隙間が出来やすい。体内に隙間があると、排液が溜まりやすくなる。
・なので、エキスパンダーに食塩水を注入し膨らましていくと、体内の隙間が減り、排液が減る。
看護師からは
・経験則だが、エキスパンダーを入れている人の方が排液の減り方が遅い。
・経験則だが、30ml以下でドレーンを抜いても排液が体内に溜まる人もいるし、60ml程度で抜いても溜まらない人もいる。吸収量には差があるように感じている。
といったことを聞いた。
なので、早く排液量を減らしたかった私は
入院中、形成外科に呼ばれる度に
「エキスパンダーに水を注入したら体内の隙間が減り排液量が減る、と言われました」と訴えた。
すると、形成外科の医師からは
「注入したいけど、傷口の状態が.....。微妙だな......」とう回答が....。
ここでも、傷口の状態の悪さが影響した。
傷口・皮膚の状態がよくないと
傷口の状態が良くない・傷口の治り方が遅い→エキスパンダーへの食塩水注入がすすまない(体内の隙間が減らない)→排液量がなかなか減らない→感染症のリスクが高まる・被膜拘縮のリスクも高まる
という悪循環がおこるのだ.....。
再建への道のりが長くなる.....。
エキスパンダーを挿入した人で傷口の状態が良かった人は、食塩水の注入が順調に進んでいたし、排液量の減り方も遅くはなかった。

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右乳房全摘手術+エキスパンダー挿入手術(一期再建)を受けた。
センチネルリンパ節生検のみで、腋窩リンパ節の郭清はしていない。
私の病院では、全摘手術の場合は、術後、ドレーンが2本挿入される。
乳房摘出により出てくるリンパ液・血液・体液を対外に排出するためだ。
手術直後の排液の色は出血があるため赤。
しばらくすると、オレンジ→黄色→黄色っぽい透明、と変化していく。
排液量は徐々に減っていくが、かなりの個人差がある。
一般的に、「腋窩リンパ節を郭清している人は排液量が多い、減りづらい」とされている。
私は腋窩リンパ節を郭清していないが、凄く排液量が多かった。
術後しばらくは、看護師さんは傷口に加え、排液量もかなり気にしていた。
それぐらい多かった。
術後数日後には排液量は大幅に減ったが、それでも人より多く、その量が横ばいで減らない。私より後に手術をした人は、どんどん減り、あっという間に私より少なくなる。
「なんで、私だけこんなにも減らないの??」
「早く減ってくれ~~」
と思っていた。
傷口の治癒の遅さといい、排液量といい、何だか.....。
1日の排液量が50mlを下回る日が数日続くと、ドレーンを外し退院となるけど、
私は入院2週間を過ぎても1日50mlを下回る気配がなく.....。
結局、病棟が混んできたので、ドレーンをつけたまま15日目に退院した。
退院前にドレーンの扱い方を看護師さんから教わり家で処理。退院から3日目にドレーンを抜いたが、それでも1日50ml弱だった。
排液量とドレーンを抜くタイミングについて私が受けた説明は
『まだ排液量がそれなりにある時期にドレーン抜いてしまうと、排液量が体内で吸収されず(ある程度は吸収される)体内に溜まってしまい、感染症のリスクが高まる。なので、体液が溜まった場合は、注射器で体外から溜まった排液を抜くが、エキスパンダーを挿入している場合は、注射器を刺した際にエキスパンダーに穴をあけてしまうリスクがあるので、なるべく注射器で抜くことは避けた方がいい。でもその一方、あまり長くドレーンを入れていると、ドレーンを挿入し続けることによる感染症のリスクが高まる。』
う~ん。
要は、術後のある程度短い期間で排液量が減り、なるべく早くドレーンを抜いた方がいいということだよね.....。
で、また思った。
「なぜ、私は排液量の減り方が遅いの?
リンパ節の郭清をしていないのに?」
その理由を訊きまくった。
乳腺外科の医師からは
・エキスパンダーを挿入すると、体内に隙間が出来やすい。体内に隙間があると、排液が溜まりやすくなる。
・なので、エキスパンダーに食塩水を注入し膨らましていくと、体内の隙間が減り、排液が減る。
看護師からは
・経験則だが、エキスパンダーを入れている人の方が排液の減り方が遅い。
・経験則だが、30ml以下でドレーンを抜いても排液が体内に溜まる人もいるし、60ml程度で抜いても溜まらない人もいる。吸収量には差があるように感じている。
といったことを聞いた。
なので、早く排液量を減らしたかった私は
入院中、形成外科に呼ばれる度に
「エキスパンダーに水を注入したら体内の隙間が減り排液量が減る、と言われました」と訴えた。
すると、形成外科の医師からは
「注入したいけど、傷口の状態が.....。微妙だな......」とう回答が....。
ここでも、傷口の状態の悪さが影響した。
傷口・皮膚の状態がよくないと
傷口の状態が良くない・傷口の治り方が遅い→エキスパンダーへの食塩水注入がすすまない(体内の隙間が減らない)→排液量がなかなか減らない→感染症のリスクが高まる・被膜拘縮のリスクも高まる
という悪循環がおこるのだ.....。
再建への道のりが長くなる.....。
エキスパンダーを挿入した人で傷口の状態が良かった人は、食塩水の注入が順調に進んでいたし、排液量の減り方も遅くはなかった。

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