アメブロはサブブログで、FC2がメインブログです(ブログ名は同じ)。インド・チェンナイ関連記事は80%ほどはアメブロにもコピペ投稿していますが(FC2の方がカテゴリ分類が細かく検索しやすい)、乳がん&乳房再建関連の過去記事は主な投稿しかこちらにコピペ投稿していません。(詳しくはこちら目次を)。宜しくお願いします。

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やっとマスメディアも報じるようになったが、コロナが大流行中だ。SNSを見ていると、先月下旬あたりから、コロナ最前線医師が注意喚起、海の日3連休あたりから激増といった感じだ。首都圏では感染爆発している印象だ。検査数が減り(検査を希望しない人を含め)、実態が把握できていない状態での激増。目には見えない形で、過去一の大波となるのでは?と思っている。入院患者・肺炎患者が急増しているのが気がかりだ。

私は、今までは、「普段使いは4層KF94、新幹線・飛行機はN95/FFP3、毎日の鼻うがい+ちゃんとした手洗い・うがい、ワクチン接種」で”自覚レベルでは”コロナ感染を逃れてきた(コロナ禍で風邪症状が出たことがない)。が、今回は自信ない。なぜなら、酷暑で換気が悪い場所が多いうえ、マスク着用率がかなり低く、街中のウイルス量/濃度が高いし、私は免疫抑制を服用している、つまり、免疫に抑制がかかっていて全ての感染症に罹りやすい状態なので。覚悟はしているが、闘病は苦痛なので、出来れば避けたい。


それで本題。この投稿では、免疫暴走の治療に関する説明は省略するが、私の病態の場合、悪性腫瘍/癌が原因で免疫が暴走している可能性があるので、それを調べるために下記検査を受けた。確定診断のための除外診断だ。私自身の記録メモも兼ねているので長文だが、シリコン・バッグで乳房を再建している方は、最後の「再建乳房・シリコン・パイ/形成外科」から最後までを読んで頂ければ、と思う。それもあり、ブログのカテゴリも「シリコン乳房:8年~」に分類している。


◆骨盤までの全身造影CT/リウマチ膠原病内科
・膠原病領域の血管炎の有無など様々なことを診ている/チェックしていると思うが、造影CTで分かる範囲で、ざっくりと悪性腫瘍の有無もチェックしたと思われる。
・結果:異状なし


◆子宮・卵巣/婦人科
・子宮頸がんの細胞診や子宮・卵巣のエコー検査。健診をサボっていて10年以上振りに受けた。
・結果:異状なし
・子宮がしぼんできているらしい。年齢相応だとか。「役目を終えたんだね」と思った。


◆上部・下部消化器内視鏡検査/消化器内科

★通称:胃カメラ、健診をサボっていて10年以上ぶりに受けた。
・結果:異状なし。ピロリ菌も存在せず(ピロリ菌除去をしたことはない)かなり良い状態で、胃がんになりにくい状態らしい。他の上部消化器も問題なし。


★通称:大腸カメラ、こちらも健診をサボっていて10年以上ぶりに受けた。
・結果:異状なし。検査時にポリープ(病理結果でもポリープ、詳細略)を1つ切除。
・私の大腸は、大腸カメラ検査のリスクが非常に高い、つまり、検査時に大腸を破いてしまうリスクが非常に高い形状・状態だという指摘を受けた。ベテラン医師が私の大腸内視鏡の担当だったが、かなり苦労・工夫をしていて、終わった時に「今年一番難しかった」と言われた。看護師も「XX先生がここまで時間がかかるのは珍しい」と言っていた。全身麻酔系の薬に非常に敏感(激しい嘔吐などの副反応が出る)で、外科的な痛みには超鈍感/強いので、鎮静剤の投与なしで検査を受けたが、最後の段階(一番検査が難しかった箇所、カメラが入りずらい箇所)で痛みに耐えられず、担当医と相談して少量の鎮静剤を使用した。
・大腸カメラは今回が2回目。10年以上前に当時の地元のクリニックで受けた1回目/初めての検査で、「最後の盲腸あたりにカメラが入らない。入れると大腸損傷のリスクがあるのでやめる」と言われたが、今回も同じ個所でカメラが入らず苦労していた。ベテラン医師が技を使い細いカメラで何とか入れて診てくれたら、ここにポリープがあった。
・「私の場合は、今後は、大腸カメラの検査に伴う非常に高いリスクを勘案した上で、大腸カメラ検査をするか否かを決める必要がある。大腸カメラほど優秀ではないが、まずはCT検査を行い、その結果で大腸カメラ検査のメリットが高いリスクを上回る場合に行う、という方針がいいと思う。大腸カメラ検査で大腸を破ってしまった場合、必ず手術になるが、私の大腸の形状・状態だと内視鏡ではなく開腹手術になる」というとても参考になるアドバイスを頂いた。
・一般的に男性より女性の方が大腸内視鏡検査は大変になる。特に小柄な女性。物理的な問題。体格が大きいほど検査はしやすく、受ける側も楽。
・開腹手術の経験があると、癒着などで内視鏡検査が大変になる傾向がある。


◆乳腺/乳腺外科
・健側乳房・健側の腋窩/脇下リンパ節、患側の再建乳房/シリコン・パイ周り及び患側の腋窩/脇下リンパ節をチェック。再発や新たな乳がんの有無をマンモ&エコー検査でチェック。健側に関しては、毎年検診を受けており、昨年秋に定期検診と受けたばかり。
・結果:異状なし。健側/左側には、長年変化しない良性のモノが1ヶ所あったが、それは変化なし。今回、新たに良性のモノが一個増えた。健診で言うところのカテゴリー2(5段階中の2)。


◆再建乳房・シリコン・パイ/形成外科

【私のシリコン・バッグの状況・留意点】
私がシリコン・バッグで乳房再建をしたのは2013年10月で、下記のような留意点がある。
・アラガン社の表面ザラザラのアナトミカル型/しずく型が保険適用になる直前に自費で再建。
・私が挿入しているシリコンバッグは、2019年にリコール・出荷停止。その理由は『乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫』。発症率は極めて低いが、頭の片隅には置いておき、自身のシリコン乳房に異常を感じたら、「直ぐに」手術を受けた医療機関を受診する必要がある。
『乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫』については日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会がHP上で一般の方向けに掲載している下記2つの文章(リンク添付)が全てだと思う。
 ・乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)についてよくあるご質問 (2022年2月)
 ・出荷停止となった乳房インプラント(ゲル充填人工乳房)による乳房手術を受けた方へ (2022年2月)

【今回の検査】
・免疫暴走の確定診断のために悪性腫瘍チェックが必要なので、発生率は非常に低いが、「乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫」のチェックを主たる目的として検査を受けた。
・乳がん術後からずっと強い違和感がある、患側・右上腕外側の筋肉通・可動域制限、シリコン・パイの張り感の増幅が、今回の免疫暴走の初期段階からあり、健側の左側にはなかったので、シリコン・パイはずっと気になっていた。
・結果:異状なし。シリコン・バッグ起因のリンパ種のみならず、シリコン・バッグの状態には全く問題がないとのこと。もちろん、破損はないが、医学的詳細は分からないが、エコー画像を見て主治医が「XXもこうだし、状態はかなりいい」と言っていた。
・乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫は、定期検診で見つかるよりも、再建乳房が大きくなってきた・腫れてきた等の異変から見つかることが殆どのようだ。その時点での発見でも、リンパ腫としては初期らしい。

【ヒトアジュバント病】
・1990年代、豊胸手術で使用挿入する異物が引き金になり、免疫暴走が起こる/膠原病を発病する、という議論があったらしい。詳細はここ日本形成外科学会/体内異物(人工物)/4. 体内異物(人工物)の治療―豊胸術―/(1)注入法の時代、(2)シリコンバッグの時代を参照。
・私が挿入しているシリコンを含め、最近?ここ15年ほど?使用されている再建や豊胸のためのシリコン・バッグが引き金になり、ヒトアジュバント病になることはほぼない、つまり、このシリコン・バッグを入れている人が膠原病になる確率が優位に高いことはない、らしい。形成外科的には。
・私が挿入しているシリコンは、万が一破損しても内容物のシリコンが被膜外に漏れ出ることはないと理解しているので、身体全体に内容物が行きわたることはないとは思うが、その辺りは分からない。
・10年以上の異物が体内にあると、免疫暴走の引き金になる”こともある”との見解もある。リウマチ膠原病内科的には。詳細はここ
・私が挿入しているシリコンバッグはリコール対象になっているもの。また、米国では「あくまでも目安で必須ではない」が、10年を目安にシリコン・バッグの入れ替えを推奨している。さらに、私は免疫暴走疾患になってしまったので、シリコン・バッグの対処方法を真剣に考える時期に来たことは確実だと思っている。正直、面倒.......。


免疫は複合的な要因で暴走すると私は理解している。私が信頼するリウマチ膠原病の専門医が、「リウマチ膠原病疾患の発症までには多くの段階があり、それを例えて言えば、コップに少しずつ水が注がれ、水が溢れた時にリウマチ膠原病が発症するようなもの。なので、最後に注いだ水(=要因)を、リウマチ膠原病の発症原因・引き金とするのは.....」といったことを述べていたが、私はこの説明が一番ストンと落ち、納得ができる。

で、私が素人なりに振り返り考えた今回の免疫暴走の複合要因は下記。
・遺伝的にハイリスク群(母が70代後半でPMR/膠原病の1つを発症している)
・ふくらはぎの筋肉痛など異変を感じていたにもかかわらず、毎日行っているウォーキングの負荷を下げなかった、無理をした
・10年以上の異物・シリコンバッグの再建乳房
・5回目のmRNA

私は、今回の各種検査では、悪性腫瘍/癌は見つからなかったが、見つかった場合は、リウマチ膠原病の治療は中止して癌の治療を優先して行うとのこと。癌の治療を行ったら、免疫暴走が収まり、リウマチ膠原病の症状が軽くなったり、なくなったりする場合もあると説明を受けた(要確認)。

今日のオマケは、昨日お会いしたカニさん



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