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海外に住む。当たり前だが簡単ではない。滞在する国によるが、接触交通事故などで滞在する国の国民と外国人との法的な争いになれば、外国人は不利になることが多い。企業派遣/帯同家族・現地採用・国際結婚・留学など海外に住む理由・立場により大変さ・苦労は異なるが、「不利な立場に置かれる可能性が高い」ことは共通だと思う。私は、自分で車を運転したり、一人で公共交通機関を利用して出歩いたり、滞在国の状況を勘案した自由を楽しんできたが、パスポートを持ち歩き、「何かあれば治外法権がある大使館・領事館に逃げ込む」という意識は常にあった。

日本→海外→日本→海外......と転々としてきた私。海外の国内都市移動・引越しもあった。引越し貧乏だ!「数年毎に家電を買い替えてられない!」と洗濯機とエアコンを倉庫に保管したり(モーター系家電の長期倉庫保管は良くないとされている)、冷蔵庫は海外まで連れていったこともあった(全て耐え抜いてくれ、日本で再度活躍してくれた)。変圧器をはじめ小型海外家電は持ち歩いていて、日本では天袋や押入れの一番奥を陣取る。帯同家族という立場での制限みたいなものの改善を求めて頑張ったこともある。度重なる新天地での生活基盤の構築に転職。ワクワク感より溜息の方が年々大きくなった。

初めて海外に住んでから20年ほど経った今。「得られたものも大きいな~!」と実感できるようになっている。今はネットで世界中の画像・動画を簡単に見られる。実際に行かなくても行った気分になれる。が、実際にその地に行き身を置くと、肌でしか感じられないものが沢山ある。海外に限ったことではないが。異文化の中に身を置き、「モノの見方・価値観は多種多様。自分と違う・反対の意見は貴重だ」と思い知らされる。日本を外側から見て、「日本は特殊!島国だな.....」と危機感を覚える。

海外では「文化・風習・価値観が違うことが当たり前。他人が自分自身を分かってくれないのが当たり前。それを前提に、自分自身や自分の意見を理解してもらえるように努力する。が、時には、価値観が違い過ぎて、接点を見つけられず、損・得や身を守るなどの究極な価値観?に頼らざるを得ない」といったことを様々な場面で実感する。一方、日本。「空気を読む」ことが良い事とされ、場の大勢と異なる行動・意見を言うと、「空気が読めない!」とはじかれる。同調圧力が強すぎる。良い方向であれば団結力が強い!となるが、一歩間違えれば歯止めが効かなく突き進んでしまう。70~80年前に経験している。

「モノの見方・価値観は多種多様、それが世界では当たり前!」「どんな意見にも耳を傾け、自分の価値観を再考する」といったことを実感として習得できたことは海外生活の大きな財産だと思う。

余談だが、乳がん闘病にしろ、認知症介護にしろ、当事者になって初めて見える景色がとても多かった。医療・介護現場の現状にショックを覚えたこともあった。「どんな経験も無駄にならない!」と改めて思う昨今だ。といって、「乳がんになって、......の有難味が分かるようになったので、乳がんになって良かった」とは私は思わない。乳がん闘病や認知症介護は経験しなくて済むなら経験しない方がいい。

今日のオマケは逆さまの地図。中国広州に住んでいた時、よくこの方向で地図を見た。このように見ると、見えてくることが沢山ある。地政学的にね。地図一つとっても、どこを中心にどのように見るかで見え方が違う。



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