『小室等de音楽祭』初日の出演者は
小室等
坂崎幸之助
六文銭(小室等 及川恒平 四角佳子 こむろゆい)
高田漣 坂田学 伊賀航
ゲスト
伊藤多喜雄 佐野史郎
鈴木康博 山崎ハコ
偉大な方ばかりではありますが、敬称略にて感想などを。
私は昔のフォークソングに興味はあるし好きな方ですが、実は小室等ってよく知らないです。
1971年生まれですから、物心ついた時にはもうとっくにフォークブームは終わっていて、アイドルと歌謡曲の時代になっていました。
今回のライブだって、知っている曲は2曲しかなかったのでセトリは書けません。
このライブのメインは小室等であり、小室等に関連する事柄・人・音楽について掘り下げるのが主たる目的。
小室等をよく知らない私にはさっぱりわからないことだらけなわけです。
しかも、肝心の幸ちゃんは進行役に徹していて、最初と最後しか歌わなかった。
それなのに、ま〜楽しくて楽しくて。
客席も盛り上がっていましたよ。
笑い声がたくさん聞こえていました。
もちろん私も声出して笑った。
鈴木康博
「愛をよろしく」という曲が大好きなので、一度ステージを見てみたいと思っていた人。
歌もギターも素敵でした。
会いたかった人に会えて感激!
ゲストだから持ち時間が少ないのは仕方ないけど、もうちょっと聴きたかったな。
佐野史郎
この人はニール・ヤングのファンで、来日公演にも来ていたのを知ってる。
ニールのファンというだけで、親近感MAX。
俳優としても、私の世代には馴染みのある人。
今回の音楽祭では、怖〜い歌を2曲歌ってた。
演劇の劇中歌なんだって。
舞台出身だから声がデカい。
迫力満点。
お元気そうなのが本当によかった。
伊藤多喜雄
民謡歌手の方だそうです。
民謡を生で聴いたことなんて一度もないので、その迫力に圧倒される。
トークも面白い。
ソーラン節がとてもとても盛り上がって楽しかった。
最高〜。
山崎ハコ
この人が、山崎ハコなのね!
名前しか知らないのにすごい人というのは知ってる。
アバンギャルドな飛んでる女性だと思ってたけど、可愛らしい方でした。
歌は凄いの一言。
魂やん。魂そのものやん。感動。
知らない曲だったけど覚えたよ、「織江の唄」。
六文銭
ギター3名とウクレレ1名。
え?ウクレレ?と嬉しくなって、すっかり心を鷲掴みにされる。
四角佳子めちゃくちゃカッコいい。
ブンブン手を振りまくってしもたわ。
及川恒平のボーカルは声質も声量も好みドンピシャすぎて惚れ惚れ。
高田漣 坂田学 伊賀航
バックバンドですが3人だけで2曲披露していました。
高田漣は高田渡の息子さんということで、親子エピソードが面白かった。
若い世代だけど落ち着いた大人のバンド。
小室等
「ついにこの人に辿り着いたか」
アルフィーファンなら、たぶんそう思うはず。
アルフィーをプロの世界に導いたお方。
現在81歳とのことですが、背中はシャキッとしているし声量も豊か。
息してるだけみたいなさりげなさで、爽やかで軽やかで美しいアルペジオを奏でる。
心が吸い込まれそう。
いつまでも聴いていたいなぁ。
ライブ終盤あたりはかなり眠そうで、口数も少なくなって。
でも、それも幸ちゃんの話術で笑いに化けておりました。
坂崎幸之助
おそらく最初はサポートMCという立ち位置だったはずが、結局ほぼメインMCになっていた笑笑
ギターを持って歌ったのは最初と最後だけで、あとはゲストを見てるかMCかという感じ。
正直ちょっと拍子抜けではありましたが、小室等の音楽祭ですからね。
自分のことは控えめにして、ちゃんとそのように持っていってる幸ちゃんさすが。
観客にとっては「幸ちゃんと一緒にゲストのステージを観てる」的な、ほのぼの空間になっていて、それが新鮮でよかった。
今回一番よかったのは、小室等と幸ちゃんのデュオで「愛よこんにちは」を聴けたことです。
ホンマもんや。
これ本物や。
凄いよ。
もう大感激。
1秒1秒過ぎていくのがもったいなくて。
開演前に、この公演は録画していますだったか録音していますだったかのアナウンスがあったから、いずれラジオで聴けるのではないかと思います。
期待大。
そんなこんなで、楽し〜いライブでした。
思いきって行ってよかったです。
私より若い世代の男性が周囲にチラホラいて、おっちゃんおばちゃん以上に笑ったり盛り上がったりしていたのもよかった。
昭和のフォークはちゃんと生きてる。
残念だったのは、オペラグラスを持っていかなかったこと。
出演者のほとんどがアコギ抱えて弾いていたのに、ちゃんと見えなくて悔しいわー。
15分の休憩を挟んで約3時間。
幸せな夜でした。
終演後はさっさと撤退。
ホテルに戻って早めに寝ました。
明日は早起きだから。
行くのか?
行くのか?
続く