アルフィー春ツアー広島公演2日目。

当選してました。


広島か。

広島…


中学の修学旅行で初めて広島を訪れて以来、何度も行ってますけど、何度だって行かなくちゃいけない場所だと思ってます。

前回広島に行ったのは10年くらい前だったかな。

どうしても息子を連れて行きたくて、家族旅行したんです。


関西人は、広島と長崎にはだいたいの人が修学旅行で行くんですよね。

少なくとも私の時代はそうでした。

私は中学で広島に行ったあと、長崎には高校で行きました。


広島に連れて行った時、息子はまだ小学生だったから、ちょっと早かったかな。

原爆ドーム・原爆資料館とまわったけど、平和の大切さを本当に理解できたのかな。

怪しいなそこんとこ。

その少し前に息子に読んでほしくて買った『いしぶみ』という本、結局息子は読んでくれませんでした。

本というものは無理に読ませるものではありませんからね。

こればかりは仕方ない。


『いしぶみ』は、原爆で犠牲になった広島二中の一年生の子供たちの、全滅までの記録です。

私だけが隅々まで何度も繰り返し読んで、泣いたり感心したりでした。

なぜ感心なのかと言うと、その当時の子供たちの勤勉さや家族に対する優しさや、将来に向かう明るい気持ちが真っ直ぐ胸に突き刺さるからです。

そんな子供たちの未来が、たった一発の原子爆弾で無惨に手折られてしまう。

本には子供たちの写真がたくさん載ってます。

どの子も可愛くてね。

昔の中学だから男女別で、広島二中の子供たちは全員が男の子です。

どうしても息子とダブらせてしまいます。

やりきれない。


家族旅行の時、広島二中の慰霊碑にも行きましたが、胸がいっぱいになって涙ぐんでいたの私だけでした。

「そういえば母親が何かそんなこと言ってたなぁ」

くらいの記憶でいいから、持っていてくれたらいい。


息子はその後、長崎には高校の修学旅行で行っていますが、広島には学校からは行かずじまい。

自分で行きたいと思って行ってほしいです。

ぜひとも。