梨が美味しい季節ですね。
今日は豊水を食べました。
父が、20世紀梨の産地・鳥取県倉吉市の出身なので、私が子供の頃は鳥取の親戚が毎年20世紀梨をたくさん送ってくれていました。
大きなダンボールいっぱいの梨。
ワンシーズンに2箱以上届くこともあり、ご近所におすそ分けしても大量に余ります。
冷蔵庫には常に5,6個冷えていて、私たち兄弟はおやつや食後のデザートに1個まるごとかじって食べていました。
小学生になるとそれぞれ自分で皮を剥いたりもしていました。
昔の20世紀梨は、今よりももっと甘さ控えめだったような気がしますが、美味しかったなぁ。
でも、毎日梨狩りしてるような状態が何年も続くと、飽きるんですよね。
傷む前に食べなきゃいけないから、母からどんどん食べろ!もっと食べろ!と言われるし、だんだんノルマのようになってきて…
田舎から届いたとわかると「えーまた来たー?」ってなったり、食べ過ぎてお腹壊したり。
今なら、梨が箱で届くなんて有り難くて贅沢な話だとわかりますが、子供だからわからないんですよね。
10代半ばくらいだったか、とうとう20世紀梨が好きではなくなってしまいました。
大人になって自分で食材の買い物をするようになっても、長い間ずっと梨は幸水か豊水しか買いませんでした。
20世紀梨を意識的に避けていたわけです。
それが数年前から、夏の猛暑の影響か、あのスッキリクリアな甘さがやたら恋しくて、20世紀梨をよく買うようになりました。
美味しいですね!
でも高いねー。
底値でしか買えないや。
「えーまたー?」と文句を言っていた昔の自分を殴ってやりたい気分です。