Amazonプライムで、『アフターサン』という映画を観ました。
内容も何も知らなかった映画です。
Amazonの解説文を読んで、面白そうだと思っただけ。
結論から言うとハズレですわ。
動きがほぼなく、無駄に長いシーンがまぁ多い多い。
そういうの大嫌いなので、ところどころ飛ばしつつ観て、ようやく終わった時、声出ましたよ。
「え?」って。
なんだこれ。
意味深なシーンを散りばめまくって、それを観ている客の様子を舞台袖からチラッ、チラッと覗いてアホ面を笑われているような、生臭くて嫌〜な感じの映画でした。
子役の女の子は可愛いし演技もいい。
その年頃はそうだよね〜と共感できる。
父親役もいい。
普段は離れて暮らす父と娘の、2人きりのバカンス、それもいい。
この父親は経済的に困窮しているように見えるけど、こういう「夢のような」要素が全くない現実的なバカンスは、バカンスに馴染みがない日本人には安心して見ていられる。
そこまで揃えたんなら、もっとこう、どうにかならんかったんかいな。
ネットでレビューを見てまわる。
概ね好意的で、「え? そうなん?」と2度びっくり。
観る者に解釈を委ねる映画は嫌いじゃないし、ああだこうだと考察が盛り上がる映画もいいと思う。
しかしこの『アフターサン』は全く気に入らなかった。
2回観た方がいい、というレビューが多かったけど、もうええわ。