シリコンバレーから帰京したばかりのfit-bit日本社長の福田氏が最新のウエアラブルデバイスを持ってデモに来てくれた。

最近はスマホが手放せなくなりつつあるが、スマートフォンだけでなく「身につける」コンピューター、ウエアラブルデバイスが今、急成長している。

 

時計、リストバンド、メガネ、指輪、、様々な形の小型デバイスが最近のIoTの先駆けとして、普及しつつある。

 

そんな中、fit-bitは創業2007年のスタートアップ企業。

Uberやairbnbなどと同じく、ICTとソーシャルネットワークを活用、

そしてヘルスケアと成長のど真ん中の新興企業だ。

あのアップルウオッチより売れている。ウエアラブルデバイスの25%がfit-bitだ。

 

アップルウオッチに勝てているのは価格もさることながら、その潔さだ。

スマートフォンを時計にして「なんでも出来る」デバイスに比べ、機能をそぎ落とし、ヘルスケアに特化しているのがユーザーを掴んでいるのだという。

 

ウエアラブルデバイスもそのルーツは日本にあり、1965年に発売となった「万歩計」らしい。

 

fit-bitはセンサー技術が特許で、心拍数を自動で定期的に測定。

これにより「健康診断」のように、「一年に一度、その時だけ」測定するより、その人の体の状態を把握することができる。

 

通常でも5秒に一度、測定し自動でスマホにデータ送信される。

ランニングなど運動をしている時だけではなく、ヨガ、睡眠中も自動で身体のデータを記録し続ける。

 

良質な睡眠が取れているか、仕事の前の緊張状態まで記録。

 

福田社長も、重要な案件のあった週は心拍数があがり緊張が続いたとか、

クラシックコンサートでは通常の睡眠より深く眠れていたとか(笑)

これまでは、体重計と万歩計くらいしか身体の様子を計測し記録するものがなかったが、知らない間にウエアラブルデバイスが記録。

 

自分の知らなかった自分に出会えてしまうのだ。

今まで、思いもよらないデータが記録される。

自分のデータが丸裸になる感覚だ。ビックデータの活用にもつながるだろう。

 

後編に続く。