心象風景結婚して最初に住んだ団地がもうじき取り壊されるらしい 台所のドアから夏みかんの木を眺めるのが好きだった 原っぱで虫を探す子どもたちの声が響いてた ゆがんだ畳の感触を今でも背中に感じられる 雪の休日に久しぶりに訪れてみたら keepoutのロープで一画が取り囲まれていた 雪を積もらせた夏みかんの木も もうすぐ切られてしまうのかな この風景を心の中で繰り返し思い出そう 無意識が記憶を消してしまわないように