多少、ネタバレはいってます。
おはようございます。現在朝の5時になったところです。
昨日の番は、自宅で読呑み(ビールを呑みながら本を嗜むこと。お酒は20歳になってから!)をしてまして、「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。/ 隙名こと を音読しながら(音読していた理由はいつか機会があれば話します)、疲れたら巨匠の湊かなえ先生のポイズンドーター・ホーリーマザーを読み、戦慄を覚えるという大変有意義な時間を過ごしていました。
しかし、皆様も知っての通り、幸せな時間とは長く続かないものです。仕事で疲れている上に、お酒も入っています。もちろん、眠たくなるのは至極当然、自然の摂理でありまして、いつのまにか寝ていました。気持ちよく眠れ、3時頃に目が覚め、トイレに向かおうとスマホを手に取り、スマホの明かりを頼りにいこうとしたのですが、それが運の尽きでした。開いてあったwebページは、昨日に仕事帰りに読んでいた、「恋に生死は問いません。【2】」(あの日から君と、クラゲの骨を探している。/ 古矢永塔子 の続き)でした。冷蔵庫からビールを取り、読呑み延長戦がプレイボールされました。
で、ここからが本題です。すみません、前置きが少し長くなってしまいました。どうしても吉澤ひとみさんにお酒を呑んでも呑まれるなということを伝えたくて、こうなってしまいました。
・・・真剣に本題に入ります。
「恋に生死は問いません。【2】」 は、前述の通り、「あの日から君と、クラゲの骨を探している。/ 古矢永塔子 」の続きの作品です。続編があるというのは知っていましたが、当初は読む気がなかったです。なぜかというと「あの日から君と、クラゲの骨を探している。」(以下、クラゲ)が良すぎたので、そのままの余韻でいたい、続編で失敗して欲しくない、という理由が1つで、もう1つは、この「恋に生死は問いません。【2】」(以下、コイトイ2)は書籍化されておらず、webサイト上でしか読めないので大変読み辛いということ、が読む気がなかった理由です。でも、結局読みました。理由はというと、
単純にこの作品がおもしろいから
です。これに尽きます。
「クラゲ」は主に、蒼さん中心に焦点が当たっていたのですが、「コイトイ2」は凛が地縛霊になった理由も語られており、凛も焦点が当てられています。恋愛物なので、蒼さんと凛のニヤニヤ話が中心で、30代のおっさんが何を読んでいるんや、って思われるかもしれませんが、そこだけで終わらせないのが、古矢永塔子先生の凄いところ。きちんと、蒼さんの成長も描いてて、特に演奏会での告白は、不覚にもうるっとしてしまいました。成長したくても成長できない幽霊の凛に対して、蒼さんは普通の人間であり、これから歳を重ねていき、内面ももちろん変化していく。その対比がうまく表現されていて、それが2人の恋の切なさをより際立てているのかな。こう書くと、すごい真面目な恋愛作品に思えるけど、結構下ネタも多くて、敢えて笑いを取りに来てることが凄い。感動でテンションをあげさせてから、いきなりネタに走って雰囲気を潰すという暴挙も多々あり。やはり前作と同様に古矢永塔子先生の性格の歪みが反映されていると感じますね。。。
まだまだこの作品は続いていて、次はコイトイ3です。あと、コイトイ2には番外編もついていて、それも読まないと。
この感想をここまで読んでいる人は、ほとんどがコイトイの読者ではないかと思うので、もうスターをあげていると思うのですが、面白かったら是非スターをいれてね。書籍化して欲しいと強く願っています。だって、普通に面白いし。再度、リンク貼りますね!
読んでみて楽しかった人は一緒に応援しましょう!みんなで戦いましょう!諦めたら、そこで試合終了です!
ちなみに、僕はエブリスタのユーザー登録さえもしてません!!どん!!!!
それでは。