それから…

私の人生が変わっていった。

 

藤崎ホールディングスには一応退職届けを形式上書いて

郵送で送り手続きも全て終えた。

その代わりに正式に花沢物産から採用通知書が類の手から

手渡された。

類の言ってた通り、4月1日付で花沢物産専務付けの第二秘書。

それから、私の住んでたマンションは引っ越して

類と一緒に暮らす事になった。

類が選んだ部屋は最上階の部屋で

イタリアの有名建築家とデザイナーの建てた物件で

家具は全て高級家具のCassina(カッシーナ)で揃えられていた。

 

今日は類のバースディー。

私がバースディーケーキを焼き、お料理を作る。

 

今は仕事をしていないから、時間が一杯あるから手の込んだ料理も作れる。

 

甘さ控えめのバスクチーズケーキは時間を掛けて焼いた。

類の大好きなフルーツグラタン、

それから魚介のサラダを作り

海老のビスクも頑張って丁寧につくしが作った。

メインの肉料理はつくしには火入れが難しいのでプロの花沢家のシェフに頼んで

牛フィレ肉のステーキを焼いて貰った。

 

そして、新しい新居のマンションで二人で誕生日を祝った。

 

「類、お誕生日おめでとう。」

 

「うん、ありがとう。」

 

「メインのお肉だけは花沢家のシェフに頼んで焼いて貰ったけど

他は全部私が作ったんだよ?」

 

「大変だったよね?頑張ってくれてありがとう。」

 

「へへっ、味の方の保証は出来ないけど…でも類への愛情はたっぷり入れてあるからね?」

 

「それが一番うれしいよ。」

 

二人でシャンパンで乾杯して食事して

ケーキを食べて…。

 

つくしは誕生日プレゼントは類に渡した。

 

手作りで1点物の江戸切子作家の作ったペアのワイングラス。

 

同じものは2つは無い、色違いのワイングラスは

ルビー色と瑠璃色で、とても美しい物だった。

 

「‥凄く綺麗。」

 

「うん、類気に入った?」

 

「勿論。」

 

「良かった、これにして。」

 

「ありがとう、ワイングラス。色も形も凄く良い。」

 

「へへっ、ちゃっかりペアグラスで私の分まであるけど

これって、2つで1つだから‥良いよね?」

 

「うん、つくしと何時でも美味しいワインをこのグラスで飲めるなんて最高だよ。」

 

「…うん、私も嬉しい。」

 

 

 

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