もしかして翻訳家を目指している方が読んでくれてるかも?
ということで、今日は翻訳の種類について書いてみたいと思います☆
翻訳には、大きく分けて3つあります。
実務翻訳、出版翻訳、それに映像翻訳です。
◆実務翻訳
その名の通り、実務系の翻訳です。法律文書や社内資料、ウェブサイトやIT系のシステム説明書、取扱説明書などとにかくジャンルは多岐にわたります。雑誌なども実務翻訳に分類されます。
実務翻訳は翻訳のニーズの約8割を占めています。
たとえば一般向けの取扱説明書と契約文書などでは文体も用語も全く違うので、翻訳者さんもだいたい自分の専門を持っています。
◆出版翻訳
本の翻訳です。一般に「翻訳」と聞いて思い浮かべるのはこれですね。フィクション、ノンフィクションの2種類があります。翻訳需要の1割くらいでおそらくもっとも狭き門です。
◆映像翻訳
こちらもその名の通り映像の翻訳です。一番有名なのは映画ですが、ほかにもテレビや、インターネット放送、ビデオなどがあります。ジャンルも多岐にわたり、映画やドラマといったストーリー性のあるものから、会社のトレーニングビデオやニュースなども含まれます。
また一口に映像翻訳といっても、字幕、吹き替え、ボイスオーバー(もとの言語を残したまま、翻訳語を上からかぶせる)などがあり、映像だからこその制約も多いです。
ネット放送などの普及で急速に需要が増えている分野で、現在は全体の1割といわれていますが、徐々に増えているジャンルです。
翻訳者さんはそれぞれ「実務」「出版」「映像」の専門があり、越境することはあまりありません。
もちろん例外もあります。映像翻訳者さんが実務系をこなしていることもありますし、英語以外のマイナー言語だと翻訳者さん自体が少ないので、映像も実務も仕事の依頼がきます。
参考になれば嬉しいです^^
ご協力おねがいします☆