『PS, I LOVE YOU』


■あらすじ
アメリカはニューヨークマンハッタンに住むホリーは、最近最愛の夫を亡くしてしまった。
友人たちはホリーを元気付けようとするが、ホリーはどうしても幸せだった日々を忘れられない。
そうしたある日、ホリーに亡き夫から消印のない手紙が届く。
それは夫からのメッセージで、プレゼントやアドバイスが次々に届けられていく。
少しずつ元気を取り戻していくホリーは、導かれるまま亡き夫と出会った彼の故郷であるアイルランドへ旅立つ。
やがて最後の手紙を受け取るとともに、手紙の正体を知る。

■レビュー
愛を伝えるならやはり手紙でしょうか。。。
手紙ってメールと違ってすぐに届きませんし、書くのにも時間が掛かります。
それに活字にそれなりに卓越しておかないといけませんし、なんせ思いの大きさ以上に作成の手間のが大きいです。
ですが、私も本編の夫ジェリー(ジェラルド・バトラー)と一緒で手紙に綴るのが好きです。
幸いながら活字にはそれなりに苦労していませんし、字を書くのも下手ではありません。(自負しすぎ!?)

夫の急な死により展開されていく本編ですが、夫からの生前のうちに仕掛けられた定期的な手紙によって新たな人生を導き出していくという筋書きになってます。

ホリー(ヒラリー・スワンク)の演技がやはり素晴らしいですね。
さすがアカデミー受賞女優です。未亡人的な役柄ながら、夫の面影を追いかけて、一歩一歩進んでいく姿がなんともうまいです。

ジュリーはいったい手紙で何を伝えたかったんだろう??

僕を忘れないで?
今と変わらないで?

それとも???

私なら『自分の人生を自分なりに歩んで欲しい。それが僕とは違う男性と一緒でも。』

そー思うとやはり私とジュリーは似てるかもしれませんね。
というより仕掛けが"粋"ですよね!
色男すぎですよ。
外見は規律がなくて、だらしなくて、ホリーの親にも不評で・・・
でも本当にセクシーで、"想う"ということには卓越した素質がある。まさに男です。
ああいう男なら絶対モテますよね。

さておき、ストーリー性は本当に素敵。
ラストの展開もやはり素敵。
笑いあり、感動あり、ラブストーリー性抜群。
私的にはやはりオススメ。

あなたなら、愛する人に最後に何と伝えますか?

"PS, I LOVE YOU."


P.S. アイラヴユー
P.S. I Love You
監督 リチャード・ラグラヴェネーズ
脚本 リチャード・ラグラヴェネーズ
スティーヴン・ロジャース
製作 ウェンディ・フィネルマン
ブロデリック・ジョンソン
アンドリュー・A・コソーヴ
モリー・スミス
製作総指揮 ジョン・H・スターク
リサ・ズパン
ジェームズ・ホランド
ドナルド・A・スター
ダニエル・J・B・テイラー
  • キャスト
  • ホリー:ヒラリー・スワンク(吹替:本田貴子
  • ジェリー:ジェラルド・バトラー(吹替:楠大典
  • デニース:リサ・クドロー(吹替:田中敦子
  • ダニエル:ハリー・コニック・Jr(吹替:阪口周平
  • シャロン:ジーナ・ガーション
  • ウィリアム:ジェフリー・ディーン・モーガン
  • パトリシア:キャシー・ベイツ(吹替:西宏子
  • 『恋は3,000マイルを越えて』
     


    ■あらすじ
    パリとカナダをある男女がなぜだか遠距離恋愛しているって話。
    プログラマーのジャック(ジャスティン・バーサ)は、愛する相手はいるものの何か人生に物足りなさを感じていた。
    ある日懸賞でパリ旅行で当たり、恋人のライザを誘おうと試みるわけだが、なぜか不評で彼女は出て行ってしまう。
    仕方なく自分を変える意味も込めて、一人旅に出るジャック。
    さてこちらはパリで薬剤師向け雑誌の編集社に勤めるクロエ(メラニー・ロラン)は、運命の出会いを信じてやまなかった。
    小さな頃に出会った少年と別れて以来、あまり人に心を開かず、孤独感を背負ってきたクロエにとって一つの転機が訪れる。
    それは編集社の取材で出張する際に航空会社で預けたスーツケースが手違いで違うものが届くことから始まる。
    見知らぬスーツケースに興味深々のクロエ。隣人の女性は呪いのケースとは言うもののクロエの目は光る。"人間を知るチャンスだわ"なんて。
    時を同じくしてジャックはパリの空港でスーツケースをなくしてしまう。
    そのまま仕方なくホテルへ。
    ここでの掛け合いがなんとも笑えました。
    スーツケースが無いジャックに、部屋まで付いてきたオーナーが必要にせびる。(チップ、チップ)
    そんなオーナーにジャック。"ノーバック、ノーチップ"="あなたはなにも運んでないでしょ?だからチップもありませんよ。"なんて(笑)
    それに翌日の掛け合いにも続くわけです。
    どこかのレストランで食事したいジャック。フロントでオーナーに"どこかいいレストランがないか?"と尋ねる。
    そこでオーナーは、"おー、マクドナルドっていうレストランがあるよ。"
    いやいやジャック"そんなチープな感じじゃなくてもっとオシャレな感じのレストランは?"
    またまたオーナー"ならマクドはどう?(=つまり君にはマクドナルドがお似合いだよ)"と昨日の仕返し。お決まりに"ノーチップ、ノーインフォメーション。(=チップくれないやつに案内なんてしないよ)"

    子供か!!??

    笑えましたね(笑)

    クロエのスーツケースに戻るわけですが、実はそのスーツケースはジャックが無くしたスーツケースであり、そのスーツケースに入っていた"百年の孤独"という書籍に目を留めます。
    実はそれ、クロエの愛読書だったんです。
    そんなもんだからクロエは運命を感じずにはいられず、友人の意見もあり、そのスーツケースに自分の証跡を残し、返すことに。

    果たしてジャックとクロエは結ばれるのでしょうか??

    キーポイントはジャックの元恋人ライザになるわけですが、彼女に傾くのか、いやはやクロエとひっつくのか??

    正直クロエ役を演じた"メラニー・ロラン"。
    可愛かったですね~。
    今や注目度も群を抜いています。そんな女性がジャスティン・バーサなんかと・・・。
    ジャスティン・ティンバーレイクならまだしも。

    この映画にホット心を温めてもらいました。

    いい映画です。


    監督
    ジェニファー・デヴォルデール
    キャスト
         メラニー・ロラン
         ジャスティン・バーサ
    『スパングリッシュ』


    ■あらすじ
    愛する娘クリスティーナのために、故郷メキシコを離れロサンゼルスに暮らす若きシングルマザーのフロール(パズ・ヴェガ)。
    より良い職を求めてハウスキーパーとなったフロールは、クラスキー家で働くことに。
    一家は前途有望なレストランのオーナー・シェフであり、優しい父親のジョン(アダム・サンドラー)と、専業主婦のデボラ(ティア・レオーニ)。
    バーニーとジョージーの子どもたち。元ジャズシンガーのデボラの母エヴェリン(クロリス・リーチマン)の5人家族だ。
    一見すると裕福で楽しそうな家族だが、心はバラバラで、今にも崩れそうだった。
    悪気はないが無神経なデボラは子どもたちを厳しくしつけようとするが、どこか噛み合ない。
    エヴェリンは、昼間から酒を飲んで日々を過ごしている。
    ある日、体重を気にする娘バーニーに、デボラが1サイズ小さな服を買ってくる。
    落ち込むバーニーを見かねて、プライバシーには立ち入るまいと思っていたフロールは、徹夜で服を直してやるのだった。
    その頃、ジョンのレストランが主要紙で4つ星の評価を獲得し、一家は喜びに沸くが3つ半を望んだジョンの表情は浮かない。
    夏、デボラの強引な誘いに押し切られ、フロールはクリスティーナを連れて一家と共にマリブの別荘へ行く。
    初めての豊かな白人の世界に触れて、喜ぶクリスティーナ。
    礼儀正しく美しいクリスティーナを気に入ったデボラは、自分の娘を差し置いて世話を焼き、クリスティーナをあちこちへ連れまわす。
    一方、ジョンとささいな諍いを起こしてしまったフロールは、自分の気持ちを英語でしっかりと伝える必要性を感じ、これまで避けてきた英語を学び始める。
    そして、少しずつ心を近づかせていくフロールとジョン。
    しかし家庭を顧みないデボラの行動はエスカレートして、嵐のような夜が訪れる。

    ■レビュー
    スパングリッシュ = 異文化交流

    家政婦フロール(パス・ヴェガ)から生まれる一つの家族、いや二つの家族のお話。
    フロールの娘クリスティーナの大学進学願書に添付した自己紹介文(推薦状)が本作の話にリンクするわけだが、その辺はストーリー性として凝ってましたね。
    今回アダム・サンドラーも出演してますが、コメディ感やっぱ出てましたね(笑)
    でも本作で一番キャラ濃いしは、フロールです。
    感情豊か!!
    喜ぶ、怒る(いやキレル)、泣く・・・
    これでもか~って感じです(笑)
    スペイン語しか話せないフロールですが、家族との距離を埋める為、真剣に英語を覚えることに。
    ちなみに娘のクリスティーナは英語圏で育った為、英語は話せる設定です。
    娘に英語を教わりつつ、英語教材を購入。
    日々寝る間、仕事の合間を見ては勉強に励むフロール。
    負けん気が強いとこがスペイン人らしい!?
    あと、アダムの嫁役をしたティア・レオーニがまた家族をかき回すわけです。
    イカシタ不動産屋と浮気ときたら、フロールの娘にもあれやこれやと甘やかす始末。
    それがフロールの感に障り、お互いの確執を加速させることに・・・。
    妻の浮気を知り落ち込んだアダムとフロールの、叶わない淡い大人の恋も素晴らしく見どころ。
    締めはやはりクリスティーナの文章で締められるわけですが、
    家族の愛。友情。いろいろなものが混じり合っていく。
    まさにスパングリッシュとはこのこと!?

    愛って大事ですね。

    スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと
    Spanglish
    監督 ジェームズ・L・ブルックス
    脚本 ジェームズ・L・ブルックス
    製作 ジェームズ・L・ブルックス
    リチャード・ササキ
    ジュリー・アンセル
    製作総指揮 ジョーン・ブラッドショウ
    クリスティ・ハウベッガー
  • ■キャスト
    アダム・サンドラー
  • ティア・レオーニ
  • パス・ヴェガ
  • サラ・スティール
  • クロリス・リーチマン
  • シェルビー・ブルース
  • イアン・ハイランド
  • アンジェラ・ゴーサルズ
  • トーマス・ヘイデン・チャーチ
  • セシリア・スアレス
  • ジョナサン・ヘルナンデス