2024/03/23G
・２月１日から５０日経て

ようやく開花の準備ができたようだ。

ガリア科アオキ属
青い実はえぐみや苦みがあり鳥さえ食べないが、赤くなっても種が大きく果肉が薄いため鳥達には「非常食」みたいな存在。
花言葉は開花まで待て。
★観無量寿経で法要は始まり、本日の法話は「存知（ぞんぢ）と信知（しんち）」。
「存知」とは、よく知っている事。理解していること。
「信知」とは、あることを知って、それを深く信じること。
例えとして、ノンフィクション作家の柳田邦男氏の作品の一節から、
軽度の知的障害を持った男の子が小学校入学の際に病院で知能検査を受けました。
お医者さんは「お父さんは男です。お母さんは何かな？」と聞きました。
一般的な考え方（物の知り方）では、そしてあなたはどう答えますか？
お医者さんの問いに男の子は
「お母さんは『大好き』です」と答えました。
知識で物事を説明する（存知）のではなく、自分からの「お母さん」を説明（信知）しました。
宗教は荘厳（存知）ではなく身近（信知）なものとして感じて頂ければと思います。
途中からコッソリ録音しました。あなかしこ、あなかしこ（謹んでお伝え申し上げます）。
因みに柳田邦男氏の作品は
「人生やり直し読本: 心の涸れた大人のために」　新潮社刊

15年前の本で絶版ですが各地の図書館ではまだ貸出可能です。ご一読。

存知と信知