映画は素晴らしい❤️

と久しぶりに執事画家は感動した

アンソニー・ホプキンスの

『The Father』

 

本当は劇場で見たかったが

観なくてよかった……

号泣したかも?

 

執事画家には、

認知症の母親の気持ちが、

よくわからないニャン猫


よくあるテレビ番組や

指南書を読んでも、

対処療法だけで、

実際母の頭の中で、

何が起こっているのか?

どう見えているのか?

 

今までの家族としての

歴史も愛憎もある母親を、

何もできない「こども」のようには

扱えないし、

かといって、もう、

一人の自立した人間「母」でもない、

 

ラスト、泣き崩れる

アンソニーホプキンスの、

言葉に、強く胸を刺され、

 

頭ではわかっている、


どんな人間にも優しく

人は皆淋しいのだから

 

小さい頃から聞かされてきた

執事画家の母の言葉だが

しかし、できなかった。


その母がいつも、

優しい人間ではなかった‥‥

 

image


しかし、ハンニバルなど、

エスタブリッシュメントを、

演じてきたアンソニー・ホプキンスの、

カッコいいイメージが強すぎて、

また、イギリスの住環境が良すぎて、

(日本なら億ション……)


主人公が、学歴コンプレックスの、

あるエンジニアで、

経済的に裕福でなかったからこそ、

腕時計に執着する悲哀が、

感じられなかったニャン猫


*******************

 

世界がぜんたい幸福に
ならないうちは
個人の幸福はあり得ない
by宮沢賢治