吾輩が家からいなくなる、
と想像するだけで、
心臓がバクバクして、
胸や胃が締め付けられるように
感じる執事画家は、
とりま、
吾輩の写真を大きく、
拡大してプリントして、
張ってみたら、
寂しくないかも?
しかし。
引き延ばされた
吾輩の写真を見て、
「もう帰ってこないんだ」
と、逆に逆に悲しくなって、
丸めて部屋の隅っこに
放置したニャン
そして、
何か元気が出ることがないかと悩み、
来年開催を企画した、
展覧会のタイトルをプリントして、
部屋の壁に貼ることにしたニャン
すると、
放置した吾輩の写真の束が目に入り、
せっかくプリントしたし、
辛かったらはがせばいい、、、、
と一緒に貼ったニャン
そうしたら、
お腹のあたりが(胃?)
ぽっと温かくなった気がして、
さらに貼ってみたら
なにか、気分が上がってきた
執事画家ニャン
20年も一緒に暮らしてきたのに、
今もまだ大好きなのに、
忘れるなんて無理なのに、
つらいから、
忘れようとするから、
さらに辛いのニャン
執事画家は、
死んだ父との別れも、
苦しんだニャン
典型的家長制度の権化のような、
昭和の親父で、
ちゃんと心を打ち明けて、
話したことはなかったし、
看病も恩返しも、
できなかったと、
悔やんだニャン
でも思い出の父とは、
ずっと一緒だったし、
同じく愛も思い出も、
これからもずっと一緒ニャン
辛いのを無理してこらえて、
忘れようとしない方が、
イイのであろうと……
割り切れた執事画家ニャン
誰かを亡くしたとき、
なぜか自罰的になるの、
ストップニャン
世界がぜんたい幸福に
ならないうちは
個人の幸福はあり得ない
by宮沢賢治
コロナ禍の医療従事者の皆様に、
心よりの感謝を捧げます。
ありがとうございます❤️