よく、ディズニーとかワーナーとかのアトラクションなんかで
「没入感(ぼつにゅうかん)がスゴイ!」
などとレポートしてるけど、催眠術にかかるってことはある意味、『究極の没入感だぜ!』といったら伝わるでしょうか?
まぁ、要約し過ぎですよね(^_^;)
催眠術で有名な話がが、
目の前で火で炙って熱くなった金属を見せて、
「今から、この熱く焼けた金属をあなたに当てます。」
と伝えて、そのまま見えるのも可哀想だからと目隠しをします。(それもどうかと思うけど…。)
そして、金属ではなく、それとは別の氷とか、まったく熱くない棒など、安全なものを当てます。
すると、当てられた本人はまるで熱いものを当てられたかのように、皮膚に水ぶくれができた…。
そんな話があります。
実際には、熱くないのに、本人の中では、
『体に当てられたもの』=『熱いもの』
ということで反応した訳です。
このように、実際の現実としてはまったく安全なのに、本人の頭の中で起こった事が事実として、現実に体の反応として起こってしまった分けです。
不思議だなぁ~と思うところではありますが…
このようなことは、実際に日常的にはいくらでも起こっていて、映画を観て泣いたり、怖がったりというのも結局はコレと同じと言えます。
美味しい匂いを嗅いだら、よだれがジュルリと出てきたり、漫画を読んで泣いたり笑ったりと、
自分の中でよりリアルな『没入感』というよりは『臨場感』を強く感じることで実際に肉体的、感情にまで変化が出てしまうものなんですねー。
それを催眠術を使うことで、相手にいったことに臨場感を持たせて、様々な変化を起こすというわけです。
なんで催眠術が怪しく見えるかというと、例えば、映画を観て、その内容に臨場感を感じて相手が泣いているのなら、泣いている理由が目で見てわかるので納得できますが、
催眠術の場合は、相手がどのようなことに臨場感を感じているのか、見ても全くわからない状態から、泣いたり仕出したりするから、全く持って不可解に思えてしまうわけなんですね。
まぁ、実際に術師の言葉によって、急に本気で相手が笑いだしたり、悲しんだりした場面をみると人によっては、その激変ぶりに目が点になる人もいるし、かけているこっちも、わかっていても、スゲーなぁーと思ってしまうから、催眠術は面白い!
詐欺でこの臨場感を使った方法の話が面白くて、それは次に書こう。