こんにちは。今回はプレイオフラウンドオブ12の第二戦、カンザスをプレビューしていきます。
コース紹介

カンザス州最東部のカンザスシティーに位置するレーストラックです。メジャーリーグチームのロイヤルズやアメフトのチーフズの本拠地は州境の向こう側、ミズーリ州のカンザスシティーに位置しています。ややこしいですね笑

コースはターンが17〜20度のプログレッシブバンクのハイスピードコース。追い抜きもしやすいため人気コースの一つとなっています。個人的にも好きなコースのひとつなので今年も期待してみたいと思います。Gen7になって以降はトヨタ、特に23XIが速さを見せており今週も優勝候補筆頭です。 ラウンドオブ12苦戦中の同チームにとって、復活のきっかけにしたいところ。
レース距離は80-85-102の計267周400マイル。フューエルウィンドウが60-65くらいなので、全ステージ共にワンストップが必要。妙なタイミングでコーションが出たりしなければ燃料セーブの必要はありません。
プレイオフスタンディング

当落線上と言えるのは7位のエリオット以下の人達ですね。23XIの2人はどちらかというとマストウィンに近い状態ですが、ステージポイントを取るところからしっかりしたいです。
News
来季出力アップへ

今週末に入るタイミングでブラッド・ケセロウスキーがまさかのカミングアウト。どうやら来季からエンジンの出力規制が緩むようです。NASCARエンジンは元々900馬力前後の最高出力を出すことが可能ですが、2015年以降は吸気制限をする事でリミットをかけていました。2015〜2018が750hp、2019〜2021が550hp(ショートトラックでは750をキープしてた年も有)、2022〜2025が670hpとなっていました。
Gen7になってからは高速コースは2019パッケージ比で馬力が上がったものの、ショートトラックは逆に出力が低下。ダーティエアなどの影響も大きく追い抜きが少なくなったことから不満が多く出ている状況でした。
NASCAR側は新規参入メーカー受け入れや、チームの手間等日本国内のニュースでも聞き覚えのある言い訳で出力アップを拒み続けてましたが、ようやく決断した形。
数値的には2015パッケージに近い740〜750程度になる模様です。楽しみにしましょう