旅行から半年が経つ頃になりましたが、今になって投稿し忘れに気づきました。申し訳無いです。原稿は当時書いてたもので、それをコピペしてるだけなので鮮度は抜群です。ぜひお読みください。



 とうとうやってきました。NASCARファンとして一度は経験しておきたいイベント、デイトナ500です。
 コースウォークができるチケットを持っていた一方で、サインペンを忘れている事実にここで気づきます。そのため近所のターゲットに寄りSharpieを購入。きっちりラウシュファンをしていきます。
 9時半頃に出発し、インターステートを昨日同様に走行。今回は少し離れたlot7という無料スペース(芝生)に向かいます。I-4から95号にでて、デイトナのひとつ先のインターで降りるのが地図で見ると良さげでしたが、高速上の表示では教科書通りのルートでいかそうとしてたのでそちらに従います。封鎖とかされてたら嫌なんでね。
 表示に従って高速を降りるとその後もlot7への案内が、知らない道ですが後で見ると結構な迂回ルートです。すこーしずつ渋滞しながら進むと先述の自分が行こうとしてた出口と合流。特に渋滞等なく、絶対そっちから行ったほうが早かったので安全策を取ったのを少し後悔しています。
 つまりながらもlot7に入ると草っぱに囲まれた道をしばらく走り、係員の指示に従ってクルマを止めます。区画の番号が振ってあるので絶対に覚えておきましょう。だだっ広いので忘れると帰りに大変なことになります。


 lot7からはシャトルバスが出ています。輸送力的には問題なしで5分ほど待てば乗れました。エルガVS観光バスというのが鈴鹿サーキットでしたが、こちらは観光バスVSスクールバス。ただデイトナのバスは全員着席できるので鈴鹿のシャトルなんざ相手じゃありません。どちらでも当たりです。
 降りる場所はトラックと道路を挟んだ向こう側、バスプロショップの奥です。帰りののりばもここになります。
 おりて、おなじみのデイトナの看板がある歩道橋をわたります。前日のイベントではここの歩道橋にCommunism is Jewなど訳の分からない、というか保守派の多いこの地域でやったら殺されそうなキャンペーンをしてる危ない集団がいましたが今日は数人がチラシを渡していただけ。良かったです。






 デイトナ500のファンゾーンは素晴らしかったので絶対に買っておくべきです。レース前に芝生に入って行ける他、イエローラインやスタートフィニッシュラインにペンでサインを残せます。
 また、ガレージを外から見たり、割と近くからピットロードに止まっているマシンを見ること。そして、ドライバーイントロダクションを目の前で見ることが可能です。自分が来た頃から地蔵勢がいたため最前を確保するのはなかなか難しいですが、4列目くらいならギリギリでも行けたりします。自分はそのへんから見れました。
 ドライバーイントロダクションではいつもテレビ越しに見ている声援をリアルに感じました。皆さん気になるであろうブーイングですが、ハムリンとバッバがなかなか酷いです笑。カイル、ロガーノ、ギブスあたりは歓声代わりのブーという感じですが、前出の二人はかなりガチのトーンでブーイングを食らってました。
 イントロが終わると座席へ行くことになります。いよいよ最前の景色を拝めることになります。レースを見る上ではぶっちゃけ中段の方がオススメです。警備がゆるくて、レース中ちょろっと最前に来て動画を撮るとかも出来ちゃいます。ただ、最前にずっといると臨場感が違います。(レースの殆どをビジョンで確認することにはなりますが)ちなみに中段にいると、コースの対角線上部分以外は大体ちゃんと見えるので、どちらを選ぶかといったところ。さっきも言いましたが個人的には中段の方がオススメです。
 レーススタートし、3周目には指で3を示す、アーンハートへの追悼を行います。22年も立つとだいぶ風化したのか、やってる人はそんなにいないように見えました。残してほしい文化ではあります。
 ステージ1は順調に進行。途中バッバがウォールにヒットしましたが結構歓声が上がっていました。ヒールでもないのに嫌われてるあたりちょっとって感じですね。(自分もそんな応援してないのデカい口はたたけませんが)
 終盤になんとケセロウスキーがリードに。全盛期を思わせる追い抜きでステージ1を制しました。初観戦初ステージを制したのはまさかのRFKレーシング。この時点でかなりテンションが上がっていました。
 ステージ2はRFKコンビが絶好調。ケセロウスキーの得意技、真ん中ブロックラインもリアルでしっかり見ることができました。ステージを通してブッシャー、ケセロウスキーの二人が絶好調。2012年を思い起こすパフォーマンスを見せてくれた一方で、ステンハウスくんも徐々に上げてきました。
 レディックたちのビッグワンはちょうど見えるところで発生。混乱の中から47番や17番、6番が無傷で抜けてきた喜びと言ったらもう言葉にできません。
 ステージ2最後は際どい争いでチャステインが勝利。3位争いはハナ差でステンハウスが勝っていたのですが、最初はロガーノという風に判定されていました。
 ステージ3に入るとデブリですぐコーションに。ブレイニーのマシンがピットに入るのを見ましたが、ブレーキでマシンがバウンスしてしまって大変そうでした。再開後もRFKの好調は変わらず。ファンとしてはここまでとてもいい形でした。唯一残念だったのは最後のストップ。ステンハウスくんはこういう調子のいいときに大体スピード違反をやらかすので、入り口のスピードを常に注視してました。大丈夫だなと思ったその後、なんと出口でやらかします(笑)もはや発作と言えるレベルでスピード違反をやらかす彼。せっかくいいところで戻れたのに戦線離脱を強いられます。
 コーションプリーズと思ってた矢先ターン1でクラッシュ発生。プリース、マクドウェルらが戦線を離脱しますがステンハウスくんは命拾いした形。ペナルティが無ければ巻き込まれていてもおかしくない位置でのアクシデントだったこともあり、この時点で今日の彼は持ってるなと思っていました。
 リスタート後は1列になってしまい、RFKたちの後ろについたRCR2台ががいつ仕掛けるかという展開に。残り4周というところで仕掛けに成功。一方ステンハウスくんは単独でのペースがなく、動いて外されようとしてました。そんなところで目の前に白煙が、、スアレスがスピンしてオーバータイムになります。
 リスタートでRCRがフロントローを塞ぎ、通せんぼう作戦をやるのかと思いきや、何とすぐに縦に。イン側がこれでごたつき、その隙にロガーノとステンハウスが前に出ました。更にステンハウスはバックストレートで仕掛けリーダーに思わず声が出ちゃいました。良いところでしたが後続がクラッシュし再びオーバータイム。緊張が走ります。
 ビジョンには2017年の彼の勇姿が映し出され、ハラハラで2度目のオーバータイムを迎えます。ステンハウスは先程と同じくアウト側を選択。後ろにはラーソンが付きました。
 リスタート後はアウト側をのほうがうまくラインを作れ、いい状況に。リーダーのままターン4を曲がってきます。ファイナルラップに入りレーンの選択を迫られますがイン側を選択。これが上手くいきクラッシュが起きた時点で先頭へ。コーションが発生しレースが終了します。どう見てもステンハウス優勝というタイミングでしたが、コントロールラインの前でロガーノが謎に加速。先にチェッカーを受けたことでビジョンにはロガーノ先行で記録が入りました。(この絡みは本日二度目)。これのおかげでビビりましたが、直後に喜ぶクルーチーフ、マイク・ケリーの姿がビジョンに。そう、リッキーステンハウスJr.が2023年デイトナ500の勝者となったのです。
 言葉が出ないくらい嬉しいレースになりました。最高のレースにしてくれたステンハウスくんには感謝しかありません。その後、一通り見ているとスタンドからは人がほとんど消えた状態に。ここから帰りかぁという感じです。大体7時半過ぎのこと。
 バスは混んでましたがスムーズに乗れ、駐車場には8時半位には着きました。ステンハウスのシャツを着てる珍しい人だったのもあってか道中Congrats等言ってもらえることも。
 クルマに乗りましたがエンジンはつけません。というのもトラフィックパラダイスが、酷く、10分立ってもほぼ動かないという惨状。落ち着くまでブログの原稿でも書きながら待つことにしました。
 9時半を回ると徐々に流れが良くなり、10時前にはガラガラに。このタイミングで出発しました。結果渋滞にあうことなくオーランドに到着。急がば回れとは正しくこのことです。
 ロビーでエレベーターを待っていると、ロビーの方からレースどうだった?と。47が勝ったこと知るとえらい驚いてました。まあ、そんなに応援してない身からするとそうだよなと笑。
 興奮冷め上がらない中でしたが、リッキーの車検とともに自分のPCRも明日朝に待っているのでここは早く寝ます。