こんにちは。今回は今までとは打って変わって春の開催となったワトキンスグレンのプレビューをしていきます。


  コース紹介

 ワトキンスグレン・インターナショナルは、ニューヨーク州北西部に位置するサーキットです。ニューヨーク州が変な形をしているせいで、どちらかというとマンハッタンよりトロントの方が近いような所です。
 市街地コースとしてF1開催もしていたコースですが、安全上の理由等でクローズドサーキットに変更され、1970年代から現在の形で定着し、現在ではIMSAでもおなじみのコースです。GT7にも収録されたので知っている人が増えつつある状況でしょうか。
 NASCARでは後半の森のセクションをカットするショートカットレイアウトを使用し、図の通りの7つのターン+インナーループシケインで構成されています。
 1コーナーは唯一とも言える低速コーナーで、フロントストレートが下っていることもありブレーキの難しい、追い抜きにはもってこいのコーナーです。難しいコーナーですが、外側はウォールのところまで舗装されているので常識の範囲内であれば飛び出しても帰ってこれます。
 2~4コーナーはS字で、ここの立ち上がりはバックストレートに影響しています。その先のインナーループシケインは、シケインと言いながらかなり高速で抜けることが可能です。が、ラインが一本しかなく、並んで入るとかなり高い確実でアクシデントに発展します。昨年はキミ・ライコネンがここでのアクシデントに巻き込まれレースを終えました。
 抜けた先のターン5はバンクがついている通称アウターループ。ここのライン取りも次のストレートに影響しています。
 カルッセルを抜けるとショートカット部のストレートに入りますが、バリアやフェンスが歪な配置になっていて、クラッシュすると大体大惨事になります。
 ターン6はこのコース唯一のまともな左コーナー、7は ウォールが近く一歩間違うとマシンにダメージを逐うことになります。ちなみに今回からリスタートゾーンがこのターン7に変更されています。
 100マイル以上出ている時間の方が断然多い高速サーキットということで迫力のあるレースを楽しめます。
 尚、ニュースの所で詳しく書きますが、飛び出せると書いたターンにタイヤバリアが増設され、大きく走り方が変わるかと思います。
 レースの周回は20-30-50の計100周。燃料は40周ほど持つのでステージ3のみ途中でピットが必要になります。また、ステージ2が10周延長され、レース自体も100周へ。
 タイヤとステージポイント、レース全体見てどういう戦略を組むのかというところが注目ポイントです。

  エントリーリスト

 38台がエントリー、66ビリッキと78キャサリンレッグがスポット枠。レッグは昨年後半はいい走りをしていたので、本職ロードでの活躍に期待ですね。

  News 

タイヤバリアでトラックリミット(物理)設定


 上述のコース紹介で書いたように、ワトキンスグレンのターン1と後半のアウターループは外を飛び出して走っていくのが特徴でしたが、外側がウォールではなくガードレールのためクラッシュ時はコースも破損するケースが大半でした。
 また、アウターループの方はスピードが乗っているのもあるのと、抜けた先のストレートのエスケープゾーンが狭いためガードレールが大破するクラッシュが何年かに一回かのペースでは発生。昨年もオライリーシリーズで大きなクラッシュがありました。NASCAR側は対策としてタイヤバリアを設置。ウォールに近づくすべを物理で封じました。
 最もアウターループの方はエスケープゾーンがまた狭くなったので余計危ない気もしてますが、、、まあどうなるのかは見てみてのお楽しみとしましょう。

プリース罰金、ブッシュは呼び出し

 テキサスのレース中、54ギブスのアグレッシブなインへの飛び込みに対して機嫌を悪くしたプリース、「あのクソガキが、クソガキに速いレースカーを与えるな、今度前にきたら終わりにしてやる」と無線でチームへ伝達。
 その後ギブスに追いつくと、ターン3をかなりのオーバースピードで進入しギブスのマシンの真後ろへ。減速中で前に荷重が乗った状態でリアダウンフォースを失ったギブスはバランスを崩してウォールへヒット。レースを終えました。
 接触こそしていないものの先述の犯行予告を確認したNASCARはプリースへのペナルティを決定。チームはアピールを行いましたが、ペナルティ有無に関わらず、過去にもこの2人の間に問題はあったようで、そこはまだまだ解決はしていない模様。今後どうなるのでしょうか。
 一方、残り2周のバックストレートでネメチェックと交錯、その後のターン3で故意とも思えるような接触をしてネメチェックをリタイアさせたブッシュですが、こちらについてはマシンのダメージ、犯行声明なかった点、テレメトリを見ても左にハンドルを切っていた点が考慮されペナルティは出ませんでした。
 ターン3進入でエプロンに落として失速、グリップさせないようにしているようにも見えますが、証拠はないですね。
 しかしながら、ブリストルでのハーブストとの接触から1ヶ月も経たないうちに2度怪しい案件が続いたため、シリーズディレクターのボブモーランとの"お話"が待っています。