すっごい嫌な事が…というか、



罪悪感に駆られる出来事がさっきありました。



それは今日は早上がりで、私が家の手前まで帰ってきたところで起こりました。



うちは、大体50メートルくらいの長さの急な坂の上にあります。



いつも、坂の下から上にあがって帰ってきます。



その坂は、斜面のゆるい場所、急な場所と段階的になっているのですが、



私が坂を登り始めたときに、



登り切る少し手前の斜面が急な場所に、黒猫が現れ、



道の真ん中で寝てしまったんです。



そして動かない。



ずっとこっちを見ています。



私は車ですから、近づけば逃げると思っていたのですが、



いつまでも逃げない。



え、轢きたくない。



車から降りて猫をどかすことも考えました。



でもこんな斜面が急な狭い道に私のどでかい車を停車させることはできない。



説明が難しいけれど、普通の斜面ではなく、道沿いにたっている家の構造上かなり道路の端がかなり盛り上がっており、四駆の私の車も停車させるのが怖いくらいの斜面。



前から来る車とのすれ違いで一旦止まるも、

ブレーキからアクセルに踏み直す一瞬でガガっと後ろにずり落ちることが何度があり、



ここで車を止めて私が外に出て行くことは出来なかった。



しかも、野良猫で、もう痩せて汚れていて、



下手に触ることも出来ない。手袋もないし、なんか菌を持っているかもしれない。



と、坂を途中まで登るまでに一瞬でいろんな事を考えました。



野良猫の直前まで近づきましたが、



動かない。



ちょうど後続車がいなかったので、



私は坂をバックで降りて、途中の脇道を使ってUターン。



家は坂の上。



坂を下から登らずとも、家に帰る道まで大回りをする事にしました。




でも、猫はそこにいたら、上から坂を降りてくる車にほぼ100%轢かれます。



急な斜面、ボンネットの死角になるところです。



あぁ、轢かれてしまう。でも助けられない。



どうしよう。



でもすぐ立ち上がって逃げているかも。



そんな気持ちがぐるぐる回って、



坂の上の道にたどり着いた時、



坂の上にさっきの黒い猫がいたんです。



生きてはいましたが、下半身が潰れていました。



もうその瞬間、その猫への罪悪感が湧き上がってきて、



本当に申し訳ない気持ちになりました。



あぁ、やっぱり轢かれてしまった。



私があの時どかしていたら猫は轢かれてなかった。



クラクション思いっきり鳴らせば逃げていったのかな。


思い付かなくて本当にごめんなさい。



きっとあの猫はもう助からない。



どうすれば良かったのかな。



自分は轢きたくないから回り道したけど、結局は猫の轢かれた姿を目にしてしまった。



どうすれば良かった?



本当に申し訳ない。



本当に今悲しい気持ちです。



黒い猫はそのまま足を引き摺り、どこかへ行きました。