被災地の皆様には
心よりお見舞い申し上げます。

何も今のところ出来ることがわからず
これから寄付など支援の方法を考えて
きちんと実行したいと思います。

まず、歯科衛生士として出来ること。
それは卒業研究で発表した
災害時に口腔の衛生を守る方法を
ここで発信したいと思います。

用意するものは自分で使用した後のマスク、
はさみ。
マスクは真ん中で縦に半分に切ります。
一番外側の1枚を剥がして捨てます。
使い捨てのマスクは3~5枚の構造のものが
主流だと思います。
外側は外気に触れているので捨てても
残り2枚で充電足ります。

ぐらぐらしている歯は優しく拭き取るように
しっかりしている歯はマスクで挟んで
つまみ上げるように拭きます。
歯と歯の間や歯と歯茎の境目は
マスクの鼻のところのワイヤー(プラスチック)
の露出していない方の端や
またはマスクの角の部分を使って
なぞるように歯垢を掻き出します。

歯の一番後ろ、浮いてるブリッジの下
舌などは耳にかける部分を使って
汚れを落とします。

これで口腔内の75%ほどの歯垢が取れます。
一度の使用は半分で済みますから
1枚のマスクで2度磨けます。
しかも使用後でいいので
ゴミが増えることもなく
うがいの水も歯ブラシを洗う水も不要。
入れ歯も磨けます。

それから災害時はストレスで
唾液が減少しています。
酸っぱいものを思い浮かべるなど
唾液を出そう!と意識してください。
それだけでも口腔内の環境は良くなります。

私のブログは更新の頻度が低いので
見に来てくださる方も少ないですが
少しでもこの方法を報せたくて
記事にしました。

口腔環境が悪くなると
糖尿病、高血圧、心筋梗塞など
全身疾患にも悪影響を与えます。
せっかく助かった命、
口腔内の環境悪化で失うことのないように
心から祈っております。