結婚してほんの1ヶ月ほどで、夫のおかしな生活習慣が出揃いました。
 
 
 
朝の歯磨き洗顔をしない。
おはようを言わない
(私のおはように、うんと答えてました)
朝食を食べない。
いつもテレビをつけている。特に食事時は必須。
 
 
そして極めつけ。
最初はギリギリに起きていたのが、ついに出勤時間関係なく、目が覚めるまで寝る。
 
 
 
生活習慣は人それぞれなので、本人が快適なことが一番だとは思います。
ですが私にとっては、朝食を食べない以外のことはとても不快でした。
ましてや朝起きないのは、結婚生活を続けて行く自信すら無くすほど
深刻な悩みとなりました。
 
(この朝起きない問題は、その後も何の取り決めもなく
なんとなく毎日同じ遅い時間に出勤するパターンが定着し
子どもが生まれると私も夫を起こしている場合でもなくなり
やがて子どもの登園や登校に引っ張られて、早起きできるようになりました)
 
 
 
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このあまりにも酷い生活習慣は、長年の独り暮らしで自堕落になった・・・のではありません。
夫の独り暮らしは、結婚前の半年あまり。
これは夫の実家の家族の日常だったのです。
 
 
義両親も義兄弟も、宵っ張りの朝寝坊。
昼頃に、ボサボサ髪で目やにを付けたまま家から出てくる義弟とよく遭遇しました。
 
 
おはよう、お休みどころか、
行ってきます、行ってらっしゃい、ただいま、お帰りも誰も言わない。
 
 
食事の時は、全員がテレビを観られる位置に着席。
全員の目線はテレビ画面。会話は味付けについての批評または文句(美味しいとは言わない)
たとえ元旦でも同様です。
 
 
夫と義兄弟たちは、基本的な生活習慣と親しき仲の礼儀、仲良く暮らす方法を、一切親から教わっていなかったのです。
 
 
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結婚後は夫は料理に文句だけは言わず、美味しいと言って食べてくれましたが、
やはり会話はなかったですね。テレビ主導です。
 
 
 
そしてやはりお金の面でも、欲しいと思ったらすぐに買う癖が発動しました。
最初に決めた夫のお小遣いは実態をなさず、固定費と生活費以外は、事実上夫のお小遣いでした。
 
 
この、結婚しても妻にさえ干渉されずに自由にお金を使いたいという感覚。
当時の私には、親が成金で夫はお金に苦労したことが無いから、常識もなく、甘えているのだとしか思えませんでした。
 
 
生活費を出さないとか、固定費の支払いが滞ることは全くなかったのですが
お金について話をしようとすると不機嫌になり、拒まれました。
 
 
私は「足りなくなった」と言っては少額の追加をもらい、
微々たる貯金をしていました。
が、子どもに教育費などのお金がかかるようになると、
そんなことでは乗り切れず
毎月ハラハラドキドキの網わたりで暮らしました。
 
 
妻にさえ干渉されずに自由にお金を使いたい
誰にも何も意見されたくない
 
 
そんな夫の心情の理由を理解するのに
十数年かかりました。
 
 
それって
私が夫に関心が無かったということなのか
それとも夫が私に心を開かなかったということなのか
 
 
両方なのかもしれません。