世界中で最も愛されている

クリスマス・ソング

秘密のお話

 

 

 

 

  赤鼻のトナカイ

 

 

1949年のクリスマスの週に、米国のチャートで1位を獲得した「赤鼻のトナカイ」は、現在も世界中で愛されているクリスマス・ソングです。

 

1939年、モンゴメリー・ワード百貨店が、ホリデーをテーマにした塗り絵シリーズの一部としてこのキャラクターを創作したことに始まります。彼らは、スタッフのコピーライターであるロバート・L・メイに、塗り絵に添える詩を書くよう依頼しました。

 

ロバートは自身をテーマに詩を書き、「赤い鼻」は、子供の頃に浮いた存在でいじめられていた自分の気持ちを表現していると言います。

 

ロバートは、トナカイを「レジナルド」や「ロミオ」と呼ぼうかとも思いましたが、最終的には「ルドルフ」に落ち着いたそうです。

 

 

  ホワイト・クリスマス

 

 

同上のアーヴィング・バーリンは、この曲を書いた時に、既にその成功を予見していたようです。秘書に、「今まで誰も書いたことのない最高の曲を書いた!」と語りました。

 

実際、ビング・クロスビーの歌った「ホワイト・クリスマス」は、5000万枚以上を売り上げ、史上最も売れたクリスマス・ソングであるだけでなく、史上最も売れたシングル曲として知られています。
 

しかし、アーヴィングは、エルビス・プレスリーがカヴァーした「ホワイト・クリスマス」は非常に嫌っていて、ラジオ局がプレスリーのカヴァーを流すのを阻止しようとしました。

 

「ホワイト・クリスマス」について書かれた曲でありながら、この曲が作られたのは夏で、わずか18分で作られたそうです。

 

 

  ラスト・クリスマス

 

 

イギリスの人気男性デュオ、ワムの「ラスト・クリスマス」は、1984年のある日、ジョージ・マイケルとバンド仲間アンドリュー・リッジリーがマイケルの両親を訪ねていた時、マイケルは突然2階の子供部屋へ駆け込み、約1時間で書き上げたと言われています。

 

世界中で愛されているこの曲が、イギリスで1位になったのは、実は36年目のことでした。アメリカでは、マイケルが突然亡くなった後の2016年のクリスマスの日に、ついに「ホット100」に初登場しました。

 

実はクリスマス・ソングでありながら、詩の中に、クリスマスを連想させるようなサンタクロースやトナカイ、ツリーなどは出てきません。1年前のクリスマスの日、愛する人に心を捧げた男性が、翌日には失恋し、今年は思い出から立ち直ろうとしている姿を歌ったものです。

 

ワムは、バンド・エイドのチャリティー・ソング「Do They Know It's Christmas?」と同じ年にこの曲をリリースしたため、この曲の収益もすべて同じエチオピア飢餓救済活動に寄付することにしました。「Do They Know It's Christmas?」よりも多くの資金を集めたそうです。

 

 

おまかせPick

 

 

 

 

楽天市場

 

楽天市場