三菱が新しい冷蔵庫の広告を放送していた。見ていて、奇妙に感じたのが、
smart qualityという標語である。これは英語として成立するのか、私には分からない。「高性能の質」ということなのだろうか。しかし、smart という
quality を表す形容詞がqualityという名詞を修飾するのはおかしいのではないだろうか。smartphone にならって、smartfridge とでもすれば、分かるのだが。
また、stocker という変な英語をつかっていた。ホームページを見ると、「氷点下ストッカー」とある。おそらく、冷蔵庫の中のコンパートメントの一部をストッカーと呼んでいるらしい。しかし、ストッカーは、冷蔵庫に食品を「ストックする人」を指す。それからすれば、「氷点下のストッカー」は、ストックする人そのものが「氷点下」に置かれていることになってしまう。死んでしまうぞ。
三菱の広告部門もそうだが、これを担当した広告会社も、変に思わなかったのか不思議である。少しはnative check を活用すればいいのに。